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皆さん、こんにちは!
UNZANです。

本日は、私が経営しているお店に「本部を通じて」届いた心温まるお客さまの声をお伝えしたいと思います。


この話は、オーナー夫婦の長男が重度のアレルギーをもって生まれたからこそ対応できた物語です。
ある意味、長男がもらったお褒めの言葉です。ちなみに、長男は今も元気です(笑)
今回の接客は、店長でなければ出来なかった事例だと思います。


<パンコーナーで悩んでいる親子>

コンビニは、入口からみて奥の方にパンコーナーはあります。
その一番奥にある、パンコーナーで一組の親子が商品を選んでいました。
親子と言っても、お子様はベビーカーで元気に手足を動かしている「離乳食を終えたぐらい」の元気なお子さんでした。
しかし、お母さまの顔はどこか曇っていました。
そこで、たまたま品出ししていた店長が話しかけることになりました。

<実際の物語>

店長「何かお探しですか?」
母様「子供がアレルギーなんですが、うちの子供でも食べれるパンは無いかなと」
店長「小麦だめかな?」
母様「そうなんです」
店長「お米は?」
母様「大丈夫です」
店長「米のパンの取り扱いないんです」
母様「そうですよね」
店長「私の息子もアレルギーひどかったから分かりますよ!」
母様「え?!」
店長「最初、お医者様がびっくりするぐらいアレルギーだらけで」
  「”ラムネ”ぐらいしか食べれるものがなかったんです(笑)」
母様「そうなんですか」
店長「でもね、今じゃ”生卵””ごま”ぐらいになりました」
  「母親って、すべて自分の責任に感じちゃいますよね」
  「でも、必ず治るから”今が苦しい”だけですよ」
母様「ありがとうございます!」

<実際のお褒めの言葉(要約)>

そちらのお店に行き、商品を探していたら店長さんに話しかけられました。
そこで、会話の流れから子供のアレルギーの話になりました。
残念ながら、私の子供が食べるものはありませんでした。
しかし、店長さんの実体験を話していただき、途方に暮れていた私の気持ちが明るくなりました。
子供のアレルギーが治って、何でも食べるようになったら最初の買い物はこのコンビニに来ます!

<背景>

私たち夫婦の長男は、生まれつき「乳製品」「小麦」「米」「そば」「コーン」などの炭水化物がすべてアレルギー反応出ていました。
最初のころは、普通の粉ミルクを飲ませていました。
しかし、上の子供たちではあり得ないほど、下痢をする子供でした。
アレルギー検査を行える月齢になって調べてみると、驚愕の事実でした。
調べた30項目すべてアレルギー反応が出ていました。
そしてすべての項目が本来ならば「除去食」をしなければならない状況でした。
お医者様も「食べれるものが無い」という状況で困っており、「米」は数値が他の項目から比べれば低いため、生きるためにアレルギーのある「米」を食べていました。
ちなみに、「ラムネ」はアレルゲンが殆ど入っていない優秀な食品です。
息子は、おやつと言えば「ラムネ」でした。
幼少期は、「白米」「ラムネ」「アレルギー用の粉ミルク」だけで生きていました。

<まとめ>

今回のお褒めの言葉は、長男の経験がなければ例え同じ言葉をかけても、お母さまには伝わらなかったと思います。
実体験があったからこそ、店長の言葉に「強さ」「やさしさ」が言霊として伝わったのでしょう。
真の接客とは、接客する側の人生経験が必要なのかもしれませんね。
あのお子様が、元気ですくすく育ってアレルギーを克服している事を切に願います。


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