結婚したい?結婚しなくていい?

昨日一周回って知らない話に、社会学者の古市憲寿さんが出演され、結婚観について少しお話しされてました。

私は個人的に、自分の意見をはっきり言う人は好きなので、古市憲寿さんには好感を抱いていました。

ツイッターやネット掲示板で色々と言う人はたくさんいますが、自分の信念を持って自分の意見を突き通すというスタンスはとても好きです。そのかわり、他人と違う事を言っていたらどうしても叩かれるし、理不尽な攻撃も受けますよね。それを物ともせず、突き進める強さのある人に惹かれてしまいます。私は流されやすいタイプなので。

さて、古市憲寿さんは、結婚したくない派だそうです。

結婚はしなくてもいいと思っているけれど、もし結婚するなら、相手の女性とは同じマンションの別室での別居婚を理想としているそうです。

「会いたい時に会いたいし、24時間愛する必要はないから。朝起きて、2人とも息が臭いのに愛せますか?」

つまり、その人を愛しているからと言って生活まで同じにしなくても良いという考えの方ですね。

案外潔癖症の人にこういう考え方の人は多いようながします。私もその傾向がありますが、潔癖の気がある人は、他人が自分の生活空間を訪れたとき、どうしても他人の一挙一動が気になるものです。

私は基本的に他人の気配を感じると寝られないタイプなので、結婚しても寝室は別々であることが理想です。

家の中での音が気になるので、活動時間も基本的に同じでないと駄目ですね。夜に出て朝帰ってくる完全夜勤の人なら良いのですが、夜中に帰って来られると、気になって寝つけません。

そう思うと、常に海外や各地を飛び回っているような、あまり家にいない人との結婚が理想的です。相手が出ているとき、私は家では自由に過ごせるからです。そして、相手がいるときは、ひたすら相手の為に尽くします。日頃自由に生活できる感謝を込めて、快適な空間を提供するでしょう。

そんな相手に出会えたら、私はとても幸運だと思います。


古市憲寿さんは、"相手のことを愛していないのですか?"  という質問に対して、"愛ってなんなんでしょう?"  と首を傾げていました。

たしかに、愛って何でしょうね?

私は、"相手に興味があること"と"相手に期待すること"は同じ方向にあると考えているタイプなのですが、好きになり過ぎてしまうと相手に自分の期待を押し付けてしまい失敗するタイプでした。まさに、『想いが重いタイプ』です。

古市憲寿さんは、自分自身を軸に考えているので、自分にとって煩わしいことは選択しない生き方なのだと思います。他人によって、自分のテリトリーや自由を奪われたくないと思っているのではないのでしょうか。

もしそうであれば、結婚しない選択は納得です。

現代日本において結婚とは、特定の相手との婚姻入籍同居経済を共にする子供の親になる、という事項が付いてきます。

これらはしがらみとも言えます。結婚をする事で様々なことを諦め、我慢していかなければなりません。

その反面、結婚は素晴らしいものとも思えます。多くの方々が人生に待ち受ける様々な苦難を乗り越えながら、価値観の異なる他人と一緒に生活をし、子供を育て、経済的に支えあいながら、お互いの気に入らないところも我慢して、苦労して家庭を築いています。

それは当然人間として成長していきます。自分勝手に生きてはいけないからです。

しかし、どうしても自分自身に対する意識が高い人は、他人に合わせる事は難しいです。自己中心的と言ってしまえばそれまでですが、自分の信念が強ければ強いほど、他人には崩すことはできません。

たまに"結婚に向かない人"っていますよね。

特定の相手に留まらず浮気をしてしまう人とか、自分の都合を優先させて行動してしまう人、損得勘定で人間関係を構築してしまう人、誰かと一緒に暮らすことに窮屈さを感じてしまう人、多趣味過ぎてお金も時間もそれに費やしてしまう人。

そういう人はまさに自分のポリシーが強いからではないでしょうか。それはその人の生き方なので、無理に変える必要が無い部分でもあります。変えられないと言った方がいいかもしれません。

その人にはその人にあった結婚の形を実現出来れば、結婚に向かない人はなどは存在しなくなると思うのです。

家売るオンナの逆襲

昨夜放映していドラマでも、こういうケースを紹介していました。

ダブル不倫の四角関係です。

人間として尊敬しているし、一緒に生活することでお互い相乗効果で仕事も上手くいく。恋愛はスパイスと考えて、お互いに家庭の外に求めている今時の美容師兼美容院経営の夫婦AB。

かたや大学の教え子と結婚し、好きな相手とは一対一見つめあって生きていきたいナイスミドルな教授と若い販売員の夫婦CD。

美容師の夫Aは、若い販売員の妻Dと不倫関係にあり、美容師の妻Bはそれを了承していました。Bにも少し前まで別の彼氏がいたからです。

恋愛は家庭に持ち込まず、家庭円満のためのスパイスと考えていたのです。

販売員の妻Dも、お互いに不倫関係を了承の上美容師の夫Aと付き合っていました。教授の夫Cの事は人間として尊敬もしているし、一緒に生きていきたいという気持ちもあり結婚しています。しかし、若い女性ですので、若い男性との恋愛もしたい気持ちありました。そして、教授の夫Cに知られてしまい、大変なことになりました。

ドラマなのでこの後とんでも展開を繰り広げ、主人公たちは家を売るために、実はナイスミドル好きな美容師の妻Bと教授の夫Cを運命的な出会いを演出して結びつけ、ダブル不倫四角関係の形成に成功したのです。

最終的に彼らは元の夫婦同士で同じマンションの別室に引っ越し、家を出ればお互いの相手を取り替えて腕を組んで楽しそうに反対方向へ歩いていきました。

このケースは稀ですが、ある意味成功していますよね。

別に結婚って本人達が良ければどんな形でもいいんですよね。周りに迷惑がかかっていなければ、他人が口出す事ではないのです。


あなたは結婚したいですか?

何故結婚したいと思いますか?

私が結婚したい理由の一つは、名字を変えたいからです。

生まれ育った家族の事が好きではありませんし、名字の字面や音感も好きじゃないし、字画も良くないので、名字を変えたいからです。たとえ離婚しても元に戻すつもりはありません。

出来れば、子どもが欲しいです。

年齢的にそろそろ難しくなってはいますが、将来的に子どもがいるのといないとでは、老後の楽しみがあるかないかに関わってくると思うからです。親戚や家族、友達はどんどん死んでいきます。私は自身長生きしないかも知れないので、心配する必要もないかも知れませんが、若い人の人生を見守っていけたら、それだけで楽しみになりそうです。

そして、やはり人間として成長したいからです。

他人と暮らすのはきっとストレスフルでしょう。我慢ばかりの連続です。自分勝手な私はすぐ癇癪を起こすでしょう。でも、相手には見せないように気をつけなければなりません。他で発散出来るようになる必要があります。

それでも少しずつ慣れていって、自分と相手との折り合いをつけていけるようになれば、今よりもずっと余裕のある人間になれると思うからです。

それでもうまくいかないかもしれません。他人ですから、いつかは我慢の限界がくることもあるでしょう。折り合いをつけて諦める事が出来れば、そのまま一緒に生きていくことはできます。お互いに支え合って助け合える人がいる事は、とても有り難いことです。

子育ても難しい大きな課題です。結婚したからと子供を育てる必要はありませんが、授かれば欲しいと思っています。子育ては人生の中の大きな成長の要素となるでしょう。

子供と共に自分が成長していくことは間違いありません。

人は人を見て成長しますが、人は人に見られることによって成長もするからです。

ですが、結婚してもどうしても上手くいかなければ、離婚という選択肢を取るのも一つです。結婚したら、離婚してはいけないということはありませんよね。え?誰が決めたのですか?

私は離婚を悪い事だと思っていません

多くの人は離婚する事で社会的なダメージを受けると思っていませんか?

それは、自分勝手な意見を我慢出来なかった、円滑に問題を解決出来なかった、などの周りの人間の勝手な思い込みです。

暴力や言葉のDV、ギャンブルや借金が理由で別れた場合、被害を被った側には離婚が救いになります。

結婚する時は誰もが離婚の事を考えません。離婚しようと思って結婚する人は少ないからです。

でも、結婚する時に離婚する可能性も視野に入れて考えておけば、逆に上手くいく場合もあると思います。どうしても合わなければ離婚すれば良い。そう思えば相手に余計な期待もせず、お互いの心に負荷をかけずにすみます。

やり手のベンチャー会社社長は、バツ暦の多い人が結構います。彼らは常に刺激を求めています。合わないと思ったら、相手を変える。これは実に合理的な考えだと思います。


私は、離婚してもいいと思って結婚したいです。

私は結婚に向いてないのでしょうか。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。