詩ことばの森(119)「やわらかな風」
やわらかな風
やわらかな風の吹く季節に
果てのない空色の思いのまま
問いかけのように若葉がひろがる日
あなたの指先は かすかにふるえて
生きることの苦さ せつなさを
ふたたび抱える時を待ちながら
膝のうえに置かれていた
(森雪拾)
やわらかな風
やわらかな風の吹く季節に
果てのない空色の思いのまま
問いかけのように若葉がひろがる日
あなたの指先は かすかにふるえて
生きることの苦さ せつなさを
ふたたび抱える時を待ちながら
膝のうえに置かれていた
(森雪拾)