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ちゃっかりレポート。
「号泣!」
ちゃっかりの親友のママであり、今や私の数少ない親友と呼べる人からLINEが入った。
ちゃっかりが立派?感動で泣いた⁉︎
そのママは現在中学の役員をしていて、朝から体育祭の予行演習に備えて、子どもたちに配る熱中症対策のスポーツドリンクの配布をするために学校に行っていたのだという。
開会式に吹奏楽部がマーチングをして、全校生を行進させる引率役になっていたようである。
私は今まで一番乗りで体育祭に行ったことはなく、開会式に吹奏楽部が行進のトップに立つことが頭になかったのだ。
「ちゃっかりが、たった何カ月であんな堂々と先輩と肩並べて楽器ふいててさー。ボロボロ泣いてたら'娘さん吹奏楽?’って役員の人に聞かれて!'違うんやけど子どもの一番の仲良しが〜’っていってちょっとひかれた」
思わずジーンとしてしまった。
親の私がいない場所で、わが子のために涙を流して喜んでくれる人がいるって、私はなんて幸せ者なんだろう。もちろんちゃっかりも。
その人の娘さんとちゃっかりは、小学校1年生の時に一度しか同じクラスになっていないにもかかわらず、6年間毎日一緒に下校し、習い事のない水曜日は必ず遊ぶことを積み重ねてきた本当の仲良しである。
お互いがお互いを庇いあい、自分にないものを持つ友を尊重し、裏切ることもなく、喧嘩もしないという、奇跡のような時間を過ごしてきた。
中学に入学し、ちゃっかりは吹奏楽部に、その友達はテニス部に入部した。
お互いになかなか休みが合わず、小学生の頃のように遊ぶ時間は減ったが、信頼関係は今も変わらない。
少し目立つことをすればすぐ叩きにくるような子はたくさんいて、あちこちで様々なトラブルが起こっているようであるが、この子たちの絆は強い。
大人でも子どもでも人には縁や相性がある。
しかし、良いものは良い、悪いものは悪いと気を遣わずに言い合える友達はなかなか巡り会えるものではない。
これからもちゃっかりには大切な友達は本当に大事にしてほしいと思う。
歳をとったとき、誰とも分かり合えない人生など、お金があってもつまらない。
「お金で買えないもの」はたくさんある。
私の中でその中の堂々一位はやっぱり友達だ。
私にもちゃっかりにもそんな友がいることをただ嬉しく思ったそんな1日である。
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