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西台&蓮根 学習塾アップグレード 2021年度入試の概況⑤

どうもアップグレードです!

今回は「2021年度(昨年度)高校入試の概況」の最終回です。

最終回の今回は
板橋区にお住まいの方に関係のある私立高校情報」について
お伝えします。

詳しい内容は6月19日(土)15:00からの全体保護者会でもお伝えしますし、
不明点があればその際にお尋ねください。

また、①からの続きになりますので
以前の記事をご覧になられていない方は、まずは以下の記事をご確認ください。

板橋区にお住まいの方に関係のある私立高校情報

早速、板橋区にお住まいの方々に関係のありそうな私立高校の
昨年度の入試概況をお伝えしたいと思います。

【男子校】

城北高校は昨年まで、推薦・一般合計の応募者数は前年並みが続き、安定的に推移していましたが、今年は増えました。本郷高校が募集を停止して受験生が流れ込んだ面もあります

日大豊山高校は一般入試とは別に実施していた特進入試を取りやめ、一般入試の得点で、希望者に特進判定をするように変更したほか、一般入試日程も変更しています。推薦も含めた各回合計の応募者数は一昨年が减少、昨年は一昨年並みでしたが、今年は大きく増えています。同校自身の人気も上がりましたが、安全志向の強まりから、 GMARCHレベルの大学附属校の挑戦受験を見合わせた受験生も増えています

正則学園高校は一般入試の科目を3教科から英語必須で国数理社から2教科選択に、チャレンジ入試は作文から英語に変更しました。推薦・一般合計の応募者数は一昨年、昨年と前年並みが続きましたが、今年は减っています。

【女子校】

日大豊山女子高校はA特進、理数S、N進学の3コース制です。各コース推薦・一般合計の応募者数は、一昨年は減少したものの昨年は増加、今年も少し増えて人気が上がっています。合格最低点は各コースとも一部を除いて下がっていて、出題内容との関係はありますが、少し入りやすくなったかもしれません。

安部学院高校は都内唯一の商業科のみの女子校で、推薦・一般合計の応募者数は、一昨年は减っていて、昨年は一昨年並み、今年は再び少し減っています。同校も難度は変化していないようです。

東洋女子高校は特進と総合進学の2コース制です。一昨年、各コース推薦・一般合計の応募者数が大幅に増えて小規模な入試を脱しましたが、昨年今年と減って、再び小規模な入試になっています。一昨年の増加は独自の奨学金制度を拡充して年収約1,000万円の世帯まで実質的に学費を無料とし、それを都内だけでなく近県の生徒にも適用したためですが、国の就学支援金や都県の上乗せ分も拡充されてきて、効果がなくなってきたようです。

【共学校】

村田女子は広尾学園高校と教育提携を結んで学校改革を進めてきましたが、その仕上げとして共学化し、校名を「広尾学園小石川」に変更。コースもインターナショナルと本科の2コースで、インターナショナルコースはさらにAGとSGに分かれる体制になりました。広尾学園高校と同等、同質の教育を実施します。村田女子は商業色の強い学校でしたが、全く異なる学校になりました。各コース推薦・一般合計の応募者数は2倍以上に増えています。特に本科は、すでに広尾学園では中高一貫のみで高校募集を取りやめているため、広尾学園への進学を希望した受験生が多く集まりました

中大杉並高校の推薦・一般合計の応募者数は一昨年、昨年と増加が続いていましたが、今年は減っています。人気が一段落したようですが、安全志向の高まりや挑戦志向の低下も影響しています。一般入試の合格最低点は昨年並みで、難度に変化は見られません。

日大系は内部進学率が低い日大第二高校や、昨年から日大系列校になって、まだ本格的に内部進学がスタートしていない目黒日大高校も含めてまとめて紹介します。

日大第一高校は、推薦・一般合計の応募者が一昨年、昨年、今年と減少が続いています。今年は全体的には日大系の人気は堅調でしたので、学校ごとのカラーで少し受験生が離れているのかもしれません。合格最低点は男女、第一志望・併願とも昨年並みで、難度に変化は見られません。

日大第二高校は推薦・一般合計の応募者が一昨年は减少、昨年は増えていて、今年は昨年並みです。合格最低点も一般A、Bとも昨年並みで、難度に変化は見られません。

日大櫻丘高校は特進(S)と総合進学(G)の2コース制で、両コース推薦・一般合計の応募者数は一昨年が前年並み、昨年は大幅に増加、今年は昨年並みで人気を維持しています。難度面ではS・Gとも昨年並みだったようです。

日大鶴ヶ丘高校は特進と普通の2コース制で、両コース推薦・一般合計の応募者数は、一昨年、昨年、今年と前年並みが続き安定した人気です。本稿執筆時点で合格最低点は未公表ですが、両コースとも難度はあまり変わっていないようです。

昨年、目黒の日出は日大と準付属校契約を結んで目黒日大高校となり、大きく変わりました。進学コース特進、同N進学、スポーツ、芸能の4コース制で、各コースの推薦・合計の応募者数は日出の時も含めてこの4年間あまり変わっていませんが、出願基準の引き上げで難化しています。

淑徳高校はスーパー特進、特進選抜、留学の3コース制で、一昨年は各コース推薦・一般合計の応募者数が前年並み、昨年は増えましたが、今年は減っています。以前よりも進学校としての評価が上がって難化していたことから、全体的な安全志向の中で敬遠されたのかもしれません。両コースとも難度は昨年並みだったようです。

淑徳の系列校、淑徳巣鴨高校はアルティメット、プレミアム、選抜、特進、特進私文の5コース制です。隔年現象が目立つ学校で、今年は順番通り各コース推薦・一般合計の応募者数が増えました。推薦入試の合格最低点は各コースとも昨年並みですが、一般入試は各コースとも合格最低点が上がっていて、出題内容との関係はありますが、少し難化したのかもしれません。

成立学園高校はスーパー特選と特進の2コース制で、今年は推薦Iを3科から3科5科選択に、推薦Ⅱは5科から3科に、一般は5科から3科5科選択に変更しました。各コース推薦・一般合計の応募者数は昨年まで減少が続いていましたが、今年は反転増加しました。人気が戻ってきたようです。合格最低点は科目変更になった入試もありますが、昨年と変わらず、各コースとも昨年並みの難度だったようです。

桜丘高校は特待、特進、クリエイティブリーダーズ(CL)の3コース制でしたが今年から特待コースをスーパーアカデミック(難関選抜コース、特進コースをアカデミック(文理特進)コース、クリエイティブリーダーズコースをグローバルスタディーズ(グローバル探究)コースに改編し、新たにキャリアデザイン(キャリア探究コースを設置して4コース制になりました。昨年は各コース推薦・一般合計の応募者数が前年並み、昨年は減っていて今年は前年並みですから、コース改編の浸透度は今一つだったのかもしれません。合格最低点は昨年とあまり変わっていません。また。新設のキャリアデザインコースは科目が国語と小論文となります

大東文化大第一高校は特進、選進、進学の3コース制です。各コース推薦・一般合計の応募者数は減りました。併願受験生が多く、難度面は各コースともあまり変わっていないようです。

城西大城西高校の推薦・一般合計の応募者数は、一昨年は増えましたが、昨年、今年と減少が続き、人気に陰りが出ているのかもしれません。

豊島学院高校はスーパ一特進、特進、選抜進学、普通進学の4類型制で、各類型の推薦・一般合計の応募者数は昨年まで前年並みが続き、安定した人気でしたが今年は増加しました。増加の中心は普通進学類型です。合格最低点はスーパー特進と特進が昨年並みですが、選抜進学と普通進学類型が上がっています。それでも応募者が増えたわけですから、受験生全体の学力層が底上げされていると言えます。

豊南高校は特進、選抜、進学の3コース制で、各コース推薦・一般合計の応募者数は一昨年がやや滅少、昨年は少し増えて、今年は昨年並みと、安定傾向が強くなってきました。合格最低点は特進、選抜は昨年並み進学は各回とも下がっています。進学は少し入りやすくなっています。特進と選抜は難度に変化はなかったようです。

駿台学園高校は、特選、進学、スペシャリストの3コース制で、一昨年は各コース推薦・一般合計の応募者数が増加、昨年は減少、今年は増加と隔年的な変化になってきました。増加の中心は進学コースです。各コースとも併願受験生が多いこともあって、難度は変わらなかったようです。

武蔵野高校は特進ステージ、進学ステージの2コース制で、各コース推薦・一般合計の応募者数は、一昨年は減って昨年は大幅に増加、今年は减少と、隔年現象が起きています。同校も併類が多く、難度面は両コースとも変わっていないでしょう。

東洋大京北高校は、推薦・一般合計の応募者数が一昨年は前年並み昨年は約5割増でしたが、今年は大きく減りました。今年の減少は直接には出願基準の引き上げが理由ですが、2015年に男子校から共学化してから人気の上昇と難化が続いていましたから、安全志向の強まりでの敬遠もあるでしょう

貞静学園高校は、特進、総合進学幼児教育保育の3コース制で、各コース推薦・一般合計の応募者数は一昨年まで安定していましたが、昨年は減少、今年は昨年並みでした。併願受験生が多く、各コースの難度は特に変わっていないようです。

目白研心高校はスーパーイングリッシュ、特進、総合の3コース制です。一昨年は各コース推薦・一般合計の応募者数が減っていましたが、昨年は増加、今年も昨年並みです。難度面では各コースとも昨年と変化がなかったようです。

東亜学園高校は特進、総合選抜の2コース制です。各コース推薦・一般合計の応募者数は一昨年、昨年と減っていましたが、今年は増加して人気が反転しました。両コースとも合格最低点は昨年並みで、難度面は変わっていないようです。

國學院高校はもともと進学校として定評があった学校でしたが、2017年に一般入試を3回に増やして大人気になり、推薦・一般各回合計の応募者数は一気に1,200名以上増加、2018年、一昨年と3,000名を超える応募者数を記録しました。後ろの日程になるほど実質倍も高いため、昨年はやや敬遠ムードが出て応募者が滅りましたが、それでも2,500名を超えていました。今年は大きく減って、2,000名を切っています。昨年の敬遠ムードが継続しているだけでなく、受験生の挑戦志向が低下している中で推薦の基準が引き上げられたため、警戒感が強まったことが強く影響しています。実際2月19日の一般3回は応募者が半減していて、2月10日から13日あたりまで挑戦受験を続け、19日の同校3回で押さえを考える、といった受験戦略を組む受験生が大きく減りました。

東洋高校は特進選抜、特進総合進学の3コース制です。各コース推薦・一般合計の応募者数は一昨年、昨年と増加が続きましたが今年は減っています。特進の併願優遇を取りやめた影響でしょう。合格最低点は各コース例年並みで変化は見られませんでした。

以上となります。

全体的に「安全志向」や「挑戦しなくなった」という傾向から
昨年まで高倍率だった高校は敬遠されている印象です。

しかし

これはあくまで昨年度の入試です。

今年度がどのような入試なるかは、
予想はできても正確なことは誰にもわかりません。

いまやるべきことは

合格に向けて、日々、努力し続けること。
特に、あと数週間に迫った期末試験に向けて、勉強することです。

その時に
ぼんやりでもいいので、目標があった方が人は頑張れます

今回まで5回にわたって
板橋区にお住まいの方々に関係がありそうな都立高校と私立高校の
昨年度の入試概況をお伝えさせていただきました。

まだ、目標が全く決まっていない方は
今回、ご紹介させていただいた高校から調べてみてはどうでしょうか。

ぼんやりでもいいので、目標があった方が人は頑張れますので

高校入試に関して、
不明点などございましたら、6月19日(土)15:00からの全体保護者会
お気軽にご質問ください。

ここから、多くの高校で塾向け説明会が開催されます。
板橋区にお住まいの方々に関係のありそうな高校には積極的に参加し、
得た情報はどんどんお伝えしていきたいと思いますので、
引き続きよろしくお願いしたします


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