秋田入り
20240708
蒸し暑く、不快な汗肌で目が覚める。
長期間家を出るのは久しぶりで、留学ぶり。
頭の中がわたあめ状態(+怖いもの知らず)だったあの頃が
懐かしくてとても羨ましい。
年をとった今の方がどこか何か、余裕がなくて
出発前にすでにキャパオーバーな状態。
3日かけて詰めた荷物が
重すぎてで持ち上がらない。笑
詰めるべき荷物も
持っていく仕事も決まらない
結果、ギリギリの時間とメンタルで家を出た。
◯
新幹線とバスを乗り継いで約6時間。
やっと秋田入りすると、
素朴で愛おしい駅がお出迎え。
バスを降りた途端に感じる、
過ごしやすい気温と湿度。
あまりの違いに錯覚に陥る。
別の国で違う時間を過ごしてるみたいで、
懐かしい街並みをみると
タイムスリップしたのかと思うほど。
◯
親切に町の案内をして頂きながら、
レンタカーをかりて宿泊地まで。
運転しながら見渡せるかぎりの自然を浴びる。
背景に山があること、さらに山のレイヤーが深いことに
日本画の、水墨画の、と見えてくる景色に
心の高まりがとまらない。
壮大な緑に力をもらったらしく
朝の不安が嘘みたいに飛んでいた。
◯
諸々説明して頂き、受け入れ先の方々とシェアメンバー
の温かな雰囲気に落ち着いたところで
移動で疲れた身体を、と少し離れた温泉へ向かった。
山道を抜けてたどり着いたのは、
真横に川が流れる源泉温泉。
大正時代に村人がその温泉をくみ出して岩風呂を作ったのが始まりだそう。
温泉には蛇口、シャワーヘッドもない。
大きな木桶からすくって洗うスタイル。
昔ながらの小さな温泉は町内の人々に親しまれていて
世間話をしたり、背中を洗い合いっこしたり、
と和やかな町民世界におじゃまさせてもらった。
哀愁漂うまさに好みの温泉に出会えて、
1日目にしてもうすでに心掴まれてます。
秋田生活、始まり。☺︎
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p,s,
浴場で町民の方々話しかけてくれるのだけど
単語がたまにわかるくらいで
初めて訛りに小さなこんらん。
でも唯一、おやすみなさい〜と浴場を出る時にかけてくれた町民さんたちの声ははっきりとやわらく届いた。
☀︎