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日常生活から人生まで準備と計画で整える
今回はライフオーガナイズについて。
2011年10月に、ライフオーガナイザー1級の資格を取りました。
が、お片付けに関しては、『得意』とか『できる』とは今でも思ってないんです、わたし。
資格を取った当時のブログでも、
「ライフオーガナイザーになって、人生変わりました!とか言うつもりもないです」
なんてことを書いてたくらいですから。
ただひとつ言えるのは、『思考のパターン』は、ライフオーガナイズを学ぶ前と学んだ後では、ガラっと変わりました。
ライフオーガナイズの中で、『俯瞰(ふかん)してみること』というのがキーワードで出てきます。
空間やくらし、人生を俯瞰し、仕組化していくこと。
文字にするとカタイ感じがしますが、
『俯瞰(ふかん)』とは、高いところから見下ろし、眺めること、という意味。
●今、自分がいる空間を、よいしょ、っと幽体離脱して上から見てみる。
●日々の生活や家の中、自分の行動を、(やっぱり)よいしょ、っと幽体離脱して上から見てみる。
●これから先の人生を、(これまた)よいしょ、っと幽体離脱して年表を眺めるかのように、上から見てみる。
幽体離脱ができるわけではないんですが、そんなイメージということで。
そして『仕組化』の部分。
し‐くみ 【仕組(み)】とは、
1 物事の組み立て。構造。機構。
2 事をうまく運ぶために工夫された計画。くわだて。
3 芝居・小説などで、内容・配置などの工夫。趣向。
(デジタル大辞泉より)
●今、自分がいる空間が心地よいと感じられる構造にする。
●日々の生活や家の中、自分の行動が、スムーズに運ぶように工夫して組み立てたり計画する。
●これから先の人生の内容や、いつどんなことがやりたいか、趣向をこらしたり工夫したりして、計画する。
これはライフオーガナイザーの資格を取得して、わたしなりにわかりやすく伝えるにはどう解釈したらいいかなって考えて表現したもの。
現在ライフオーガナイザーとして活躍されていらっしゃる方からしたら、何を言うてますの、という苦情があるかもしれませんが。
ちなみにわたしは、最初に書いたとおり、お片付けは得意ではないので、その手前の思考を整えたり、計画することをしています。
それがゆくゆく、『片付ける』という行動にもつながっていくので、まずそこから始めるのが大事だと考えているから。
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片付けられなくて悩んでいるわけではないけど、片付け上手ではないと感じている人、多いんじゃないでしょうか。
そもそも、成長していく過程で、親や周りの大人から「片付けの手法」を教えてもらった人っているのかな、って思ってました。
そしてその「手法」だけを学ぶのなら、きっとわたしはライフオーガナイズを選んでいないはずなので。
わたしがライフオーガナイズを学んでいく中で知ったのは、「自分にぴったりの片付けの方法なんて、教えてくれるところがない」ってこと。
雑誌や本を見れば、いろんな方法が書いてある。でもそれが本当に自分にぴったりかと言われたら、何か違う…
でも、何が自分にぴったりしっくりくるのかすら、わからない。
多くの人が、子どもの頃から「片付けなさい」って言われて、それなりに工夫したりしながら、成長しているってこと。
親と一緒に、これはここにしまうとか、きちんと場所を決めたりしてたような気はするけど、それが自分にとってやりやすい、片付けやすい状態だったのか…と思うと、違う。
子どものおもちゃっていつの間にか増えていくものです。
きっちりきれいにしまう(片付ける)ことを良しとするなら、子どもが適当におもちゃ箱に入れるのを許せないかもしれない。もっと分類したり、見た目もきれいにしたいかもしれない。
わたしに合っている(しっくりくる)のは、きっちりしまうことよりも、ざっくり全部が入れられる片付けの方法。
それはライフオーガナイズで「利き脳」という考え方を知ったからこそ、わかったこと。
でも過去、子どもだった自分は、例えば本をきれいに並べてしまえないことに少し悲しくなったり、妹が高さを揃えて見た目もきれいに並べられていたのをみて、わたしはどうしてうまくできないんだろう、って思ったりしてました。
結局のところ、やっぱり根本的に「思考」じゃないのかな?ってところにたどり着いたのは、ライフオーガナイザーの2級を取ったとき。
そこからわたしは、アドバンスカラーセラピーと2本柱で進めていくことを、ぼんやりとイメージし始めてたような気がするんですよね。
お片付けが得意なライフオーガナイザーさんはいっぱいいるはず!
(だってそれが基本のお仕事ですから)
だから、わたしはわたしの得意なところを活かしていけばいいじゃん♪って思ってからは、片付けの手前の「思考を整える」ことや、「時間をうまく管理できるようになる」ことをお伝えするのをメインに活動してきました。
わたしがライフオーガナイザーになったのは、自分自身の人生をより豊かにしていくためのツールとして、必要だったから。
そして、わたしが人生を豊かにしていく、楽しんでいく中で、出会う人の何かのきっかけになれば、それが何よりの励みになるから!
今は「ライフオーガナイザー」という肩書きでの活動はしていません。
(協会がありますので、それに属していないため、肩書きは使用せず)
でも、わたしにとっては最初に学んだ「ライフオーガナイズ」の考え方は、今でもしっかりと残っている基礎。
それを元に「思考の整理」や「時間の管理」を通じて、日常生活から人生まで準備や計画をしてくことで整えていくのをサポートしています。