【シリーズ 残念な男性vol.2】彼はなぜ座り位置にこだわったのか~初デートの悲劇
久しぶりの残念シリーズです。
今回は、デートでの座り位置の問題です。
では、早速、今回の登場人物情報です。
【登場人物】
男性:Aさん(30代前半)
女性:Bさん(20代半ば)
【状況】
共通の知人主催の飲み会で知り合い、今回が初デート
では、本題スタートです!
その日は、夕方にお会いして少し散歩した後、彼の方から
「夜は何が食べたいですか?」と聞かれたそうです。
彼女は、まだそこまでお腹が空いていないこともあり、
あっさりしたものが良いかなぁと回答。
すると、彼は、少し考えたあと、
「じゃあ、お寿司にしましょう!!」
と言って、彼女をあるお店へ連れて行きました。
そこは、広い駐車場がある和食系ファミレスでした。
彼女は、
“お寿司って言ってたけど、ここ?
でもまぁ、ファミレスなら色々あるし、気遣ってくれたのかな”
と思い、一緒に店内に入りました。
少しだけ待って、席に通されると、
そこは窓際のボックス席でした。
彼女が窓側のソファ席へ、彼は向かいの通路側の席に座りました。
その瞬間、彼が、こっちに来て!と言って、
彼女を自分側の席に座らせようとしたそうです。
彼女は、「この人は、こちら側に座りたかったのかな?」と思い、
席を交換しようと彼の方へ行くと、そのまま何故か隣に座ることに。
彼女が、「あちらよろしければどうぞ」と
窓際席へ彼を誘導するもそのまま横並びで座りたいようです。
そうこうしているうちに、店員さんが水とお絞りを持ってやってきます。
ボックス席に横並びで座る男女を見て、一瞬驚いた表情を見せましたが、
「ご注文がお決まりになりましたらお呼びください」
と去っていきました。
次の瞬間、動揺する彼女に、
彼が発したのは驚きの一言でした。
「こっちからだと夜景が見えるから、一緒に見ようと思って」
「へ…?夜景ってどこですか?」
彼女の目には、窓の外に広がる駐車場しか映っていません。
「あれ、キレイでしょ?あそこの街頭と、車のランプが…」
それ以降の彼の言葉は、もう彼女の頭に入ってこなかったようです。
「私、自分の席に戻ります」と言って窓際の席に戻る彼女に、
やや不満な表情の彼。
ふざけているわけではなく、
きっと彼は、本当に彼女に喜んで欲しかったのだと思います。
その気持ちはとても大切です。
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これは、デート慣れしていない男性ゆえのエピソードです。
誰でも最初は良く分からないし、色んな失敗をしてきます。
こうした失敗も、中高生で経験していたら何てことはなかった。
でも彼は、30代前半。
事前にネットや雑誌で勉強したのかもしれない。
夜景が見えるお店だと女性が喜ぶと書いてあったのかもしれない。
横並びに座ると距離が近づくと書いてあったのかもしれない。
でも、その「夜景」の概念が、そもそも違う。
横に座るというのも、寿司屋のカウンターやお洒落なバーを想定されているということに、彼は気付いていないのです。
なので、そんな「気付いていない」ことを
しっかりと指摘してくれる友人やアドバイザーが必要なのです。
大人になってデート経験が無い(少ない)ことは、
決して恥ずかしいことでもおかしなことでもありません!!
でも、年相応の振る舞いをしないと、うまく行くものもうまく行かないケースが出てきます。
そんな方のサポートをしていきたいなと日々考えている私です。
これからできるようになれば良いだけなので、
恥じることも自信を無くす必要も一切ありません。
お気軽に、ご相談頂きたいです。