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詩ことばの森 森 雪拾(もり ゆきひろ)

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複雑で変化の激しい時代ゆえに 優しさと癒やしの詩の世界を伝えていければと思います
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2023年10月の記事一覧

詩ことばの森(52)「夕暮の岸で」

夕暮の岸で ぼくたちは川岸で 夕暮をながめていた 時が過ぎていくのを だまってみているのが …

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詩ことばの森 (51)「きみの声が」

すっかり秋の色になった空を見ていると、心も澄んでくる気がします。静かな気持ちと一緒に、寂…

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詩ことばの森㊿「木槿の種」

ある絵本に、木槿の種を月のかけらに見立てて、物語にしている素敵な場面が描かれていました。…

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詩ことばの森㊾「いつものように」

数年前、長年働いた会社を退職しました。ストレスフルな仕事でしたので、ようやく自由になれた…

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詩ことばの森㊼「夕日幻想」

夕日は、見ている人に不思議な作用を生じさせるのかもしれません。 時空を超えたなにかを、自…

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詩ことばの森㊻「詩人の友」

私は、詩人の仲間と頻繁に会ったり話したりすることは、かなり少ない方だと思います。同人誌で…

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詩ことばの森㊺「秋の水辺に」

国分寺崖線を歩いていると、豊かな水と自然に恵まれていることを感じます。澄んだ空気や湧水にふれると、自然の力のようなものを感じて元気が気がします。子どものころに、ふるさとの川で遊んだ時のことを思い出しました。体が元気になると、子どもの頃の風景を思い出します。懐かしい記憶です。 秋の水辺に 涼しげな目にうつる だれかの影 秋の水に漂っている 明るい表情で あのひとは 空をみていた 少年の日の思い出 山間の町は あのひとの ふるさとだった ぼくの知らない ひとたちの世界だっ

詩ことばの森㊹「坂のある町」

坂のある町で生まれ育った私は、坂のない町に憧れたものです。どこに行くにも、がんばって登ら…

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詩ことばの森㊸「秋の風に」

今朝早く公園を歩いてきました。風が清々しく、小鳥の鳴き声も爽やかな感じがします。色づき始…

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詩ことばの森㊷「わたしの家は」

海辺の町を歩いていて、もしかしたら、昔ここに住んでいたのかもしれないと、思うことがありま…

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詩ことばの森㊶「ある感覚」

久しぶりに旧友を訪ねてみました。友人は元気でしたが、外見は年齢相応に落ち着いていました。…

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詩ことばの森㊵「雨の窓辺に」

秋の雨音は、静寂さが増すようです。涼しさのうちに、季節の深まりを感じます。時の過ぎるのが…

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詩ことばの森㊳「波音」

海を眺めていると、若い頃に訪れたことを思い出します。自宅が海に比較的近かったこともあり、…

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