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第44回「パラスポーツ競技団体、企業等をつなぐマッチングプラットフォーム」

「パラスポーツ競技団体、企業等をつなぐマッチングプラットフォーム」
UPGRADE with TOKYO 第44回(テーマ「パラスポーツ競技団体、企業等をつなぐマッチングプラットフォーム」)を開催しました
東京都が抱えるさまざまな課題の解決に向け、これまでにない製品・サービスをスタートアップ企業が紹介するピッチイベント「UPGRADE with TOKYO」が12月16日(月)に開催されました。 

第44回目となる今回のテーマは「パラスポーツ競技団体、企業等をつなぐマッチングプラットフォーム」。
コミュニティ形成やマッチングプラットフォーム構築等を主な事業とする企業5社がピッチに臨み、自社の共助共創プラットフォーム「サステナNet」を活用したマッチング・協働促進施策を提案したICHI COMMONS株式会社が優勝しました。

パラスポーツ競技団体が抱える課題解決に向けたマッチングプラットフォーム構築
東京都は、パラスポーツを通じた共生社会の実現を目指し様々な取組を行っています。中でもパラアスリートの活躍は、障害の有無に関わらず誰もが活躍できるという気づきにつながることから、選手の活躍を支える競技団体の存在が重要であると考えています。

しかし、パラスポーツ競技団体は、体制・財政的に厳しい状況で、大会スポンサー・サプライヤーの獲得やボランティア人材・団体運営職員の不足、競技用具開発、練習場所の確保など様々な課題があり、解決に向けて協力してくれる企業等とのつながりを求めています。
一方で、都では、パラスポーツの普及を目的にパラスポーツ応援プロジェクト「TEAM BEYOND」を発足させ、パラスポーツの認知度や興味関心を高める取組を展開しています。現在「TEAM BEYOND」には、1,200以上の企業・団体メンバーに登録いただいており、メンバー同士の交流やパラスポーツ競技団体との連携を促進していくことが重要と考えています。

そこで、パラスポーツ競技団体や企業等の交流及びマッチングを促進するプラットフォームを構築し、そこでの協働を伴走支援するなど、パラスポーツ全体を一層活性化するような提案を募集することとしました。

■優勝社:エントリーNo.2 ICHI COMMONS株式会社
『『ヒト・モノ・カネ・情報というリソースの偏在を解消し、誰もがパラスポーツ活性化の主役になれる仕組みをつくる』オンラインプラットフォーム』
優勝したICHI COMMONS株式会社が提案したのは、自社が提供する共助共創プラットフォーム「サステナNet」を基盤とした、パラスポーツ競技団体と支援企業とのマッチングや個別の協働案件に対する伴走支援施策です。
プラットフォームに参加した競技団体と企業は、今回の協働プロジェクトに向けて新設する特設ページ上で課題や提供できるアセットを発信し、相互にコミュニケーションをとりつつマッチングを図ります。これらマッチングに向けた情報発信や、マッチング後の個別案件実行に対し、ICHI COMMONSのコーディネーターがサポートを行っていきます。

本ピッチにおいては、競技団体と企業がマッチングするためのプラットフォームを構築することはもちろんのこと、参加者間のマッチングをいかに促進するか、マッチングした後の取り組みを成功に導くためどのような支援を提供できるのか、という点が重視されました。

特に、小規模な競技団体においては運営側のリソースがひっ迫しており、より手厚いサポートが求められることから、団体・企業間におけるコミュニケーションや情報発信の段階から伴走支援を行うこと、民間企業だけでなく行政・自治体・NPO等様々なプレイヤー間でのマッチングを行うプラットフォームを運営している実績があり、協働に向けた柔軟な対応が期待できること等が評価され、ICHI COMMONS株式会社が都の協働先として選ばれることとなりました。

今後、優勝したICHI COMMONS株式会社と生活文化スポーツ局との間で協働プロジェクトの実施内容・スケジュール・費用等を定める協定内容の協議が行われ、本格的に協働がスタートしていくこととなります。

■エントリーNo.1 オシロ株式会社
『「人と人が仲良くなる」を軸に開発されたコミュニティプラットフォーム活用のご提案』
オシロ株式会社は、コミュニティに所属するメンバー同士の交流を活性化させるマッチングプラットフォーム「OSIRO」を活用した競技団体・企業間の協働促進を提案しました。

■エントリーNo.3 株式会社カスタメディア
『700の実績から紡ぐ デジタルマッチング基盤で実現するパラスポーツ共創プラットフォーム〜 AIと伴走支援で繋ぐ、持続可能な支援の輪〜』
株式会社カスタメディアは、700以上の構築実績を活用しながら競技団体と企業をつなぐプラットフォームを構築し、リソースや人材の最適なマッチングを支援し、パラスポーツの持続的な発展の実現を目指す施策を提案しました。

■エントリーNo.4 ノウドー株式会社
『パラスポーツ競技団体と企業をつなぐ、資源と機会の相互創出を目的としたマッチングプラットフォームの提案』
ノウドー株式会社は、独自のマッチングシステム構築基盤をもとに、パラスポーツ競技団体と企業の交流促進を目的としたプラットフォームを作り、競技団体関係者の課題解決と活動活性化の実現を目指す施策を提案しました。

■エントリーNo.5 株式会社つなげーと
『趣味活コミュニティ・プラットフォーム「つなげーと」で、パラスポーツを盛り上げる!』
株式会社つなげーとは、自社のコミュニティプラットフォーム「つなげーと」を運営してきたシステム、ノウハウ、顧客基盤を活かした新たなプラットフォーム構築・コミュニティ運営を提案しました。

今回のピッチイベントは、パラスポーツへの企業の参画と競技団体の基盤強化に向けて、競技団体と企業とのつながりを深め、パラスポーツが抱える様々な課題解決を図るプラットフォームの構築を目指すものでした。

優勝したICHI COMMONS株式会社との協働プロジェクトを通じて、競技団体や企業等による様々な協働が図られ、ひいてはわが国のパラスポーツ全体が活性化していくことを願っております。

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