見出し画像

【これから広告運用の仕事をはじめるあなたへ】これだけは知っておいてほしいこと。

こんばんは、神宮寺です。

ついに春がきましたね。
というわけで、4月から新社会人になり、「これから広告運用の仕事をはじめるんです!」という方もたくさんいらっしゃるかと思いましたので、そういった方々向けに書いてみようと思います。

たぶん今の時期は、「4月からどんな仕事をするんだろうか?」とハラハラドキドキしつつ、ネットでちょこちょこ「広告運用 仕事内容」などと検索しては、「何を準備すればいいのかよくわかんないなぁ」となっていることだと思います。

わからないのも当然です。概念的な話はたくさんありますが、意外とリアルな現場の話は、まとめられていなかったりします。
私はそういう部分で困っている人向けにnoteを書き始めたわけですが、"まだ運用を始める前の人"に伝えておくべきことについては書けていなかったので、このタイミングで書こうと思いました。ぜひ参考にしてみてください。

初めて新卒のトレーナーをやる予定の方にとっても参考になる内容を書いていこうと思いますので、ぜひ読んで頂けると嬉しいです!

とは言っても、知らない人の話をいきなり信じられないと思いますので、私について知りたいという方はこちらをご覧ください。これまでのキャリアなど含めて赤裸々に記載しております。


◆広告を運用する目的

早速ですが、広告を運用をする目的をご存知でしょうか?
正直運用ってめんどくさいですよね?
ではなぜそんなめんどくさいことをするのか?

答えはシンプルで「運用したほうが広告の費用対効果が高くなるから」です。

つまり運用しなくても運用型広告より費用対効果が高い広告商品が開発された時点で、運用スキルはthe Endともいえます。
いきなり身も蓋もないことを言うなよ、と思われた方もいるかもしれませんが、この認識を持っておくことはすごく大事なので、最初にお伝えさせて頂きました。
とはいっても、すぐになくなるわけではありません。
10年持つか?と言われれば微妙ですが、5年くらいは運用型広告の需要は続くのではないかなと思います。(※完全に私の肌感覚ですが)

クライアントからすると、広告は自社商品を宣伝するためのツールであり、チラシも看板もCMも運用型広告も大枠は同じです。
広告宣伝費が安いにも関わらず宣伝効果が高い手法があれば、間違いなくそれに飛びつきます。費用を抑えてユーザーを獲得することが、事業成長に直結するからです。
過去、運用型広告は非常に費用対効果の高い広告として登場し、一気に他の広告からシェアを奪ってきました。

今当たり前のように存在するSNS広告も10年前には全然活用されておらず、怒涛の勢いで活用されはじめたのはここ5,6年の話です。彼らも他の広告施策や同じ運用型広告の他媒体から、一気にシェアを奪ってきました。

費用対効果が高い広告手法として「運用型広告」が登場し、その運用型広告は運用をする人が必要だから「広告運用者」が生まれ、どの企業も運用型広告をメインの販促施策として活用をしているため広告運用者の市場価値が上がってきている、という状況です。

この前提を理解した上で、我々が広告運用をする目的を整理します。
端的に言うと、「運用型広告の成果を向上させるため」です。
そのためにクライアントは、運用代行費として配信した広告費の20%くらいのお金(マージン)を払っています。
それくらい運用型広告は企業にとって重要な広告で、この成果を向上させることが業績UPにつながります。

とはいえ、クライアントにとっては宣伝施策の一つにすぎないので、運用型広告にとってかわる他の画期的な広告手法が出てきたらドライに乗り換えるはずです。
長年に渡り広告運用で貢献してくれた某代理店の担当者Aさんが心配だから運用型広告は続けてあげようとはなりません。

以上のことから、「広告運用スキル」は未来永劫輝き続ける不朽のスキルではないことをまずは明確に理解しましょう。
「運用者をやらないほうがいいよ」と言っているわけではありません。一生をかけてやる仕事ではないよ、という話です。
現時点では、かなり需要が高いスキルなので、これを身に付けた上で次にステップアップするのは非常に効率的なルートだと思います。
やみくもに取り組むのではなく、全体を俯瞰した上で「自分はこの次にどうステップアップしたいのか」をしっかりと考えておくといいかなと思います。

ここから先は

4,627字 / 3画像
この記事のみ ¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?