【絶対NG】運用者が絶対にやってはいけない行動5選
こんばんは、神宮寺です。
今日書く内容は純度100%で私の個人的な見解です。
私自身の経験や、多くの運用者を見てきた中で、これはやってはいけない行動(言動)だなと思うものを5つピックアップしてみました。
どれもすごく大事な内容だと思うので、ぜひ読んで頂けると嬉しいです!
では早速いきましょう。
❏自動最適化のせいにする
これは結構あるあるなのではないでしょうか?
昨今の運用型広告は入札やターゲティングの大半が自動化されており、わかりやすくコントロールできるものではなくなってきています。
人間よりも優秀な機械が、運用者に変わり入札調整やターゲティング調整をやってくれている状態ですが、成果に関する説明までは機械はまだできないので、説明責任の所在は引き続き運用者にあります。
そんな中で成果が悪くなった際に、
「最適化がまだかかっていないので」
「学習がリセットされてしまったので」
など、自動最適化を成果が悪くなった要因として話すのは、やってはいけない行動です。
正確に言うと、『自動最適化を他人事のように犯人にする』のがやってはいけない行動です。
運用者は"自動最適化を使いこなすこと"が求められているスキルの一つであり、それを他人事のように捉えた発言をしてしまうと、その運用者に広告を運用してもらう意味がなくなってしまいます。
・どうすれば自動最適化をうまく働かせることができるのか?
・なぜ今うまくいっていないのか?
しっかりと最適化のロジック(仕組みや使われているシグナルなど)を理解した上で分析をして、コミュニケーションを取れるようにしておくことが大事になります。
自動最適化をのびのびと働かせることまで含めて運用者の役割という意識を持つようにしましょう。
❏外部要因のせいにする
・週末に大雪が降った
・SMAPが解散した
・緊急事態宣言が発令された
これらはどれも広告運用の成果に影響を与える可能性がある出来事です。
上記は一例ですが、運用者自身がコントロールできない「外部要因」で成果が大きく変動をすることは多々あります。
こういった外部要因で成果が落ちてしまった際に、
『これは外部要因なのでしかたなかったんです』
と外部要因に責任を押し付けてはいけません。
もちろん仕方ない部分は多々ありますが、大事なのは「これからどうするか?」で、責任を外部要因に押し付けることで解決することは何もありません。
(例)
緊急事態宣言が発令された
↓
数字にどういう変化があったのか?
↓
なぜその変化は生まれたのか?
(外出しなくなって家でスマホを触る時間が増えた、とか)
↓
その変化と理由を踏まえて、今後また緊急事態宣言が発令されたときはどういう対応をすればいいのか?
といった感じで、常に今後どうするか?にフォーカスをして発言・行動をしなければなりません。
外部要因に関してもう一つ大事なことがあります。
「予測できる外部要因」は、事前に対策を考えて打ち手を伝えて行動しておくということです。
(問)
あなたはゲームアプリの広告を運用しています。
週末に大型台風が直撃しそうな予報が出ています。
さて、週末の配信はどうしますか?
台風が直撃するとなると、多くの人は予定を入れずに家で過ごすことになると思います。
そうすると、必然的にゲームをするという選択肢を採用する人が増えるはずです。私なら、そこに備えて配信を強化しておきます。
そうすることによって、インストールが伸ばせるタイミング(=CVRが高まるタイミング)できちんと多くのユーザーを獲得できるので、効率的な配信が行えたことになります。
これを、「週末は台風が直撃したので、低CPIで獲得ができました。」と後から報告するのと、事前にそれを予測して強化をしておくのでは、クライアントの印象も全然変わってきます。
もちろんすべての予測がうまくいくわけではないですが、何度も予測をすることで確実に経験値として蓄積されていきます。この経験値は確実に将来の施策の打率向上に繋がります。
外部要因のせいにはせず、むしろ外部要因を有効活用できるように意識をしていきましょう。
❏クリエイティブのせいにする
成果が出せていない理由をクリエイティブ(を作ってくれている人)のせいにしては絶対にいけません。
「クリエイティブがイケてないんで、成果が出ないんですよね」
みたいなことを言っている人がたまにいますが、クリエイティブまで含めて運用者の責任です。
運用者は運用者なりに思考し、
・「過去実施した他の案件で、こういうクリエイティブを追加したら改善したので、この案件でも検証したい」
・「現状の配信結果を見ると40代の女性に大きく獲得が偏っているので、それを踏まえてこういう訴求軸を試してみたい」
などとしっかりと意見を伝えて、意図したクリエイティブを作ることが必要です。
特に、近年は運用型広告の自動最適化が進んできているので、成果を出すためにはクリエイティブが最重要要素となっています。
なので、「私は運用者なので、クリエイティブはノータッチで」という人の市場価値はどんどん落ちていく一方です。
クリエイティブまで含めて、広告の成果に責任を持つのが運用者のあるべき姿だと思うので、クリエイティブのせいにしないように意識しましょう!
運用者のクリエイティブ検討プロセスはこちらのnoteにまとめております。
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