マクロライド系
代表選手は何と言ってもクラリス(エリスロシンもほぼ内容は一緒)
禁忌:オーラップ、クリアミン、ジヒデルゴット、アドシルカ、ベルソムラ、CYP3A4系のHIV薬(エリスロシンの禁忌はクリアミン、ジヒデルゴット、オーラップのみ)
副鼻腔炎とか慢性気管支炎とかに少量長期投与がよくみられる。抗菌作用以外にも炎症を抑える作用がある。
インフルエンザウイルスの増殖抑制作用あり。有熱期間を1日短縮。ウイルスの除去。続発性肺炎の予防、フリーラジカルを減少させて重篤化予防。タミフルと一緒にクラリスを出す先生けっこういる。
QT延長を起こしたりすることがあって心疾患ある人で不整脈おこしたことある患者さんに1件だけあったことあるので一応注意喚起しておく。
ドライシロップは酸味あるものと混ぜるとすごく苦い。耳鼻科の先生が少量の重曹とまぜてしゅわしゅわさせる処方書いてるの見たことある。けっこうおいしかった。
ルリッド
クラリスよりは心血管系有害事象のリスクは下がる。もっぱら皮膚科からニキビででることが多い印象。
ジスロマック
3日間飲むことで効果1週間つづく。1000mg分1は効果10日間。1000mg分1は泌尿器科とか婦人科とか性病とかなので投薬注意する。ジスロマックSRは目的が何かわかりにくいので投薬は泌尿器系のつもりでやった方が身のため。
インフルエンザ菌への抗菌力はマクロライドで最強。マクロライドは腸運動をアップするのでおなかの調子が変わりやすい。ジゴキシンとの併用によりP糖蛋白阻害でジゴキシン中毒のリスクあがる。
ジョサマイシン、リカマイシンは最近全然触ってないのでよくわからない。
アセチルスピラマイシンはトキソプラズマで使うことあって、妊娠から出産まで服用させることある。分4で(1-2-1-2)だった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?