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くるくるあくる日ひとことくる日 #15 何かしらで望みは叶う

 
 昨年、下北沢で開催されたムーンアートナイトフェスで僕は月のオブジェを見た。

 とても綺麗だった。

ムーンアートナイトフェス


 去年の評判もあって、今年も丁度昨日?か一昨日から開催されているらしい。確か一昨年もやってたと思う。ただずーっと前からではないので、徐々に定着していく素敵なイベントなのかな、という感じ。

 僕は常に地球を楕円の籠と捉えている。地球儀は完全なる球形だけれど、実際の地球はやや伸びていて、楕円形だとどこかで知ったから。そんな地球から僕ら生き物は簡単には出て行くことが出来ない。だから大きな籠。

 もし、飛び出て行けるとしたら月にも行けるだろう。そう、もし、の話。だからロケットなりなんなりが無ければ到底行くことは叶わない。

 けれども、こんな美しいオブジェが地球に降り立って、空に浮かんでいると、行ってみたいと願ったその星がすぐそこにある。これってすごいことだ。

 結局本物には行けてないじゃーん、みたいなツッコミは野暮。本物か偽物かは重要では無く、もし行けてたとしたらこんな感動かもしれないという経験が代替するもので叶っているのだから本物≒偽物ってことでいいのだ。

 こんなことを一例に、僕は到底叶わないと思う願い事のようなものは何かしらで叶うこともあると思うのだ。

 本質、原理主義者?的な人からしたらバカバカしいのだろうか。でもロジックは常に道しるべにはなっても回答やゴールでは無いと思う。だから、『〇〇だから××は△△ではない。よって偽』といった論法はただ自由度を減らしてしまうだけなんじゃないだろうか。もっと砕けて言えば、よかったね。で、それで嬉しいとかそういう得はあるの?――と、僕は思ってしまう。

 そんなこんなで何かしらが僕の望みが歪ながらに叶うことがあるとすれば、それは希望とも言える。だから何かうまくいかないなということがあっても折れずに最後は前向きになれている……(と思う)。

 小難しい話はここまでだとして、期間内にムーンアートナイトフェスにはまた行こうと思う。

 月はいいぞー。

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