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仕事をしながら母になる 「ひとりじゃないよ」心がラクになる思考のヒント

「頑張ってる姿、見えてるよ!」そんな言葉を、どれだけの女性が必要としているでしょうか。育児、キャリア、社会の期待——これらすべてを背負いながら生きる日本の女性たちへ、ハーバード大学小児精神科医とボストン大学感染症疫学者が、科学的知見と自身の経験をもとに力強いエールを送ります。本書は、終わりの見えない育児や、キャリアと母親業の葛藤に悩むすべての女性に向けた一冊。共感、気づき、そして実践的なアドバイスが詰まったこの本が、あなたの心を軽くするきっかけになりますように。

リアルな経験と科学的知見が導く「生きやすさ」へのヒント


この本には、日本社会で生きる女性が直面するリアルな問題が詰め込まれています。

第1章:見えないプレッシャーに気づく
対談形式で展開される本章では、社会が求める「理想の女性像」にどう向き合うべきかを語ります。時短勤務の母親への偏見、無意識に抱く「マウント」の正体、仕事と家庭のバランス——こうした問題をどう乗り越えるのか、具体的なヒントが満載です。

第2章:内田舞「馬からおりない」
「子どもを育てながらキャリアを築くことは不可能なのか?」— そんな問いに、著者の内田舞は自身の経験をもとに答えます。妊娠を決意した背景、家庭と仕事の境界線の作り方、夜泣きとの戦い、そして社会に染みついた固定観念との向き合い方。彼女の選択と葛藤を知ることで、自分らしい生き方を見つけるヒントが得られるでしょう。

第3章:塩田佳代子「大丈夫だよ、私もそうだったよ」
コロナ禍での出産、産後うつ、決断疲れ(ディシジョン・ファティーグ)——塩田佳代子が語るのは、母として、研究者として生きることのリアル。科学的な視点を交えながら、どのように心の健康を守り、効率性の呪いから解放されるかを示します。さらに、日々の決断を少しでも楽にする「ナッジ」の逆利用法など、実践的なアドバイスも収録。

「母親だから」、「女性だから」— そんなプレッシャーに押しつぶされそうになったとき、思い出してほしい。本書に詰め込まれたリアルな経験と科学的知見が、あなたの「生きやすさ」につながるヒントとなるはずです。悩みながらでもいい、立ち止まってもいい。この本を読んだあと、少しでも「大丈夫」と思える瞬間が増えますように。

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