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第42回「デジタルを活用した「伝わる市政・市民の気軽な意見発信」の実現」

UPGRADE with TOKYO 第42回(テーマ「デジタルを活用した「伝わる市政・市民の気軽な意見発信」の実現」)を開催しました

東京都が抱えるさまざまな課題の解決に向け、これまでにない製品・サービスをスタートアップ企業が紹介するピッチイベント「UPGRADE with TOKYO」が11月19日(火)に開催されました。
第42回目となる今回のテーマは「デジタルを活用した「伝わる市政・市民の気軽な意見発信」の実現」。市民と自治体をつなぐオンラインプラットフォームやコミュニティサービスを持つ企業5社がピッチに臨み、市民参加型合意形成プラットフォームを提案した株式会社Liquitousが優勝しました。

サイレントマジョリティも含めた市民の声の可視化

東久留米市では「オンライン市役所」サービス開始等のDX推進を加速しております。
デジタル化の取組を進めていく中で、デジタルを活用して市の取組や方向性をわかりやすく伝えながら、市政に関心の高い方のみならず幅広い方々から意見収集を行い、収集した意見を施策に反映していくことで、よりよい市政の運営を実現することを目指しております。
そこで、これまで特にご意見をお寄せいただいていない方(サイレントマジョリティ)も含めた幅広い方々に対して、市の考えや計画の内容を理解してもらい、時間や場所問わず気軽に市政へ参加できるような仕組みづくりを実現するためのサービスを募集しました。

■優勝社:エントリーNo.5 株式会社Liquitous
『より幅広い市民参画を実現する基盤として。市民参加型合意形成プラットフォームのご提案』
 
優勝した株式会社Liquitousが提案したのは、オンラインの市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」です。
「Liqlid」は市民に対する行政からの情報提供、市民による意見表明、市民と共に行政の施策案ブラッシュアップの関与・協働ができるサービスです。ピッチでは、市民の関心事項や問題意識を抱えていることなどを付箋のようなイメージで投稿ができる「意見収集」の機能、市民に対して東久留米市の取組や計画を伝えるために各種広報PRコンテンツの作成・運用を行う「情報発信」の支援、AIによる収集した意見の分析や自治体公式LINEと連携ができる「分析/通知」機能が提案されました。
 
本ピッチにおいては、東久留米市の取組や計画が市民にわかりやすく情報提供ができるか、これまで特にご意見をお寄せいただいていない世代も含めた幅広い市民から意見を収集することができるかという点が重視されました。
中でも、情報提供から意見収集・分析を一気通貫でサポートできる点が評価されたことのほか、ソリューションの活用により、市民と東久留米市が一体となってよりよい市政の運営を実現していくことが期待され、株式会社Liquitousが優勝しました。

今後、優勝した株式会社Liquitousと東久留米市との間で協働プロジェクトの実施内容・スケジュール・費用等を定める協定内容の協議が行われ、本格的に協働がスタートしていくこととなります。

■エントリーNo.1  Polimill株式会社
『市政と市民のためのデジタルプラットフォーム』
Polimill株式会社は、市の計画をわかりやすく伝えるUIと、投票やコメント機能で市民の参加体験を提供し、市民参加を通じて市政運営を支援するプラットフォーム「Surfvote」を提案しました。

■エントリーNo.2 株式会社PoliPoli
『デジタル広聴の未来:「参加しやすさ」を追求した市民視点のアプローチ』
株式会社PoliPoliは、市民が簡単に行政参加ができ、自由に意見出しや議論を深めることができるオープンプラットフォーム「PoliPoli Gov」を提案しました。

■エントリーNo.3 株式会社カスタメディア
『700の実績が生んだ「型」で実現する市民協創プラットフォーム〜 AIと伴走支援で作る、誰もが参加したくなる市政 〜』
株式会社カスタメディアは、700以上のプラットフォーム構築実績のノウハウを「型」として活用し、低コストかつ迅速に構築できる市民参加プラットフォームを提案しました。

■エントリーNo.4  AGREEBIT株式会社
『自動司会AIにより意見を簡単に大量に集める』
AGREEBIT株式会社は、AI技術を使い多くの意見を集め・見える化することができるオンラインディスカッションプラットフォーム「D-agree」を提案しました。

今回のピッチイベントは、東久留米市の市政情報を市民に理解してもらい、時間や場所を問わず気軽に市政へ参加できる仕組みづくりを実現するソリューションを募集するものでした。
優勝した株式会社Liquitousとの協働プロジェクトを通じて、これまで特にご意見をお寄せいただいていない方も含めた市民の声を収集し、その声を東久留米市の施策に反映していくことで、よりよい市政運営が実現していくことを願っております。

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