残業を減らすまでにやったこと【訪問介護で、1日3時間→1.5時間】
残業を減らすのって、
大変ですよね。
ぼくが今年の1月まで働いていた会社では、
あるときから残業を減らそう
という空気が生まれました。
何か法律の変更がきっかけになったと
ぼんやりと記憶しています。
そのときに本気で取り組んだら、
毎日3時間が当たり前だった状態から、
1時間で済むようになったので、
そのときにやったことについて
まとめました。
チームとして残業削減に取り組むという視点ではなく、
個人として残業を減らすという視点で書きます。
やらないことを決めた
残業を減らしたい
というのはもうずっと考えていることでした。
でもなかなか成果は上がりませんでした。
営業所として継続的に訪問介護を提供し続けるには、
一定以上の売上が必要です。
その売上を立てるためには、
一定以上の訪問介護の仕事が必要でした。
それを減らすわけには行きません。
売上を上げるということと同時に、
その後の発展のため一緒に働くスタッフの
できることを増やしていくこともぼくの課題の一つでした。
そのためには、
自分でやってしまった方が早いことでも、
あえて周りのスタッフに任せるということも必要でした。
それをするには、
教える時間だとか、相談に乗る時間だとか
多くの時間が必要でした。
一度教えれば、
その後は自分でできる人もいれば、
何度教えても同じ質問を繰り返す人もいました。
ぼくは求められれば
ずっと応じていました。
その結果、
時間ばかり無駄にかかっていたと今は思います。
これをやめました。
仕事を覚えたい人にはちゃんと教えました。
そうではなく、
目の前の仕事を片付けたいだけで、
覚える気がない人には
教えるのをやめました。
相談も同様で、
前に進みたい意思がある人の相談には乗りましたが、
ただ不満を言いたいだけの人の話を聞くことはやめました。
具体的にはどうしたかというと、
質問や相談を受け付ける時間を限定しました。
質問や相談は18時半まで。
それ以降は翌日に。
その気がある人は、
それでもちゃんと質問や相談をしてきます。
聞きたいことを事前に整理して、
短時間で目的を遂げていきます。
そうでない人は、
時間内に質問に来ても、
何を言いたいのかよくわかりません。
そういう人には、
聞きたいことを整理してから再度来るように伝えます。
時間を決めて集中して取り組む
訪問介護の仕事には、
現場の仕事と事務所での仕事がありました。
人によりますが、
ぼくの場合比率は半々でした。
事務所での仕事には
頭を使う仕事と、そうでもない仕事がありました。
その辺りを整理しました。
整理した上で
朝の静かな時間を活用しました。
夕方残業して仕事するのではなく、
朝早く出社して、
所定の時間ではやりきれない部分の仕事を終わらせます。
朝のうちに頭を使う仕事を済ませ、
夕方のはそれほど頭を使わなくても進む作業に当てます。
朝は誰もいなかったので、
質問や相談で仕事を中断させられることもありませんでした。
完璧は求めず、はしょる
訪問介護の仕事に、
訪問介護計画書を作るというものがあります。
介護を利用する方やその家族の
カラダの状態や実現したい生活を考えて、
介護の計画を立てます。
大枠はケアマネージャーさんが考え、
その中の訪問介護の部分を
訪問介護事業所が考えて提案するわけです。
訪問介護計画書は定期的に見直して作り直します。
初回の計画書を作るときには、
あまり情報が揃っていないので、
ちょっと大変です。
時間がかかります。
こういう計画書を作る作業は、
時間をかけようと思えばいくらでもかけられます。
完璧なものを作ろうとすると、
必要な時期には完成せず、
どんどん先延ばし。
仕事がたまっていきます。
ぼくはこういう作業をするときに、
ある程度事前に作業時間を決めることにしました。
この計画書を作るのは、〜分でやる。
こうしてみると、
計画書の質が下がると考える人も多くいます。
ぼくもそうなるだろうと思っていました。
でも、実際にはそうでもありませんでした。
30分で作っても、
2時間で作っても成果物に2倍以上の差は出ません。
短時間で作って、
更新のときに見直した方が
ずっとよいものができました。
まとめ
今日はぼくが訪問介護の会社で働いていたときのお話でした。
毎日3時間の残業をしていましたが、
こういうことをすることで、1日1.5時間で済むようになりました。
やらないことを決め、
集中して作業する時間を決め、
作業時間に制限を作ると、
残業が減ります。
残業が減っただけじゃなく、
仕事の質も上がったと感じています。
最後は疲弊してやめたので、
あまり思い出したくないと思っていたのですが、
頭を使ってがんばったことは
たぶんちゃんと自分の資産になるんだろうなと思います。
おまけ
仕事に一生懸命なのはとてもよいことですが、
それで体調を崩すのはもったいないなと思います。
なのでぼくは仕事をやめました。
体調を整えるときに、
どんなことを考えますか?
食事?睡眠?運動?
この本は、
ちょっと違った視点から
体調について教えてくれます。
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