Web3のウォレットとは?UPBOND Walletとは?
こんにちは!UPBOND営業チームです。
UPBONDはウォレット(Wallet)の会社なのですが、Web3界隈の方を除けば、そもそもウォレット…お財布とはなんだ…というような方がほとんどだと思います。
そこで、今回はWeb3初心者の方に向けて、「ウォレットとは何か?」を解説しながら、UPBOND Walletについても深堀りしていければと思います。
なるべく技術的な話は省略しているので、詳細について気になる方は個別に調べてみてください!
Web3におけるウォレットとは何か?
ウォレットをそのまま直訳すると「財布」ですが、Web3におけるウォレットとはブロックチェーン上で発行される暗号資産やNFTなどのトークンを管理するためのお財布になります。
Web3の世界で自分の「資産」を管理するためには、ウォレットが必須なので、ある意味インフラとも言えます。
また、OpenSea(世界的に有名なNFTのマーケットプレイス)を始めとする、Web3のアプリケーション(dApps)にログインする際には、ウォレットを接続することが求められます。
このように、Web3のアプリケーションでは、「ログイン = ウォレットを接続する」となります(なかには、個人情報等のアカウント登録が必要なアプリケーションもあります)。このような意味で、ウォレットはWeb3の世界の「ログイン基盤」であり、インフラということもできるでしょう。
カストディアルウォレットとノンカストディアルウォレット
みなさまの中には、過去にbitFlyerやcoincheckなどの暗号資産取引所でビットコインやイーサリアムなどを購入したことがあり、「すでにウォレットを持っているのかも??」と思われた方もいるかもしれません。実は、ウォレットには「カストディアルウォレット(Custodial Wallet)」と「ノンカストディアルウォレット(Noncustodial Wallet)」の2種類があり、用途が異なっております。
カストディアルウォレットとは
暗号資産取引所で保有しているウォレットは「カストディアルウォレット」に該当します。カストディアルは直訳すると「管理」という意味です。つまり、実世界での銀行のように、自分ではない他社が管理しているウォレットを「カストディアルWallet」と呼びます。
カストディアルウォレットはセキュリティや利便性に優れている特徴があります。(過去には暗号資産の流出事件もありましたが。。)また、暗号資産取引所を通じて作成することがほとんどであり、暗号資産を日本円で購入いただけます。
一方、あくまで他社が管理しているWalletであるため、Web3のアプリケーションにカストディアルウォレットを接続することはできません。実世界でも、銀行に入れているお金を直接、お店に支払うことはできないのにイメージは似ています。
ノンカストディアルウォレットとは
Web3のアプリケーションに接続できるウォレットは「ノンカストディアルウォレット」と呼ばれます。
カストディアルウォレットが銀行であれば、ノンカストディアルウォレットは個人が所有している財布です。ノンカストディアルウォレットは個人が自由にいくつでも作ることができます。(実はインターネットがなくても、PCがあれば作成できます!)
一方、自己責任で管理をしなくてはいけないため、パスワード(もしくは秘密鍵)を忘れてしまった場合、二度と自分のWalletにアクセスできなくなってしまいます。また、悪意を持って作成されたアプリケーションにウォレットを接続してしまった場合、ウォレットに保管している資産を抜き取られてしまうこともあります。そのため、取り扱いが難しいウォレットとも言えるでしょう。
ただ、Web3のアプリケーションに接続するためには、ノンカストディアルウォレットが必要となりますので、もしウォレットをまだお持ちでない場合は、後述のMetaMaskかUPBOND Walletでぜひウォレット作成をお試しください!どちらも無料でお使いいただけます。
ウォレットのデータ
2022年に調査されたデータだと世界で8,000万のウォレットがあるとされています。
(ソース:https://www.researchgate.net/figure/Number-of-Blockchain-wallet-users-worldwide_fig1_359218205)
ちなみに、日本国内のみで使われている決済アプリPayPayのユーザー数は5,500万と発表されています。単純な比較は難しいですが、やはりWeb3のウォレットユーザー数は発展途上と見るのが一般的かと思います。
そのため、一般消費者に向けたWeb3アプリを作る際は、基本的にはユーザーは「ウォレットを持っていない」と考えた方がよいでしょう。
代表的なウォレット
現在、世界で最もユーザー数が多いノンカストディアルWalletは、ConsenSys社が開発する「MetaMask」です。MetaMaskは、PCではブラウザのアドオンとして導入、スマートフォンではアプリをダウンロードすることで導入いただけます。
MetaMaskは基本的なウォレットとしての機能を備えており、非常に安定性が高いです。また、利用者数が多いため、有名なWeb3アプリではほとんどの場合、接続のための口がデフォルトで用意されています。
一方、あくまでWeb3に一定の知見があるユーザーや開発者をターゲットとして作られているため、ウォレット作成のための手順がやや複雑だったり、知識がないと分かりづらい機能(ネットワークの変更など)も一部あります。
そのため、便利ですが、利用ハードルが高いウォレットと認識されることも少なからずあるようです。
UPBOND Walletとは
UPBONDが開発しているUPBOND WalletはMetaMaskと同様にノンカストディアルWalletとなります。
UPBOND Walletの特徴
LINEやGoogleなどのソーシャルログインができる
個人情報を連携できる
ユーザーの方は、ソーシャルログインができるので、ウォレットの管理が大変簡単になります。無料でウォレットを作成できるのでぜひお試しください!
(https://hogehoge.com)
アプリ開発者の方は、UPBOND Walletをログイン基盤として導入いただくことで、ウォレットを持っていないユーザーにもスムーズにWallet作成〜ログインを実施していただけます。また「ログインボタン」のような形でアプリケーションにウォレット接続の口を設けることができます。導入をご検討いただける場合は、ぜひUPBONDまでご連絡をいただけますと幸いです。
また、通常ウォレットは、匿名で作成・運用されるのですが、UPBOND Walletについては、ユーザーの方の同意を得た上でウォレットに紐付いた個人情報を連携していただくことができます。そのため、Web3の世界では本来できなかったデジタルマーケティングやCRMについてもUPBOND Walletを用いれば行うことができます。
上記の機能を通じて、UPBOND WalletはWeb2.0とWeb3.0を繋ぐプロダクトになることを目指しています。
UPBOND WalletをWeb3アプリケーションに接続する方法
UPBOND Walletを作成いただいたあとに、OpenSeaなどのWeb3アプリケーションに接続しようとすると、「接続できるWalletの候補の中にUPBOND Walletがなく、接続できない…」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
ご安心ください!UPBOND Walletは「Wallet Connect」というシステムを通じてWeb3アプリケーションに接続できます。
WalletConnectはウォレットとアプリケーションをつなぐシステムであり、QRコードの読み込み もしくは コピー&ペーストにより簡単に接続が完了します。
QRコードをコピー&ペーストする方法の詳細を説明すると、アプリケーション側でWalletConnectを選択し、QRコードを表示させたあと、「Copy to clipboard」をクリックします。
その後、UPBOND Walletの「アカウント」>「設定」>「アプリケーションに接続」を選択し、コピーしたQRコードを貼り付け、「接続」を押すと完了です。
まとめ
本記事では、MetaMaskとUPBOND Walletの2つのウォレットを紹介しましたが、多くの会社がウォレットをリリースしています。
例えば、最近ではKDDI社が「αU Wallet」をリリースしたことが話題になりました。
ウォレットにはそれぞれ特徴があり、様々なウォレットを作ってみることで違いが見えてくるかと思います。
ほとんどのウォレットが無料で作成いただけますので、ぜひお気に入りのウォレットを探してみてください。
また、UPBOND Walletを気に入ってくださったアプリ開発者の方は、ぜひUPBONDまでお問い合わせください!おトクなキャンペーンをご提案できます!
問い合わせはこちらから!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?