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What's The Correct Angle For Copperplate

さて、まぁアプローチを変えるって話で、全体設計を考えなきゃいけないんだけど、一般にRoundhandのAscendeからWaistline、Baseline、Descenderまでの比は3:2:3で、銅版に転写、つまりCopperplateってなっていったころに2:1:2の比が使われるようになって云々って話を昔聞いたことがあったんだけど、この辺なんかで勘違いしてるかも知れない。検索したんだけどその辺の由来らしきものが見つからない。Copperplateに関して書いてある手元のスクリプトの教科書には1.5:1:1.5つまり3:2:3ですってなってるんだよね……まぁこの辺はあとからどうにでもなるからいいんだけど、傾斜角度はちゃんと決めとかないと全部やり直しになりそうで怖い。

で、その傾斜角度なんだけど55度〜52度の間みたいになってるんだけどこのあたりも諸説あって教科書的には55度ってあるのがいちばん多い感じ、実際その同じ教科書ではそうなってるのだけど、55度ってあるけど計ってみたら54度だったよなって人とか。絶対53度じゃないと駄目。いやいや52度でしょって人までもういろんな話聞く度、何がなんだかよくわからなくなってきて、もうなんか好きにしてって感じ。

というわけなのでGoogle先生にWhat's The Correct Angle For Copperplateって聞いたらさらにこういろんなことをいう人が大勢いるみたいで、ますますわからなくなりました。もう間とって53.5でどうよってことで真面目にカリグラフィーに取り組んでる人には予め謝っておきます。ごめんなさい。ここ決めないと先に進めないんで、やってくうちに最適なところを手探りする感じ。まぁなんかいきなり駄目すぎる話でもうしわけないのだが。まぁ、今回の目的はそこにないのでご勘弁を。


まずフォントをつくるのに一番肝心なところを後回しにしていたみたいになってるのでそこを埋めていこう。

Font Infoダイヤログ。ただ、まぁ設定するところは多い。最初からここで細かいところまで書き込んでいるともうフォント制作に入る前に、ありがとうございましたもうお腹いっぱいです。ってことになります。なので、最初はWindowメニューからFont Infoパネルを開いてこれで設定をする。Font Infoダイヤログと違って、肝心なところのプロパティのみが表示されるので、とりあえずはこれだけでOK。

パネルはダイアログをつかうのにくらべて楽という以外にもいくつか利点もあるのだけれど、今この説明をしだすとまた、話が飛びそうだな……えぇ〜っと、まぁ簡単にいうと2つ以上のフォントのフォント情報を比較、変更できるみたいなことなのだけど、それはまた別の機会に。

パネルの内容は、線より上の部分は、まぁわかるよね。その下のUnits Per eMっていうのは、UPMって略されていわれることが多いんだけど。え〜そうだなどう説明しよう。fontのグリフというのは一般にEmって呼ばれる空間の中で設計されているんだけど、これ昔の活字の名残でEmはもともとポイントサイズと同じ幅高さの、まぁ正方形のブロックのことでEmのmっていうのはその幅のブロックの文字「M」からきていますよっていうのはまぁこれも今更な話なのであれだな〜。ん〜、で、デジタルではこのEmをグリットに細分化するときの単位をUPMで指定する。で、デフォルトでここが1000になっているのは最初のPostScript fontがそういう感じだったってこと。普通にしている場合は、だいたい1文字の情報なんていうのはこのくらいあれば充分だろうと考えられていたってことだ。その当時のマシンパワーとのバランスを考えてもあんまり大きくしすぎると出力できなくなるし、1文字に1000ドットもいらんだろうというのは、今でもまぁ……普通はいらないよね。計算に無駄に時間がかかるだけだ。実際、今では考えられないほどポストスクリプトの出力には時間が掛かった。何十時間も掛けてプリンタ回した結果、1文字間違ってんじゃんみたいなことになったりするとホント泣きそうになるから。もうそこだけ切り貼りするから許してってなる。
現在のTrueTypeのfontformatではここは最大で16384まで大きくすることが出来る。出来るってコトと、推奨ってこととは違うんだけどまぁそこはいいか。大きければより繊細なラインコントロールが可能になるけど、通常はOpenType PSで1000、TrueTypeで2048単位、TrueTypeはパフォーマンスの理由で昔はここは2の累乗になってないと駄目っていわれていたけど現在のハードではまぁあまり問題にならない……んじゃないかと思う。まぁなんでこの話かっていうと、CopperplateみたいにスワッシュがEmを大きく超えるようなグリフを作るときは注意が必要で、垂直方向の座標がEm±1.3xUPMを超えると問題おきるよっていわれていた。今はどうかは知らないけど、それほど事情は変わっていないと思う。スワッシュをかっこよくコントロールしようとする場合このあたりのバランスは大事。もっともFontLabでは内部的に小数点以下をサポートしているので、フォント制作中はあまり気にしなくてもいいはず。なので長々話したけど、まぁなんか無駄知識っぽい話になってるな……忘れてください。というわけで、ここもとりあえず今はデフォルトでいい。多分後から替えても問題ないはず。

Ascender はフォントのアセンダラインで一番背の高い小文字の一番上、Descenderは逆に一番下までのびるフォントの一番下、Line Gapは行間0のときのテキストの上の行の下と下の行の上の行の間の距離でまぁ用はデフォルトの行間、0でもかまわない。Caps Heightは大文字のx-Height小文字のxの高さ。その下のItalic Angleが、あ、今気がついたけどメニューのタイトルのItalicだけ無駄にObliqueしてるな……ま、ここが今回のキモで冒頭でダラダラ検討した結果53.5度でどうよってところ。0で真っ直ぐなので90−53.5で36.5ってなってる。斜体の典型的な傾き角は9〜12度程度って言われているのでこんなに傾けて指定しても大丈夫なのかよくわからない。そもそもCopperplateはItalicって扱いでいいのか……ってそこからかよ。まぁ大丈夫だよなぁ……。Caret Offsetはグリフの傾斜したハイライトを移動して最適な外観にする必要がある量。まぁ、ようはテキストの入力位置を示すときのチカチカするやつの場所。傾きのないフォントの設定はゼロにする必要がある。こいつはスゴく傾くのででこのくらいでいいかなって感じ。Tensionは曲線の張力、ここはまた説明すると長くなりそうなのでとりあえず今はデフォルト。その下の縦横のStemはフォントのヒンティング云々からやらないといけないので……まぁ今は無視でOK。って感じで……その隣のParametersは、まぁ文字作っていく過程で……ってことで、なんか、なかなか進まないなしかし。

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