
秋口のコンシェルジュ#18 帳面汚しという皮肉も効かない
記事を書き続けていくことで思い出す言葉がある。
イタズラに紙を汚すのは止めなさい。そんな言葉。確かな技術を身につけずに創作に手をつけると、ただ紙を無駄に捨ててるのと同じですよという意味が込められている。
そうだなぁと思う反面、ペーパーレスとはいうとものの昔と比べると紙は非常に手に入りやすくなった。
確かなソースは覚えがないが、遠い昔、文を書けるのは偉い身分の人だけ(教養的にも、資材的にも)。
今じゃ誰も彼もが紙を超えてもっと人に伝わりやすいSNSでなんでも書ける。
物を書くなら腕をあげたまえなんて言っても伝わらない。具体的なデメリットが無いのだから。書いた中身の情報によって色々環境は変わるかもしれない。
僕は今は沢山書いてとにかくその中から砂金を見つけようとしている風潮にある。
残念ながらそんな日は考えて書かなければ訪れない。
それでも何もしないということがなかなか出来ないもので。
そろそろもう少しハッキリした文芸で人を楽しませなければと思う今日この頃であった(何故かナレーション風)