JS、脚本を担当する。
『あのね〜ちゃっかり飼育委員でしょ。卒業前にね、劇をするの!』
唐突なことまた言いだしたな、ちゃっかりよ。
『ふーん。で、ちゃっかりはなんの役をするの?』
『ちゃっかりは出ないの。』
『あぁそう。衣装さんとか?』
『違うの。劇の脚本を担当するの!』
えっ⁉︎脚本て!あなたが?noteの皆さんにはバレてる全力知らずのちゃっかりが⁉︎
毎度ながらの何が何やらである。
『で、どんな脚本なわけ?』
『うーん。脚本はある程度仕上がったからね、配役選びをしているの。』
脚本担当が配役に口出しするの?
母ちゃんにはよくわからないわ。
『あのね、うさぎの役はね…なんと!校長先生にやってもらうことになったの!』
なんてー⁉︎うさぎ役を学校長にやってもらうて!それは無理やろ…。
『委員会の担当の先生にね、校長先生にうさぎ役をお願いしたい!って相談したら爆笑しててね、いやぁ、まぁお願いしてみて、引き受けてくださったらねぇ〜って言うからね、今から校長室行ってきます!って返事したら、えーっ!アポなしでー‼︎ってびっくりするの!』
そりゃそうだろう、ちゃっかりよ。
まずは担当の先生が校長先生にお伺いをして、返事を聞いて生徒たちに結果を伝えるのがオトナの世界なんだよ…。
そう言おうとしたその時。
『でね、ちゃっかりお願いしに行ったの。そしたら校長先生うさぎ役してくれるって言ってくれたのー!』
マジかよ‼︎
担当の先生も『マジで⁉︎』と仰っていたそうだ。
ぼんやりした全力知らずで、おしゃれしか興味を示さなかったちゃっかり。
いつの間にやら行動力に大胆さまで備えてとびこみ営業をかけるくらい逞しくなっていたとは。
子どもの成長は油断してるとある日ググッと加速することを忘れないようにしなければ。
それにしても。
うさぎ役を快諾してくださった校長先生のユーモアセンスも素敵である。
素晴らしい先生方とたくさんの友達に見守られ、明日もちゃっかりは頑張れるのだろう。
脚本、上手く出来てるのだろうか。
熱中していて今は見せてくれないが、劇が無事終了した後でじっくり見せてもらうとしよう。
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