docomoAdNetworkが進化していたので、まとめてみた
今日は神宮寺、人生はじめての取材記事です。
以前docomo Ad Networkの攻略法について記事を書かせて頂いたのですが、
今回はさらに進化していて、そして今後ももっと進化していくであろうdocomo Ad Networkについてアップデート情報をまとめていこうと思います。
今回は、プロダクト企画の仕事をされているKさん(仮名)に取材をさせて頂き、正確な情報を教えて頂きました。
❏ドコモ広告について
いきなりdocomo Ad Networkの話をしてしまいましたが、docomo Ad Networkは「ドコモ広告」の1メニューで、他にもいくつか広告メニューがあります。
ざっくり紹介させて頂きます。
1.docomo Ad Network
ドコモ広告の王道運用型広告メニューです。
配信面は、メッセージSと呼ばれるメール面(というかメール広告)、dmenu面、マイマガジンと呼ばれるニュースメディア、+外部メディア面という感じで、これらの面にドコモユーザーデータを使った正確なターゲティングをした配信ができるのが魅力です。
特に、メッセージSはメール広告を運用できるという部分でかなり画期的な広告だなと思いますし、実際良い成果が出ることも多いです。
ただ重大な欠点もあったりするので笑、攻略法はこちらのnote↓を御覧ください。
2.メッセージS(予約型)
上述したメッセージSの純広告メニューです。
純広告のほうが優先なので、純広告の在庫の残りがdocomoAdNetworkにまわされています。
なので、純広告の出稿が混み合っているときは、docomoAdNetworkのほうでは配信が全然出なくなります。
運用してみて、「成果メッチャ合うやん!」ってなったら、こちらの予約型で配信をすることをオススメします。
3.docomo Ads Platform
ドコモデータをGDNに連携して配信ができるメニューです。(+dmenuにも配信ができます)
4.コマーケティング
コマーケティングといわれると「?」となりますが、超ざっくり言うと下記2つです。
①ドコモデータを使ったtwitter配信
②ドコモデータを使ったFacebook配信
twitter面、Facebook面にドコモの正確なデータを連携し、配信することができます。もちろんLookalikeなどで拡張することもできます。
ドコモ社と各媒体社との協業メニューとのことで、twitter,Facebookの通常審査に加えて、ドコモの審査も入る形になります。
配信母体となるTwitterやFacebookのアカウントは、「ドコモのおすすめコンテンツ」みたいな感じで(すみません正確なやつ忘れました)、
ドコモ社がオススメ商品を紹介する体で広告を配信する形になるので、ドコモ社のデータもファーストパーティデータとなるので、問題なくデータ連携ができるということになります。
5.LIVEBOARD
これは先日はじめて聞いたのですが、ドコモデータを使ったDOOH(デジタル屋外広告)です。
何がすごいかと言うと、DOOHなのにimp保証課金らしいんですよね。
docomo端末の位置情報を使って、広告の前に何人いるかを割り出し、さらにそこから「広告の前にいる人」の中で「広告を見る人」の割合がデータとしてあるらしく、その係数をかけ合わせた数字をimp数として保証しているとのことです。
(広告の前にいる人の中で広告を視認する人の割合が70%だとした場合、広告の前に100人いたらimp数は100×70%=70impみたいな感じ)
端末情報を持っているドコモならではの手法で、率直にすごいなぁと思いました。
❏進化したところ
続いて直近で進化したところを紹介していきます。
①スナイパー級!ターゲティング機能の拡充
(1)dマーケット各種サービスのデータを活用した配信
dアニメストア、dマガジン等のサービスのデータを活用することができ、
ユーザーの趣味嗜好に合わせた詳細な配信ができるようになっております。
少し例を紹介してみます。
<dマガジン>
ゴルフ関連商品を売りたい → dマガジンでゴルフ雑誌を読んでいる人に広告配信
コスメ商品を売りたい → dマガジンでコスメ雑誌を読んでいる人に広告配信
<dアニメストア>
ゲームアプリを宣伝したい → ゲームに使われている声優が出演しているアニメを見ている人に広告宣伝
ゴルフみたいにターゲットが特に絞られる商材とかは絶対に相性がいいと思います。
あとは声優ファンなどニッチだけどほぼ確実に効果が見込める層にアプローチできれば、ROASもついてきやすくなるはずです。
顕在層に限りなく近いユーザーにしっかりとアプローチできるのは魅力ですね。(例にあげましたけどコスメは対象が広いのであまりハマらないかもしれないです)
(2)位置情報
位置情報を正確に把握できているからこそできるターゲティング機能がいくつかあります。
2つ紹介させて頂きます。
<位置情報の特徴量を使ったターゲティング>
これは端末の契約情報で正確な住所が把握できているからできる技かもしれません。
位置情報の特徴量を分析し、リモートワークをしている人、出勤日数が〇〇日くらいの人、平日の帰宅時間が○時くらいの人、などのターゲティングが可能です。
特に「リモートワークをしている人に広告を出したい」というニーズを持った企業は結構ありますので、そういうケースで有効活用できるターゲティングだと思います。
<リアルタイムプッシュ配信>
ドコモ広告の最大の特徴はメール広告です。(だと私は勝手に思ってます)
そんなメール広告を位置情報に応じてリアルタイムで出すことが可能なんです。
目的地を決めて、そこから半径〇〇mにユーザーが入ったら、メール広告を配信する、というものです。
メールの受信通知をオンにしているユーザーもまだまだ多いそうで、そういう人には結構効果がある手法なんじゃないかなと思います。
活用イメージですが、
最近はなかなかないかもしれないですが、イベントやフェスやお祭りなど、当日その場のノリで訪問できるイベントを開催している場合は、「近くでこんなものやってるらしいよ!行ってみる?」となりやすいので効果的なのかなと思いました。
私も自社でイベント事業をやっているので、活用を検討してみようと思っています。
(3)dポイント加盟店の利用情報
加盟店の購買データを活用したターゲティング配信を行うことが可能です。
例えば、マツモトキヨシや高島屋、LAWSON、EDIONなどでの購買データを使ってターゲティングができます。
<活用イメージ>
例えば、新作の日焼け止めを販売する場合。
これまで自社の日焼け止めを買ってくれてた人に新作の案内をしたいので、マツモトキヨシのデータを使って過去の購入履歴でターゲティングする。であったり、ちょうど日焼け止めがなくなりそうなタイミングで広告を出したいので、○ヶ月前に日焼け止めを買った人に広告を配信する。
などがパッと思いつく活用イメージです。
まぁただ、加盟店以外での購買活動(別のお店やAmazon)は追えないので、完全に正確なターゲティングかと言われればそうではないですが、何かピンポイントでアプローチしたい層に刺さるターゲティングを見つけられれば大きな成果につながる可能性もあるので、そういった部分のPDCAを回せるのも一つの強みなのかもしれません。
②ドコモ広告 セールスプロモーションパッケージ
最後にもう一つ紹介しておきます。
プレスリリースなどでも出ておりましたが、ドコモ広告にセールスプロモーション広告のメニューができました。
概念図はこんな感じです。
特徴は下記2つです。
・dポイント付与をフックに購買を促進することができる
→広告に接触した人が店頭で購入した際にdポイント特典を付与することができるので、商品認知~購買促進までを一気通貫ですることができます。
・購買データと連携することで広告効果が可視化され、PDCAを回すことができる
→広告を見た人の中でどのくらいの人が実際に購入をしたのか、さらには同時にどのような商品を買っている人なのか?など、詳細な購買データを活用した分析ができるので、回数を重ねるごとにキャンペーンの精度を上げていくことができます。
(分析する人は結構大変かもしれないですが。。笑)
❏近い未来の話
最後に少しだけ今後の話もします。
ここまで読んで頂いて、「いろいろな広告メニューがありすぎて覚えられない!」と思われた方も多いと思います。
同じようなメニューだけど名前もバラバラで管理画面や入稿フローなどもバラバラ。これは正直結構めんどくさいですよね。
これは媒体社様も認識しており、今後大半のメニューをドコモ広告として統合し、一つの画面から発注や運用ができるようにしていく予定みたいです。
こうなれば、より使いやすくなりますし、「一旦ドコモ広告やってみようか?」となる人も多いんじゃないかなと思います。
いつになるかはわかりませんが、そんなに先の話ではないと勝手に思っています。
ぜひ皆さんもこの機会にドコモ広告にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
やっぱりユーザーの正確なデータをもっている会社は強いですね!今後に期待しております!
(メッセージSの2日後反映も早く改修していただけないかなぁ~笑)
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
それでは!
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