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ドイツ留学の不安を払拭する記事(2024年7月版)

はじめに


私がドイツ ミュンヘンへの留学準備を進める際に,大量の「ドイツは大変!」「ビザ,役所が面倒!!役所で怒鳴られる!!」などの不安を不必要に煽る情報がネットに蔓延していました.これは今 (2024年7月) は正しくありません.コロナ直後の一時的な話であり,現在はさまざまな改善がなされました.

古くて不正確な情報を鵜呑みにした結果,私はドイツ留学の直前にかなりノイローゼになったり,前向きな計画ができなくなったりしました.さらに,不必要な準備でお金を無駄にしました.

これからの留学予定者の皆さんが同じ失敗をせずに,留学前も留学中も楽しく充実して過ごせることを願ってこのnoteを書いています.

本 note のコンテンツは,ドイツに関する誤解リストです.
留学生の不安を煽る誤解と,それらの対策を説明します.

ドイツに関する誤解リスト

以下にネット上である誤解(過去の話 or 対策可能)を列挙します

  1. ビザ取得は追い返される(人によっては怒鳴られる)

  2. ビザ取得には帰りの航空券が必須

  3. ビザの到着が遅い(対策可能!!)

  4. 人が無愛想でアジア人差別が酷い

  5. 病院の予約待ちが数週間もかかる

誤解:1, 2
対策可能:3, 4, 5

順に説明します!
1のビザ取得は追い返される(人によっては怒鳴られる)について
→ 一部オンライン化により効率化したため,怒鳴られることはありません.

2 のビザ取得には帰りの航空券が必須 について
→ ミュンヘンでは必要ありませんでした(交換留学生11名に確認)

3 のビザの到着が遅い について
→ ミュンヘンでは 有料オプションの Express をビザ申請の1回目の面会時にお願いすると約10日後に自宅に郵送されます.2024年7月現在では,約30ユーロの追加料金でした.

4 の人が無愛想でアジア人差別が酷い について
→ たしかに無愛想です.特にドイツの東側(ミュンヘンを含む)は保守的だそうです.

アジア人差別もなくはないですが,多くの挑戦的または不機嫌な言動は差別ではありません.ドイツ人には「相手のことは構わずに,自分のいいたいことを不機嫌そうに言う」傾向があります笑 ドイツ人同士でも声を張り上げて各々の主張をしています.(もちろんドイツ人にも繊細な人や気が強くない人がいて,そう言う場面では少しおどおどしています笑)

また,アジア人差別は「気にしいの人 or 現地人のコミュニティに入り込んでいる人 はよく感じる」もののような気がしています.ちなみに,私も気にしいの側の人です笑.日本の友人と歩いて差別的な仕草をされても,友人は気づかずに平然としているが,自分は少しだけ嫌な気分になることも何度かありました.それでも1ヶ月に軽微なものが1回程度でした.

差別を受けにくくする対策としては,
① 留学生や国際経験豊富な人とつるむ
②ドイツ人と一緒に行動する
があります.特に,②だと街の保守的なおっちゃんおばちゃんの目線も和らぎます笑

差別への精神的な負担を軽くする対策としては,
①ドイツには教育制度が原因で,国際理解に関する教育を受けていない人が多いと知ること
(ドイツは10代前半で成績によって大学へ進学できるルートか肉体労働をするルートかに振り分けられる仕組みがあります.ドイツの工場の作業員などは後者で,十分な教育を受けていません.逆に前者の人たちは理解ある人が多いです.)
②すぐ言い返すこと(主張しあう文化なので)
③友達と共有して,自分は悪くないことを再認識すること
などがあります.

5 病院の予約待ちが数週間もかかる について

もちろん救急はありますが,一般的な風邪などでは数週間待ちになることもあります.
対策として,あまり混んでいない日本人医師の自費医療を留学保険利用で受けることができます.もしキャッシュレス診療に対応している保険であれば,お金の心配もありません.(もちろん現地の病院ならほとんど国の健康保険が10割適応されてお金を払わないが)
ミュンヘンであると,http://praxis-drybs.de/ などがあります.(友人が熱を出して利用したそうですが,よかったそうです.)

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