夏草のひとりごと #4 擬態的生活希望
スマホの写真を整理していたら昔どこかの水族館で撮影したカメレオンを発見した(記事サムネイル。多分K水族館だな)。
僕は飼育は嫌だけどカエルとか、両生類や爬虫類を見るのが好きだ。
まず顔がまぬけっぽくていい。魚類もそうだ。
まぬけな感じがある一方で、その生態はなかなか賢い。
カメレオンは背景に同調して姿を変える。そうして身を守ったり、エサを取ったりと自分に有利に働く効果を得ている。
天敵はパッと調べた感じ、少なくとも自然界ではヘビや鳥らしい。
色の目利きさえ効いてしまえばパクっと食われてしまうだろう。
にしても見つかりにくいというのはかなりの強みだと思う。
一方で、背景色に馴染むまでに時間がかかるらしく、気軽にお散歩は出来なさそうだ。
そういう意味では、自由気ままに生きているという訳では無いと思う。
自由に飛び回る鳥に対してひっそりと身を潜めて生きるって……。
そんなの最高じゃないか!
限られた環境で、持ち前の特技でうまく生きていく。こういうのがとても素敵だと感じる。
特技を生かしているという点では鳥も同じでは?と思うけど、そうじゃない。
コソコソしてるのがいいのだ。
鳥は7割型自由で、時々上位の敵に負けている。この時々を鳥はあー運悪かったなあくらいに思ってるんじゃないか(ド偏見)。
カメレオンはベストは尽くした……悔いはない。そんな潔さが得られる感じがして。あくまで人間から見ると姿を変えるのはインテリジェンスな機能だから。
ともかく、パワープレイじゃない生態に憧れる。
ちまちま物を書いて、仕事もなんかちまちましてるし。
ちまちまちまちま。
……なんかジメジメしてるのかな。でも毎日不思議と楽しい。
とりあえずお日様の下飛び回るよりは鬱蒼と茂ったジャングルをひっそりと渡り歩く方が性に合ってそうなので、そんな人生を謳歌していきたい。