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コンビニの立地、結局開店してみないとわからない・・・

皆さん、こんにちは!
UNZANです。

本日は、私が所属するチェーンで開業した一軒のお店の話をしたいと思います。
その店は、完全な住宅立地です。
誰もが、ハズレ物件だと思っていたこのお店、開業してみると意外な結果でした。
この一件は、これからコンビニ加盟を考えるオーナーさんにとって、教訓が学べる事例ではないかと思い、今回記事にしました。

<私が加盟する前から、オーナーを募集している物件>

私が加盟した頃は、 全てのチェーンでオーナーが不足している時代でした。
今は、不況になったせいか、本部が加盟店の事を優しく大切にしてくれるように見えるようになったおかげか分かりませんが、 オーナー希望者が増えています。
私のチェーンで、私の地域では本当に新規オーナーさんがたくさん待っているそうです。
実際に、 私たちも三号店の打診は全くありません。
コンビニが飽和状態になった見方もありますが、飽和状態になった意味が違うと思います。
お客さんがいないのではなく、 本部としてこれ以上新規出店する体力がなくなってきている気がします。
そんなこんなで、そのお店は私が記憶しているだけで3年間ほどオーナーが決まりませんでした。
そして今年、新規オーナーさんがオープンをさせました。

<私が見たイメージ(オープン前)>

かなり厳しいと思いました。
幹線道路からも少し離れており、たまたま通ることはあまりないような場所です。
遠くからの看板視認性も良くありません。
そして、商圏人口もかなり少なめだそうです。
極めつけは、近年の地方のコンビニしては駐車場が狭いことです。
こんなネガティブ情報だらけのお店でした。
日販が取れるとは思えない立地でした。
人財費や廃棄費用などをあまりかけずに、細々とやってくイメージのコンビニ立地に思いました。

<本部側のイメージ>

あの物件は、大手3社が新規店舗をこぞって増やしていた時期に契約した場所だそうです。
今よりもかなり、社内基準も甘かったと聞いています。
その甘い基準の中でも、多くの担当者から「本当に大丈夫か?」と言われる物件だったそうです。
私が加盟する時にも、一応あることは担当者から聞いていましたが、 全くお勧めできないと本気で言われました。

<結果>

いい意味で、 期待を大きく裏切っています(笑)
日販自体はかなり好調だそうです。
本部社員・ベテランオーナー・私、ほとんどの方が「 ここは駄目だろう」と思った場所でも、蓋を開けてみたらびっくりすることは、コンビニ業界ではよくある話と言われています。

<教訓>

それでも、 立地はとても大切です。
立地が悪すぎたがために、大変苦しい思いをしてるオーナーさんもいっぱいいます。
今回の事例は、かなりレアケースだと思います。
もし今コンビニ加盟を考えてる皆さん、「立地と言われてもわからない」が本音だと思います。
でも、それを決めるのもオーナーです。
その決める責任が、 オーナーにはあるのです。
本部は、場所を用意し選択権を与えてくれるだけです。

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