Discordコミュニティで貢献度を可視化する方法
DAO運用をサポートするスタートアップUnyteです
UnyteではオンチェーンのDAO構築のためのSaaSのほか、「参加者の貢献を評価することが難しい」というDAO特有の課題を解決するため、Discordコミュニティ向けのDiscordBOTを提供しています。
この記事ではDiscordBOTに焦点をあて、その機能や実用例について解説していきます。Discordでコミュニティを運営されている方必見です!
<こんな方に読んでいただけると嬉しいです>
Discordコミュニティの運営またはDiscordコミュニティで活動している
今後コミュニティを活用した事業に興味がある
<この記事を読むと>
DiscordBOTシステムについて理解することができます
コミュニティの仕組み化の事例を知ることができます
Unyteの考えるDiscordコミュニティの課題
Discordを活用したコミュニティやDAOの事例が広がる中、コミュニティ運営には大きな課題が2つありました。1つ目はコミュニティで誰がどれだけの貢献してくれているのか測定できていないこと、2つ目は貢献度に応じて還元を行う仕組みがないことです。
DAOのようなメンバーそれぞれの自律的な活動を促すコミュニティでは誰がどれだけの貢献度をしてくれたのかをオープンにし、メンバーそれぞれの活動を活性化させていくことが非常に重要です。
しかしDAO型のコミュニティには以下のような特徴があります。
コミュニティメンバーが多い(+人の入れ替わり)
コミット量に差がある
コミュニティに必要なタスクや貢献方法が多岐に渡る
例として、プロジェクトを広める活動を促進するため、「SNSでの拡散」「イベントなどの提案・計画」「イベントの実施」などの活動を行ってくれたメンバーをそれぞれ評価したいとします。
この場合、誰がどれだけの活動をしてくれたのか、全ての情報をスプレットシートなどに記録し、更にそのうえで活動内容がバラバラなメンバーそれぞれの相対的な貢献度を考える必要があります。
これには非常に多くの工数がかかってしまいます。また情報をまとめ上げたとしても、それをメンバーにどう報いていくのかという点も独自に仕組みを考える必要がありました。
そこで「貢献度の見える化すること」「報酬分配制度を整備すること」を目的としてサービスが開発されました。次の章から、実際の機能を解説していきます。
BOTサービス概要
①タスクの設定と貢献ポイントの付与
コミュニティでは「こんな行動を取ってほしい」「こんな役割を担ってほしい」という必要タスクがいくつもありますが、そのタスクを明確に設定し、タスクごとの貢献度を設定することが可能になります。誰がどれだけ活動してくれたのかが可視化され、コミュニティ内の活動を活性化させることが可能です。
タスクと貢献度はコミュニティ内で自由に設定することができ、タスク一覧としてこのようにDiscordコミュニティ内に掲示されます。タスク完了の報告を行ったメンバーに対して✅スタンプを押すことで自動的に貢献ポイントが付与されます。
②サンクス機能
誰かへの感謝としてポイントを送ることができます。タスクには設定しにくい活動や、誰かの何気ない活動や行動に対しても使うことができます。
コミュニティ運営者やモデレーターがコミュニティメンバーに感謝を伝えることはもちろん、コミュニティメンバー同士が感謝を送りあうシステムとしても活用することができます。
③ダッシュボードでの分析
誰がどれだけの貢献ポイントを得たのか、ダッシュボードで確認することができます。また貢献ポイントの内訳も同時に確認することができます。
このダッシュボードはコミュニティ管理者だけでなく、誰でも参照できるオープンなものになっており、いつでもお互いの貢献度を確認することができます。
導入事例
トライアル利用をしてくださった方を含め、総勢70を超えるコミュニティに導入いただいています。
DAO型採用
新卒採用にDAOを活用し、学生同士の相互評価を採用に活かした事例です。エントリーシートや大学名、性別、顔写真などは不要で、フラットな意見交換の場からお互いの評価を行う仕組みが導入されました。
DAO運営のシェアハウス
家の掃除や内見の案内など、担った仕事に応じて「報酬トークン」が付与され、入居者と「報酬トークン」保有者はDiscord上で議論しながら家の運営について決めていくシェアハウスです。
NFTコミュニティ
NFTホルダーの集まるDiscordコミュニティを貢献度の可視化により活性化させる事例です。NFTコミュニティでは貢献度に応じてリワードを渡したり、メンバー同士でポイントを送りあう文化を作ることで、メンバーの活動を促進することができます。
導入方法
お問い合わせ
X(Twitter)DMまたはホームページからお問い合わせください。
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ヒアリングと仕組みの提案
導入事例を踏まえ、仕組みや活用方法を提案させていただきます。
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Discordへの導入
UnyteとのMTGを設定し、その場でのオンボーディングが可能です。
導入についてのご相談は、Twitter(X)DMまたはホームページなどからお気軽にご連絡ください。
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