【12/5シティリーグ準優勝】安定セキタンザン
初めまして、ウーパと申します。12/5にバトロコ高田馬場で開催されたシティーリーグで準優勝を達成できたので記念に記事を書きました。使用デッキは安定に寄せたセキタンザンです。全文無料となっているので、興味のある方は読んでくださると幸いです。なお、文中では簡略のため、カード名やデッキタイプ等を略称や非公式用語で表現しています。ご了承ください。
【環境予想】
三神ザシアン・ドガスダイナが割合として多く、その他は小ズガ・セキタンザン・クワガノン系統をはじめとした環境上位~中堅のデッキが幅広く存在すると予想しました。そのため、三神ザシアン・ドガスダイナに五分以上を取ることができ、幅広い相手と戦うことができるデッキ(不利マッチが少なそうなデッキ)が良いのではないかと考えました。
【デッキ選択】
大会に出てデッキが回らずに負けてしまうことはできる限り避けたかったため、「安定性が高いこと」をデッキ選択時の必須条件としました。また、連戦形式の大会において試合中に極力頭を使わなくて済むこと、プレイングミスを減らしたいことから普段から使い慣れているデッキを使用候補としました。上述の環境予想と合わせて、「安定性が高く、三神ザシアン・ドガスダイナに不利を取らない」という条件を満たすようなセキタンザンデッキを使うことにしました。
【デッキレシピ・コンセプト】
初動の安定性をできる限り高め、2ターン目に+90ふんかだん、3ターン目にキョダイガンセキを打つことを目標にデッキを組みました。そのため、デッキの回りに関与しないカードやピンポイントのメタカードは極力省き、回りやすさを最大限重視したレシピにしました。2ターン目にセキタンザンVmax・ヤレユータン・マグカルゴの3匹を場に立てることを目指します。ジラーチ◇コンボは入っていないため、盤面が整った後はボスの指令やグレートキャッチャーを用いてサイドを効率よく取っていきます。数が多いと予想していたドガスダイナには確実に勝ちたかったため、メタとしてフーパを採用しました。不利マッチや相手の上振れへの対策はあまり考えず、勝てる相手にしっかりと勝つことを重視しています。
【当日のマッチング】
〜予選〜 ◯×◯◯◯ 4勝1敗 11位通過
三神ザシアン 先 ○ 6-2
くいだめセキタンザン 先 × 2-5(投了)
妖パーフェクション 先 ○ 6-4
ドガスダイナ 先 ○ 6-3
クワガノンドクケイル 先 ○ 6-0
〜決勝トーナメント〜 3勝1敗 最終2位
ムゲンダイナ 後 ○ 6-1
クワガノンドクケイル 先 ○ 6-0
三神ザシアン 後 ○ 6-2
モクナシダダリン 先 × 4-6
予想通り環境に存在する様々なデッキと対戦することになりました。クワガノンドクケイルに2回も当たったことは驚きましたが、三神ザシアン・ムゲンダイナ系統とのマッチングが比較的多いだろうという読みは当たっていたと思います。不利マッチ以外はしっかりと勝つことができました。また、初動が上手く回らなかったのは予選2試合目だけであり、その他の試合ではコンセプト通りに安定した展開を行うことができました。
【デッキ解説】
各カードの採用枚数とその理由を書いていきます。当たり前のような説明も含んでいるので、気になる部分だけ読んでください。
【ポケモン 21枚】
・セキタンザンV 4枚
初ターンに盤面に出して手貼りをしたいので4枚採用。進化しないとほぼ何もできないため、何が何でも初ターンに出しておきたいです。
・セキタンザンVmax 3枚
序盤〜中盤に進化を立てるセキタンザンは基本的に1匹だけですが、進化できないと技を打てないためサイド落ちも考慮して3枚採用です。素引き3枚+ポケモン通信4枚では2ターン目の進化に不安がありましたが、現物4枚採用は進化を立てたあと無駄になることが多いと感じました。そこで、擬似的な4枚目としてマグカルゴにもなれるしんかのおこうを1枚入れました。
・ネギガナイトV 1枚
優秀なサブアタッカーです。ストーン闘を数枚つけることで様々な相手の技を耐えることができます。ふんかだんでは倒せないGX・Vポケモンの多くを倒すことができる点が非常に便利です。使わないマッチもあることや、このポケモンでスタートしたくないことから1枚採用としました。
・ディアンシー◇ 1枚
混沌のうねりが貼られている状況でも、大きなおまもりが付いたザシアンをキョダイガンセキでワンパンできるようにするため採用しました。ツールスクラッパーとの選択でしたが、ボールやキャプチャエネから触れる点、ポケモン通信の素になる点、デデンネクロバットスタート率を減らせる点からディアンシーを採用しました。その他の使い方として、vs小ズガにおいてディアンシー+カウンター道場が乗ったふんかだんでオドリドリやズガドーンGXを倒すプランも考えていました。
・フーパ(あくのいましめ) 1枚
環境メタカードです。ドガスダイナに対する勝率を上げるために採用しました。相手に後1かくせいをされてしまうとエネを仕込めないため+90ふんかだんが打てません。そのため、場に出して1エネ手張りするだけでマタドガスを(多くの場合で)2パンできるフーパを採用しました。バッドポイズンの毒ダメージを3回耐える点も偉いです。当日のvsドガスダイナでは、狙い通りにこのカードを活躍させて勝つことができました。vsドガスダイナの他にも、vsマッドパーティーでアタッカーとして使うこと、vs小ズガでジラーチやオドリドリを格闘道場込みで倒すことを考えていました。
・マグマッグ(マグマでかこむ) 3枚
全ての試合でマグカルゴを場に2匹立てたいこと、三神ザシアン戦では可能であれば合計3匹立てたいことから3-3ラインで採用しました。ジラーチや草ポケモンなど炎弱点のポケモンに対してカウンター道場で100ダメージ出る点、いれかえ手段を切った相手を縛れる点、風船で逃げられる点からマグマでかこむのマグマッグにしました。
・マグカルゴ 3枚
このデッキの核です。ボスの指令で狩られやすいポケモンであるため、盤面に2匹立てることを狙います。現物を3枚採用し、擬似的な4枚目としてしんかのおこうを入れました。
・ヤレユータン 3枚
基本的に場に1匹だけしか出しませんが、遅くとも2ターン目までには出したいこと、スタートした際に強いポケモンである(初ターンに見れるカードを1枚増やすことができ、後1で倒されづらい)ことから3枚採用しました。
・デデンネGX 1枚 クロバットV 1枚
初ターンに進化前を並べることや、2ターン目に+90ふんかだんを打つことはハードルが高く、デデンネやクロバット無しでは全く安定しません。これらのドローポケモンが1枚だけの場合、スタートした際やサイド落ちした際に完全に止まってしまう可能性が高いと判断したため、各1枚ずつ合計2枚を採用しました。両方採用したことにより、手札の状況によってどちらを使うか選択できる点が便利であると感じました。マグカルゴが非常にヘイトを集めるため、デデンネやクロバットがボスで呼び出されることはほとんどありませんでした。
【グッズ 15枚】
・クイックボール 4枚
ポケモンを並べて盤面を作るデッキであるので最大枚数採用です。デデンネやクロバットに確実に触れるカードであるので、相手のマリィやスタンプのケアとして、盤面が整った後でもできる限り残しておくことを意識します。
・ポケモン通信 4枚
この枠はしんかのおこうとの枚数配分やスーパーボールを採用するかどうかで悩みました。デッキ中にポケモンが21枚あり有効に使える場面が多いこと、博士やデデンネの前に切りたくないポケモンを山に戻せること、デデンネやクロバットを持ってこれることからポケモン通信を多く入れるべきだと考え、4枚採用しました。
・しんかのおこう 1枚
擬似的なセキタンザンVmaxの4枚目兼マグカルゴの4枚目として採用しました。2枚入れるとさらに安定して進化できますが、枠がなかったため1枚に留めました。
・ポケモンいれかえ 3枚
殴り初めのターンにセキタンザンをベンチから前に出すためや、ネギガナイトの特性を起動するために使います。ネギガナイトを酷使する際には一枚一枚がとても重要になります。枠があれば4枚入れたいカードですが、マオ&スイレンとふうせんがあることから3枚あれば不足はしないだろうと判断しました。
・ふうせん 1枚
セキタンザンとマグカルゴ以外はふうせんで逃げられるため、剥がされない限り毎ターン使うことができる入れ替え札として1枚採用しました。
・リセットスタンプ 1枚
デッキの回りに関与しないカードはできる限り入れたくありませんでしたが、スタンプは相手を問わず機能する汎用性の高いカードであり、これがあると三神ザシアンや不利マッチに勝てる可能性が上がるため1枚採用しました。じならしにより打ちたいときに確実に持ってこられる点が偉いです。
・グレートキャッチャー 1枚
欲張りカードです。vs三神ザシアンでサイドを2-2-2で取るプランを通しやすくするために採用しました。これは相当な上振れですが2ターン目に博士やマリィを打った後に余裕があった場合、じならしさるぢえで持ってきて使うことができます。速攻がコンセプトのこのデッキとは相性が良く、デッキの最大値を引き上げてくれたカードでした。デッキ内に青っぽい色のグッズが多くサイド落ち確認がしづらかったため、視認性を上げる目的でURにしました。
【サポート 11枚】
・博士の研究 4枚
盤面形成のために先行2ターン目、後攻1ターン目に打ちたいサポートです。2ターン目に+90ふんかだんを打ちたい際マリィでは札が揃わないことが多いため、博士にできる限り触れるように最大枚数採用しました。
・マリィ 3枚
じならしとシナジーがあり、めくれる枚数が博士の次に多いサポートとしてマリィを採用しました。言うまでもありませんが、相手の手札干渉としても重要です。ドガスやクワガノンによる特性ロックやグッズロックを考えると4枚採用したい気持ちもありましたが、ほとんどの試合で初動にデデンネとクロバットを使うこと、序盤は基本的に博士の研究を優先して打つことからマリィは3枚でも足りると判断しました。
・ボスの指令 3枚
ドガスによる特性ロックを解除したいことや、裏のデデンネやクロバットを積極的に倒したいことから3枚採用しました。ボスを3枚採用したことによってサイドプランの選択肢が多くなり、あらゆるデッキに対して戦いやすくなったように感じまました。
・マオ&スイレン 1枚
vs三神ザシアンで、セキタンザンがザシアンに殴られた場合に必要になるため採用しました。回りに関与しないカードであり、2回使わないと勝てない相手はいないと判断したので1枚のみ採用です。グッズに依らない入れ替え手段としての役割もあります。
【スタジアム 1枚】
・格闘道場 1枚
相手のスタジアムを剥がせるように、スタジアムは最低1枚入れておきたいと考えました。無人やラビリンスのような相手を止めるスタジアムよりも自身の強化ができるスタジアムの方がこのデッキに合っていると感じたため、格闘道場を採用しました。道場を1枚入れておくだけでやれることが色々増えますが、サイド先行することが多いので使いたい場面は少ないです。デッキの周りに関与しないカードであり、使えないと勝てないカードでは無いので2枚目を入れる必要はないと判断しました。
【エネルギー 12枚】
・基本闘エネルギー 4枚
ストーン闘と合わせて闘エネルギーは合計8枚であり、少なめの採用となっています。格闘道場をあまり使わないことや、ふんかだん前のじならしでは主にストーン闘をセットすることから基本闘エネは4枚程度で足りると判断しました。
・ストーン闘エネルギー 4枚
追加効果の-20ダメージが非常に強力であり、セキタンザン・ネギガナイトともにこれを数枚貼ることで様々な相手からの確定数をずらすことができます。貼れば貼るほど強いので4枚採用です。
・キャプチャーエネルギー 4枚
キャプチャーエネルギーを4枚採用したことが今回のデッキ構築における一番の正解であったと感じています。キャプチャー4枚採用のセキタンザンのレシピはいくつか見たことがありましたが、キャプチャーは無色エネでありエネルギー加速としては1匹につき1枚までしか有効に働かないことから、今までは2〜3枚程度の採用に留めていました。しかし、シティの数日前に試しに4枚入れて回してみたところ、序盤にキャプチャーに触りやすいことによってさらに安定して盤面を展開できることに気づきました。シティ当日もキャプチャーのおかげで序盤の展開を上手く行えた試合が多かったです。キャプチャーエネはデッキの安定のためにクイボや博士を4枚入れるのと同じ感覚で、最大枚数採用して良いカードだと思うようになりました。
【不採用カード】
・ジラーチ◇ & バリヤード(パントマイム)
盤面にマグカルゴを2匹立てたかったことやデデンネやクロバットをほぼ確実に使うことから、ベンチスペースの管理が難しいと考え不採用としました。コンボ型は試合中にコンボを使うかどうかの判断が要されることもあり使用難易度が高いと感じています。このデッキはボスの指令とグレートキャッチャーを合計4枚採用しているため、しっかりと盤面を作り効率よくサイドを取っていくことで三神ザシアンに対してもコンボを使わずに戦えるようにしています。
・ムキムキパッド
ムキムキパッドが有効に働くケースを考えましたが、小ズガのひのたまサーカスの要求枚数が1枚増えること以外は特に思いつきませんでした。クワガノンの増加を受けて小ズガの数が減ると予想したことや、ほとんどの場合はストーン闘による耐久上昇で間に合うことから採用を見送りました。
・ツールスクラッパー
枠があれば欲しいカードですが、使わないと勝てないという状況はほとんどないと判断したため入れませんでした。道具による耐久上昇で倒せない相手がいた場合、無視して裏を倒すプランを取りに行きます。
・エネポーター
相手のエネルギーのテンポを遅らせるためや、ムゲンダイナのウィークガードを移動させてワンパンするために使われるカードです。相手の妨害よりも自身の展開を優先させたかったことや、最近のムゲンダイナに混沌のうねりが採用されており有効に働く場面が減ったことから不採用としました。
・マナフィ(うみのそうさく)
スタートした時に強いたねポケモンとして1〜2枚の採用を検討していました。試しに入れて回してみたところ、元々足りないベンチをさらに圧迫してしまうことや、バトル場に出すためのいれかえがなかなかできないことが分かりました。ボール系のグッズの枚数を増やした方が効率が良いと考え、不採用としました。
・おうえんタオル等の回復グッズ
上手く使うことでデスカウントGXの回避や複数回技を受ける際の確定数ずらしができますが、vsムゲンダイナではデスカウントをされないような立ち回りをすること、ムキムキパッド同様有効に働く場面が思いつかなかったことから入れませんでした。
【採用検討カード】
・ウィークガードエネルギー
草デッキに対抗するために欲しくなるカードです。入れたからといってそこまで有利になるわけではなく、ようやく互角に持っていける程度です。草デッキがさらに増えるようであれば別のデッキを使った方が良いと思います。採用する場合はキャプチャーエネルギーの4枚目を削ります。
・ともだちてちょう
ボスやマオスイレンを使用するのは主に中盤以降ですが、序盤に博士やデデンネを連打するためこれらのカードは結構な確率でトラッシュされます。ボスやマオスイレンを打てる回数を増やし、終盤の山札を強くするためにもあったら便利なカードであると思いました。初動で使えないカードであるため、採用優先度は高くありません。採用する場合、ヤレユータン3枚目・キャプチャー4枚目・しんかのおこうのいずれかを削ります。
【各デッキ相性と立ち回り】
試合中に考えることを極力少なくできるように、主要デッキに対しては立ち回り方を事前に考え、おおよその動きを決めていました。実際に対戦したことがないマッチについては想像で書いていることや、各デッキに対する理解があまり深くないことから内容の正しさは保証しかねます。あくまでも参考程度にご覧ください。相性判定は完全な主観です。
【三神ザシアン 互角〜微有利】
環境トップデッキであり、最も意識した相手です。相手の動きとしては、オルターを打ってからサイドを2-2-2で取ってくることを想定しています。
・共通
使用するアタッカーは基本セキタンザン1匹のみです。手貼りとふんかだんによるエネ加速を成功させてセキタンザンのエネルギーを最速で伸ばすこと、マグカルゴを継続的に場に2匹立てることを目指して展開します。相手は基本的にセキタンザンを無視してマグカルゴを倒してくるので、倒される都度新しいマグカルゴを立てる準備をします。セキタンザンが殴られた場合はマオスイレンを使うことで1ターン猶予がもらえますが、ザシアンに殴られない場合はマオスイレンを使わずとも攻撃を2回耐えることができます(※ストーン闘1枚以上必要)。ザシアンを倒すことで相当楽になるので、キョダイガンセキが打てるようになったターンからはザシアンを優先的に倒して行き、サイドを2-2-2で取りに行くことを狙います。ベンチはマグカルゴ2匹、ヤレユータン1匹、デデンネorクロバット1匹の4匹までに留め、お守りザシアンをケアするためにディアンシーを出せる枠を空けておきます。相手のクチートGXを常に警戒し、手札にあるたねポケモンはさるぢえや通信などで可能な限り山に戻すよう意識します。ボスとグレキャによりザマゼンタを複数回かわすことができるため、セキタンザンで取れるサイドが6枚分場に見えた際はネギガナイトを使う必要はありません。
・自分先行、相手後1オルター 不利
一番きついパターンです。相手が最速でサイドを進めた場合、後4で試合が終了します。多くの場合相手は後1でデデンネやクロバットを使用しているので、先2ふんかだんをボスやグレキャと合わせて使い、先2.3.4でサイドを2枚ずつとることを目指します。このプランはかなりハードルが高いため、実際に通せることはほとんどありません。そのため、こちらが相手の裏を呼べないターンはマリィを打ち、次ターンに相手にボスやフィオネを打たせない(セキタンザンを殴らせる)ことによってマオスイレンから1ターンの猶予を作ることを目指します。このプランも通せず、相手がマグカルゴ等を最速で2匹倒してきた場合にはリセットスタンプを打ちボスを引かれないようお祈りします。スタンプが通れば勝てる可能性があります。
・自分後攻、相手先2オルター 微不利
相手後1オルターの際と同様に、後2.3.4でサイドを2枚ずつとることを目指します。殴り始めるまでに後1と後2で2回分サポートを使えるため、先2.3.4の場合よりも成功率は高いです。後4までにサイドを取りきれない場合は、相手にボスを打たせないようマリィやスタンプで手札干渉をしながら猶予をもらいにいきます。
・上記以外のパターン 有利
相手が後1オルターや先2オルターを打てなかった場合などは、ターン猶予が増えるためこちらが有利となります。様々なパターンを総合して考えると、互角〜微有利をとれているように思います。
【ドガスダイナ 有利】
最速で後1から特性ロックをかけてくるので、相手のデッキがドガスダイナであるように感じたら早めにフーパを場に出しておきます。被特性ロック中はドローサポートを使いながら盤面を整えていき、フーパで前を殴っていきます。デスカウントGXのケアとして、セキタンザンは殴り始める直前まで進化させないことを意識します。場に出ているセキタンザンVにダメカンを貯められた際はそのセキタンザンVからは進化せず、新しいセキタンザンVを場に出してそこから進化するという手順を取ります。相手が場にイベルタルを置いた場合はボスやグレキャで呼び出し、ネギガナイトで倒しにいきます。デスカウントを決められる可能性が低い状況になったらセキタンザンで殴り始めます。最近のムゲンダイナデッキには混沌のうねりやウィークガードエネルギーが複数採用されているため、ムゲンダイナVmaxをワンパンすることは狙わず、サイドを1-1-2-2と取っていきます。フーパがサイド落ちしない限りは、比較的有利を取れるマッチであると思います。
【セキタンザン 微不利】
相手がコンボ型である場合、マオスイレンは多くても1枚であることやマグカルゴは最大2匹しか立たないであろうことから、マグカルゴを序盤に倒してマオスイレンを使わせないことを狙います。こちらはマオスイレンを活用し、ネギガナイトも絡めてセキタンザン同士の殴り合いに押し負けないように立ち回ります。エネポーター等のミラーの対策カードが入っていないため、先行を取られた場合やこちらの殴り始めが遅れた場合、そのまま押し負けます。
【小ズガ(FTB) 微不利】
カプ・レヒレやムキムキパッド、無人発電所といった小ズガに強く出られるカードを採用していないため、セキタンザンがワンパンされる可能性が比較的高いです。マッチした際には、セキタンザンを前に出し攻撃するターンには必ずマリィを打つこと、セキタンザンにストーン闘を2枚つけて炎エネの要求枚数を1枚増やすことを徹底しようと考えていました。望遠スコープウッウをケアするため可能な限りデデンネ・クロバットは場に出さないようにします。相手が場に特性持ちを並べた場合は、フーパでオドリドリやジラーチを倒しに行くプランを取りに行きます。
【ピカゼク系統 有利】
相手の上振れにより後攻1ターン目にセキタンザンが倒されることがあるため、場にはセキタンザンを2匹出しておくようにします。突然イオルブが出てくる可能性も考慮して、1匹のセキタンザンにエネルギーを集中しすぎないように注意します。
【マッドパーティ 互角】
セキタンザン2匹とフーパで戦います。マオスイレンをはさまないと負けるので、いやしジャマーを置かれた際はフーパで倒しに行きます。
【ルカメタザシアン 不利】
育てたセキタンザンのエネルギーを割られてしまう点、ザマゼンタを倒す手段に乏しい点から極めて不利なマッチです。くちたけんの登場により三神ザシアンに押し負けやすくなったことから使用者は減ると予想していました。
【モクナシダダリン 不利】
序盤はネギガナイトのみで戦い、ストーン闘を2枚以上付けてマオスイ・いれかえ・ふうせんを駆使しながらゴリランダーとモクナシを気合いで倒します(セキタンザンは進化せずに裏で待機しておき、1エネ以上手張りしておきます)。ここまで通すことができ、デデンネやクロバットが相手の場にいた場合は何とか勝てます。そうでない場合はダイアンカーでネギガナイトを倒された後、スタンプを使い相手の入れ替えを阻害しながらセキタンザンでふんかだんを打ちます。入れ替えや回復をされなかった場合、次ターンにキョダイガンセキを当てダダリンを倒すことができます。相手にマオスイレンやライフフォレストを有効に使われた場合は勝てません。
【イオルブ系統 不利】
セキタンザンにつけるエネルギーはふんかだん込みで2枚までに留め、イオルブVmaxにワンパンされないようにします。特性のスリップダメで落ちないようにできる限りストーン闘を貼り、ネギガナイトを活用しながら戦います。
【当日のマッチ詳細】
覚えている範囲で当日のマッチ詳細を書きました。細かい部分は覚え間違えている可能性があります。ご了承ください。
〜予選〜
三神ザシアン 先 ○ 6-2
先1 セキタンザンに手張り、順調に展開
後1 クロバット4ドロー&博士から追加オルターを打たれる
先2 マグカルゴを2匹立て、ふんかだんを三神に当てる
後2 ボスヤレユータンからアルティメットレイでザシアンに加速
先3 新たなヤレユータンを出しながらガンセキで三神を倒す
後3 ボスヤレユータンをされるが、ザシアンを裏に戻してふとうエンド
先4 ボスでザシアンを呼び、ガンセキ
後4 アタッカーを用意できずパス
先5 ボスの指令でガンセキを打ち、勝利
後1オルターを打たれきつい状況でしたが、相手がソーサーを序盤に4枚切ったこと、後3にミスをしたことから何とか勝つことができました。相手のデッキにはフーパが入っておりこちらのマグカルゴを倒せる盤面であったため、後3でザシアンに前を倒されていた場合、先4でスタンプを打った返しにフーパ・エネ・ボスを揃えられたら負けていました。
くいだめセキタンザン 先 × 投了 (2-5)
先1 セキタンザンを出して手張りできたが手札があまり良くない
後1 セキタンザン、ピッピ人形を並べてくいだめエンド
先2 Vmaxに進化はできたがふんかだん打てず
後2 セキタンザン進化できず、くいだめエンド
先3 前のカビゴンにふんかだんを当て倒す
後3 裏のセキタンザン進化、技を打たずにエンド
先4 スタンプを打ちながらボスでマグカルゴを倒す
後4 セキタンザンがキョダイガンセキを打つ
先5 マリィを打ちながらフォールスター(謎行動)
後5 マオスイ打ちながらキョダイガンセキ、ネギガナイト倒される
先6 マオスイを打とうとするもヤレユータンを前に置いてしまったのでパス
後6 ボスガンセキでセキタンザンを倒される、アタッカーがいなくなりここで投了
初動が遅れ、2ターン目にふんかだん→3ターン目にガンセキの流れができなかったことが敗因です。先4はマグカルゴを倒しにいくよりも、相手のセキタンザンに先殴りを入れた方がよかったかもしれません。中盤の立ち回りにもミスが目立ち、ミラーの練習不足による実力差が出た試合でした。
妖MM 先 ○ 6-4
先1 セキタンザンに手張り、順調に展開
後1 スカル団を使用、サナニンフに手貼りからようせいのうたでMMに加速
先2 博士を打ち進化2ラインを立て、ふんかだんを前に当てる
後2 サナニンフが下がり、MMでカレイドストームを打つ
先3 ボスの指令でサナニンフを呼び出し、ふんかだんで倒す
後3 MMのぽかぼかフォール(ミミッキュGX)でセキタンザンが倒される
先4 グレキャでデデンネを呼びふんかだんで倒す
後4 ボスマグカルゴ、カレイドストームでクロバットにウィークガードを移動
先5 キャプチャでネギガナイトを出し、ボスクロバットからフォールスターで勝利
友人とマッチングし、お互いにデッキ内容を知っている状況での対戦でした。1ターン遅れたら負ける試合であったため、先2で+90ふんかだんを打てたことが非常に大きかったです。キャプチャーエネルギーが活躍した試合でした。
ドガスダイナ 先 ○ 6-3
先1 相手のミカルゲスタートを見て、フーパを出しながら展開
後1 クロバットを使い展開し、かくせいを打つ
先2 ネギガナイトを出し手貼りを進め、フーパでマタドガスに削りを入れる。
後2 フーパにバッドポイズンを打つ
先3 フーパでマタドガスを倒す
後3 ミカルゲのくもんのさけびでフーパを倒される
先4 グレキャを使いイベルタルを呼び出し、ネギガナイトで倒す
後4 ドレッドエンドでネギガナイトを倒される
先5 ボスでドガースを呼び、ふんかだんを当て倒す
後5 スタンプを打ち、ドリルとクラハンでエネを2枚割りながらドレッドエンド
先6 要求札を引けたのでボスクロバットからふんかだんで倒し、勝利
序盤にフーパで戦いながら盤面を作っていくというプラン通りの試合ができました。後5に非常に強い動きをされたので厳しかったですが、「スタンプ後にトップドロー合わせた3枚で闘エネかボスを引けば勝ち」という状況で何とか闘エネを引くことができました。
クワガノンドクケイル 先 ○ 6-0
先1 順調に展開、後1マリィのケアとしてさるぢえでマリィをセット
後1 前のクワガノンに手貼りしマリィ&ナイトアセット。サンマ引かれずエンド
先2 マリィの後デデンネを使い盤面を整える。ふんかだんをあてクワガノンを倒す
後2 ケムッソを前にしてエンド
先3 ガンセキでケムッソを倒す
後3 何かを前にしてエンド
先4 さるぢえでマオスイをセットし、ガンセキで倒す。
後4 ハザード進化しながらパラライズボルト
先5 マオスイからいれかえてガンセキで倒し、勝ち
ターフスタジアムが見えた際にイオルブガノンだと思い絶望しましたが、ドクケイル型でした。グッズロックをかけられる前に盤面を作れたこと、マオスイレンがサイド落ちしなかったことから相性有利を押し通して勝つことができました。
〜決勝トーナメント〜
ムゲンダイナ 後 ○ 6-1
先1 ニューラ前、手張りからクロバット1ドローでエンド
後1 フーパを出し入れ替えて、いましめでニューラに30ダメージ
先2 クロバットで4枚程度ドロー、ボスでセキタンザンを呼びエンド
後2以降からはターン経過をよく覚えていません。こちらはマリィを打ちたくなかったことから博士やデデンネで回しましたが、その際にマグカルゴが全て落ちたのでじならし無しで戦うことになりました。こちらの展開も遅かったですが、相手が(おそらく)クロバット2枚サイド落ちしていたことから5〜6ターンほど止まっており、その間にサイドを進めることができました。
運が良かったです。
クワガノンドクケイル 先 ○ 6-0
先1 セキタンザンに手貼りし、順調に展開
後1 ボスマグマッグ、前のクワガノンに手張りしてエンド
先2 デデチェンジからドロサポといれかえを引き、盤面を整えふんかだんで倒す
後2 クワガノンに手貼りしながらまゆがあつまるを使用
先3 さるぢえでマオスイをセットし、ボスを使いクワガノンをガンセキで倒す
後3 前クワガノン、ハザード進化してエンド
先4 マオスイ入れ替えガンセキでクワガノンを倒し、勝利
クワガノンドクケイルに2回もマッチングして驚きました。序盤に盤面を作れたこと、先行2ターン目に+90ふんかだんでクワガノンを倒せたことが大きかったです。セキタンザンにストーン闘が4枚付きました。
三神ザシアン 後 ○ 6-2
先1 ギルガルドVスタート、相手三神に手張りできずふとうエンド
後1 順調に展開して番を渡す
先2 三神に水エネ手張り、ふとうエンド
後2 ふんかだんを前のギルガルドに当てる
先3 三神にオーロラを貼りオルター
後3 ボスの指令でザシアンを呼び、キョダイガンセキで倒す
先4 セキタンザンにアルティメットレイを打ち、ザシアンに加速
後4 ボスの指令でザシアンを呼び、キョダイガンセキで倒す
先5 ボスマグカルゴ、アルティメットレイでザマゼンタに加速
後5 デデチェンジからマグカルゴ進化。グレキャを持ってきてデデンネを倒し勝利
先行を取られましたが、先2オルターを打たれなかったのでこちらが優位となりました。3ターン目からボスとグレキャを使いながらガンセキを連打するという理想の動きが取れ、気持ち良かったです。セキタンザンにストーン闘が4枚付きました。
〜決勝〜
モクナシダダリン 先 × 4-6
先1 ヤレユータン前、ネギガナイトをベンチに出しキャプチャ手貼り
後1 サルノリ前。ダダリンを出しタッグコールグズハラから技で2進化。
先2 スタンプを切りデデチェンジ。マリィで相手ハンドのターフを流してエンド
後2 モクナシに手張り&ボルテージビートから技を打ち、ヤレユータン気絶
先3 ボスでゴリランダーを呼び、ストーン闘を2枚付けたネギガナイトで倒す
後3 ダダリンに手張り、ダダリン進化。やすらぎハリケーンで110ダメージ
先4 マオスイレンを使い全回復、モクナシにフォールスター
後4 ダダリンに手張り、トロピカルアワーGXで160ダメージ
先5 裏にセキタンザンを準備しながらいれかえフォールスターで前を倒す
後5 ダイアンカーでネギガナイトを倒す、裏にサルノリを置く
先6 サルノリをボスで呼び、マグマッグにエネを貼りマグマでかこむ。
後6 進化してロック効果が消え、とちかんで逃げ(草エネ2のため)ダイアンカー。
先7 このターン中に25分経過。ふんかだんをうち次のガンセキで倒そうとする。
後7 エクストラターン。マオスイから入れ替えてダイアンカー、負け
不利マッチではありましたが勝てるプランは事前にいくつか考えていました。手貼り3回から先3ボスでゴリランダーを倒すプランを取るため、先行を選択します。ネギガナイトが後3ダイアンカーで倒されないよう先3までにストーン闘を2枚つけることが必須条件でしたが、ストーン闘を引きにいく過程でさるぢえの使い所を見誤りリセットスタンプを切ってしまいました。結果論ではありますがヤレユータンを場に2匹出してでもスタンプは温存しておくべきでした。スタンプを切ってしまったことによりダダリンを倒して勝つルートがほぼ不可能になったため、マリィで相手を止めてデデンネかクロバットを出してもらおうとしましたがそれも叶いませんでした。中盤以降は勝ち筋がわからず混乱しており、じならしの対象をオモテにして見せてしまうなど相当テンパっていました。途中までプラン通りに進めることができ勝利が見えかけていたので悔しいですが、先5までの動きは正直出来過ぎであり、モクナシにマオスイを使われなかったことも含め相当運が良かったです。確率の低いプランを運良く通せた上で負けたので完敗です。
【おわりに】
ほぼ全試合でデッキを上手く回すことができたので楽しかったです。言うまでもありませんが、自分と相手のデッキ回りやマッチング相性等の運が良かったために勝ち進むことができました。これからはBレギュ落ち後のセキタンザンのレシピを考えていきたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。