スイーツ男子がいっぱい。
先月のホワイトデーの話をいまさらであるが、まぁ聞いてほしい。
ドカ弁が紙袋いっぱいのかわいいお菓子を持ち帰った。
可愛くラッピングされた焼菓子やクッキー、ブラウニーなどがテーブルの上にズラリと並んだのである。
「みんな上手やね〜!友チョコにもお返しとか必要なん?お互いさまってことでお返し制度はナシじゃあかんの?」
そう聞いてみたのだ。
すると友チョコ交換のじゃないという。
「え?本命以外は友チョコじゃないの?」
今は友チョコ交換が主流のバレンタインだと思っていたが、マネージャーとして部員の男の子たちには、いまだに義理チョコなるものを配っていたようなのだ。
「え?ちょっと待って。じゃこのかわいいお菓子は男の子のママが作ってくれてるの?」
マジかよ!ママも大変だよなぁ。
そんなことを考えている私にドカ弁が言った。
「え?ママじゃないよ!これみんな男子がそれぞれ手作りしてくれたんだよ‼︎」
えー‼︎こんなかわいいお菓子を高校生男子が手作りしてくれたの⁈
料理男子やスイーツ男子は今や珍しい存在ではなくなったが、スイーツを手作りする男子がドカ弁の周りにこんなにたくさんいたとは驚いた。
趣味としてお菓子を作っている男子は結構いるようで、手慣れた感じで作ってくれたようなのである。
「昨日ってか、今日になるのかな。夜中の3時に作ったーとかいう子もいたなぁ!みんなご苦労ご苦労‼︎めっちゃ旨し‼︎」
スイーツ手作り男子、恐るべし。
これからは料理の他にお菓子もささっと作れる男子はさらにポイントが高いのかもしれない。
そんな話をしていると夫スナフキンが帰宅した。
手作りスイーツ男子の話をやいやいと説明してみると。
「ふふふ…。」
いつもの笑いが。
「何?またふふふ…かよ‼︎」
ドカ弁と同時に叫んだ私。
「ふふふ…。じつは私、若かりし頃、職場の義理チョコへのお返しをずっと手作りクッキーにしてたんやけど。皆さん喜んでくれたけど、え…?って反応する女の子もいてさ。時代が早すぎたかも。」
スナフキンよ。
あんたも隠れ手作りスイーツ男子やったんかーい‼︎
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