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詩ことばの森(115)「焚くほどに」

焚くほどに

ぼくが若かった頃
出会った先輩の口癖は
ベターであること   だった

そう   ベストではない
事業の継続を重んじた
リーダーの格言として
ぼくは受け取ったっけ

焚くほどどに風が持てくる落葉かな
そんな古人の句を思うこの頃

ぼくは特別なこともできないし
人と過ごすことさえ苦手だけど
ただ今を大切に暮らしたいと思う

(森雪拾)

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