西台&蓮根 学習塾アップグレード 2021年度入試の概況④
どうもアップグレードです!
前回に引き続き「2021年度(昨年度)高校入試の概況」についてお伝えしたいと思います。
以前にお伝えしたように
詳しい内容は6月19日(土)15:00からの全体保護者会でもお伝えします。
①からの続きになりますので
以前の記事をご覧になられていない方は、まずは以下の記事をご確認ください。
「私立高校入試(大きな流れ)」
今回は「私立高校入試(大きな流れ)」をお伝えします。
まず、推薦入試・一般入試を合計した都内私立高校の応募総数は、昨年より約5,800件減少した約98,300件でした。
地区別では23区が約4500件減少、多摩地区は約1,300件の減少です。
未公表校の結果や追加入試結果が公表されるとこれらの結果に上乗せされますが、大幅な減少です。
以前の都立入試のときに記したように、公立中卒業予定者数は2,342名の減少ですが、その減少以上に、私立高校の応募数が減りました。
都内私立高校の応募件数減少の最大の理由は、安全志向が高まり、挑戦志向が低下して私立高校の挑戦受験が減少したことだと考えられます。
しかし、23区の男子校、男女校、多摩地区女子校で、推薦入試の応募者が増えています。「全体に応募件数が減っているにもかかわらず」です。
東京都の推薦入試のルールは、都内生の場合1人1校出願、単願のみですから、他の私立・国立・公立高校を含め、複数校に推薦の出願をすることはできません。
全体が減っている中で推薦が増えたということは、それだけ「早期に安全な学校1校に決めてしまおう」という層が増えた可能性が高いということです。
以前のような、複数校受験して、合格校の中から進学先を選ぶという層は減少したと考えられます。
安全志向の高まりや挑戦志向の低下は、一般入試でも併願優遇、単願優遇といった、公立中学校と私立高校の事前の入試相談も増加していると考えられます。
実際に各校のアンケートでは一般入試の優遇受験の増加がうかがえたそうです。
ここは重要なポイントですが、安全志向の強まりは、今年始まったことではありません。近年の首都圏私立高校入試の1つの流れです。
しかし、21年度入試は新型コロナウイルス感染症の影響で、学習状況に不安を持った受験生が例年より増えたことにより、挑戦を試みようとする受験生が減ってこのような状況になったこと、コロナ禍で地元志向が強くなったために、神奈川県、千葉県、埼玉県といった周辺各県からの東京志向の受験の滅少も影響していると考えられます。
やはり「安全志向」は近年の高校入試の大きな流れです。
毎回記載していますが、
来年度の入試がどのような入試になるかはわかりません。
しかし、「安全志向」ということは、
ライバルたちは志望校を大幅に下げてくる可能性があるということです。
そのような中で
自分が進学したい学校に合格するためには「努力する」しかないと思います。
ここに魔法は存在しません。
「どれだけ本気になって、どれだけ努力を継続できるか」です。
まずは、もうすぐ始まる期末試験で、
前回よりも1点でも多くとるために「本気」になって「努力」してください。
それが志望校合格につながります。
次回は
「板橋区にお住まいの方に関係のある私立高校情報」
についてお伝えしていきます。
不明点などございましたら、6月19日(土)15:00からの全体保護者会で
お気軽にご質問ください。
次回へ続く…