教科書が変わります
どうもアップグレードです!
ここ数日、多くの小・中学校で保護者会が開催されます。
そこでもお聞きになったかもしれませんが、
4月から中学校の教科書が変わります。
本日は、校舎の様子ではなく
「どのように教科書が変わるのか」について書いてみようと思います。
少しだけお付き合いください。
【ここ10年間の教育】
◆2002年ゆとり教育がスタート。
私はギリギリゆとり教育を受けていない世代です。
#歳がバレます
学校が完全週休2日になると知ったときは正直「ずるい」と思いました。
#お恥ずかしい
塾講師になり、
改めて子どもたちの教科書等を見て驚いたのを今でも鮮明に覚えています。
中学生の教科書を見て
「これは小学校で習ったような…」「もっと絵が少なかったような…」「英語の教科書の登場人物のクオリティが高い!」などなど
とにかく驚く事がたくさんありました。
「ゆとりを持った教育を!」という事で始まったのですが
今度は学力低下が叫ばれるようになり2011年~2012年で「脱ゆとり」
教科書の内容が1.4倍に増えました。
ここから「大学入試改革」が始まったのです。
今までは学習指導要領が変わりそれに伴って入試が変わるというのが一般的でしたが、今回の改革は「センター試験を廃止し大学入学共通テストを実施する」とういうように、試験が変わる事に伴って指導要領を変えることになりました。
現中3生まで大きな変化はありません。しかし現中2生は新しい教科書を扱うこともあり大学入試の問題も大きく変わることが予想されています。
◆新指導要領の変化
指導要領が変わり評価される観点も変わります。
①知識及び技能
②思考力・判断力・表現力
③学びに向かう力・人間性など
学校で行われる定期テストでは①②を評価する事になり
今までの「意欲・態度」が③に入るようです。
#個人的に「学びに向かう力」が最も重要だと思っています
#大人になってから日々学ぶことの大切さに気がつきました…
この変化により定期テストで
思考・判断・表現の配点がこれまでは3分の1であったところが
2分の1まで増える見込みとなっています。
#これは結構大きい変化です
これまでも「詰め込みではない教育を」という流れはありましたが、
なんだかんだ言っても、やはり評価は「点数」中心。
知識の量を問うような事が多かったかと思います。
しかし、今回の改訂によって
今まで以上に知識以外の部分が評価対象にりそうです。
すなわち「点数だけとれる子」は評価(内申点)が低くなる可能性があり、
反対に「点数は取れなくても意欲的に学び、他者と協働しながら自主的に学べる子」は評価(内申点)が高くなる可能性もあります。
実は、西台&蓮根 学習塾アップグレードの8つ特長の多くは、ここを見据えて作られています。
【何がどう変わるのか】
このような歴史と変化で各教科はどう変わっていくのでしょうか。
①思考力・判断力・表現力の育成を重点化する
教科ごとにきっちりわけるのではなく教科を横断した内容が増える。
②日常生活との関連が増える 例)会話文・論理国語など
読解力や表現力の必要性がます。
すでに入試やテストでも日常生活の場面や会話文の量が目立ち、
2022年度に入学する高校1年生から「現代の国語」「言語文化」が必修となり、高校2年生になると「論理国語」という選択科目が登場。
この科目の目的は「実社会において必要となる、論理的に書いたり、批判的に読んだりする資質・能力の育成」です。
③英語が難化
英語の変化が最も大きいのは確かですし、難化する可能性はあります。しかし、英語に関しては「教育業界が不安を煽りすぎ」という気がしています。実際の授業や定期テスト、入試にどれだけの影響が出るのかは、少し注意してみていく必要があると個人的には考えています。
#不安を煽るではなく、ポジティブに考えれば、学校で実社会に生かせる英語を学べるなんて素晴らしいこと
#羨ましい
英語など、科目ごとの話になると長くなってしまいますので、本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただきありがとうございました。
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