ぼっち女子サポ、わくわく観戦日記inドイツ#08
こんにちは、toriです。
観戦日記シリーズ、気付けば前回の更新から半年近く経ってしまった。
私が根性マイニングとやらにうつつを抜かしていたばっかりに・・・!
さて、記事を更新しているのは2020年ですが日記は引き続き2017年のお話です。
なんてこった。現実にどんどん置いていかれている。
というわけで、いいですか皆さま。あなたたちは2017年にいます。
目を閉じて、肩の力を抜いて、ゆっくり深呼吸をして・・・
そう、今は2017年・・・まだ平成の時代・・・我らがフォルトゥナ・デュッセルドルフが2部リーグにいた、かつての歴史の1ページ・・・語り継がれし、いにしえの時代・・・
おっと怖がらないで・・・決して変な宗教ではありませんよ・・・
強いて言うならわたくし、「勝ち点3は全てを解決する教」の善良で無害かつ熱心な教徒・・・
そう、勝ち点3は全てを解決するのです・・・。
ここで勝ち点3によって人生を劇的に変えた、教徒の方々の声を聞いてみましょう・・・
「勝ち点3のおかげで人生のすべてが上手くいきました。勝ち点3の神に感謝を」(東京都・Aさん)
「勝ち点3を手に入れたら憧れのあの人のハートもゲットできました!幸せいっぱいです♡」(和歌山県・Kさん)
「勝ち点3を手にした瞬間、遂に無の境地に達した。心より感謝致す。」(奈良県・Yさん)
そうなのです。勝ち点3があれば。
勝ち点3があれば全て上手くいっていたのに!!!!!なぜなのですか!!!!!!!!!!神よ!!!!!!!!
え?失点多すぎ?
神よ!!!!!!!!!!!!!
※我らがフォルトゥナ・デュッセルドルフは19/20シーズンを1部リーグ17位で終了し、ストレート降格しました
※なお、本記事ではこれ以降フォルトゥナ・デュッセルドルフの話にがっつり触れることはありませんのでご安心ください。多分。
前置きとは(哲学)
***
すっかり秋も深まったドイツ。
街を歩けばそこかしこからハロウィンの足音が聞こえてくる・・・ような気がしないでもない10月末。
※ドイツ人的にはハロウィン<<<(超えられない壁)<<<クリスマス
なので、あまりイベントとしての存在感はない模様
木々の葉も色づきを見せ、美しい光景を楽しむ事ができます。
散歩やサイクリング、読書を楽しむ人やペットを連れた人、遊ぶファミリーなどで公園も一層にぎわっています。
ドイツの公園、どこもデカいし広い。
散歩と言いつつ彷徨い、何度GoogleMapに助けられたかわからない。
GoogleMapは私の命の恩人・・・
そんな秋めいた日々にもサッカーを。
週末は行くわよ、スタジアムへ(倒置法)
2017年10月29日 2.Bundesliga 第12節
MSV Duisburg vs 1.FC Union Berlin
フォルトゥナのライバルクラブ・デュイスブルクの本拠地に潜入でございます。
※ちなみにデュイスブルクは19/20シーズンを終え、3部リーグへの降格が決まりました。
ライバル同士、揃って落っこちるんじゃないよ!もう!!
最寄駅から15分ほどトコトコ歩くと、住宅地を抜けた先にスタジアムが。
ところで本日の対戦相手のウニオン・ベルリン、今年の夏に遠藤渓太選手が移籍したことで話題になりましたが、この時はシャルケを退団した後の内田篤人選手がちょうど所属していました。
(少し前に引退をされましたね。お疲れさまでした)
デュイスブルクの中央駅着いたあたりからうすうす感じていたけど、やはり今日は日本人客と思しき人々をとにかくよく見かける・・・!
恐るべし、ウッチー効果・・・!
なお、残念ながらこの日は内田選手はメンバー外に。
ここがデュイスブルクのホーム、シャウインスラントライゼンアレーナ Shauinsland Reisen Arena。
名前長いよ。舌噛みそうよ。寿限無スタジアムって呼ぶぞ!(呼ぶな)
ちなみにスタジアムのネーミングライツを持つShauinsland Reisen社は旅行会社。
社名のShauinslandはドイツ南部の山の名前らしいです。
ガラスが空を反射して、クラブカラーのブルーに染まるスタジアム。
寒いけど、お天気に恵まれてよかった~~!(と言っていたら試合中に雨が降り出した)
ウェアの伝統的な縞模様に由来するシマウマは、クラブのシンボル。
(チームの愛称も Die Zebras !)
ちなみにデュイスブルクは、ボルシア・ドルトムントやアイントラハト・フランクフルトなどとともに1963年に開幕した
ブンデスリーガの記念すべき第1シーズン目を戦ったクラブのひとつでもあります。
Jリーグでいう「オリジナル10」ですね!
(ブンデスリーガは全部で16クラブから始まったそうです)
さらに、その記念すべき最初のシーズンでチャンピオンとなったケルンに続く2位の成績を収めたのが、このデュイスブルクだったのでした(当時はMeidericher SV という名前でした)。
※豆知識:昨シーズン、DFBポカールの準々決勝まで進んだフォルトゥナ・デュッセルドルフをもつれにもつれたPK戦10人目までいって打ち負かしてくれやがったFC ザールブリュッケン(当時は4部、現3部リーグ)も同じく一番最初のシーズンを戦った16クラブのうちのひとつ。
いかん、思い出したらまた胃が痛くなってきた。この話はやめやめ・・・
こちらがスタジアムに併設されているグッズショップ、その名も「ZebraShop」。
アパレルグッズのバリエーション多~~~~~~!
そしてオシャレだ・・・!
さすがにパーカーやシャツは宗教上の理由で買えないが、存分に購買意欲をそそられる品々・・・!
それではチケットを買っていよいよ入場!
チケットは立見席の学生料金で19€(約2,400円)。
そのまえに腹ごしらえをば・・・
スタジアムの前に並んでいた屋台で、サーモンオニオンのサンドイッチを確保!
しょっぱいがうまし!そしてボリューミー!
これで2.5€という安さ、たまらんな・・・
スタジアム内部へ・・・!
スタジアム内も青一色。本日は立見席なので早速ゴール裏へ。
そして先ほどまであんなにいた日本人らしき人々の姿、いつの間にか全く見かけなくなった。
うーむ、さすがにデュイスブルクのゴール裏には来ないか・・・
結局立ち見エリアでポツンと一人、日本人がなんとな~く浮いた感じになる羽目に。
いや別にいつものことだし!海外あるある・同じ国出身という共通点だけで仲良くなれるパワ~~が発動してファン仲間がいっぱいできるとか、全然期待してないですからね!?!?!?!?記事のタイトル変えなきゃいけなくなっちゃうから!!!
しばらくすると、選手たちがウォーミングアップに出てきました。
キックオフ前、タオルマフラーを掲げアンセムを熱唱するデュイスブルクサポーターたち。
さあキックオフです!
前半は両チームとも決定的なチャンスを作れず、スコアレスで折り返し。
後半に入ると、アウェイのウニオンがCKから先制!
ホームで負けるわけにはいかないデュイスブルクも、両サイドからの攻撃を中心にウニオンのゴールを攻め立てます。
試合が終盤に近付くにつれ、ガンガン盛り上がるゴール裏のデュイスブルクサポーターたち。
チャンスになる度、盛り上がりすぎて私の頭を叩く後ろの若者サポーター。
やめなさいって!痛っ!わかった!わかったから!頭を叩くな!毎晩必死で覚えたドイツ語単語が抜け落ちるだろ!!!
結局、終了間際にゴール前に走りこんだイリュチェンコがクロスを頭で押し込み同点ゴール。
ホームのデュイスブルク、なんとか試合を1-1の引き分けに持ち込むことに成功。勝ち点1を分け合いました。
勝ち点3は確かに大事だが、1でも無いよりはマシですよね(遠い目)
わかったから叩くな後ろの人!しかも試合中ずっとあえてカッコイイ感じの英語をやたらめったら使ってカッコつけようとしてるの、普通にバレてるからな!!!こっちはドイツ語勉強しに来てんねん!!英語しゃべるな!!!(スーパー理不尽の極み)
ここのアヒルちゃんは全身シルバー。うーむ、シック・・・かな?
ちなみにデュイスブルクやデュッセルドルフのあるNRW州は、他にもドルトムントやシャルケ、ケルンにレバークーゼンにグラッドバハと強豪クラブひしめく地。
土日で試合のハシゴも難なくできてしまう、サッカーファンにとっては垂涎ものの観光エリアといえるでしょう…私はMaxで一週間に4試合行けました。ミッドウィークに試合のある週なら余裕。
え?いちいちフォルトゥナ・デュッセルドルフの話を挟みすぎ?
あははまさかー。いくらデュイスブルクがライバルだからってそんなことしないよー気のせいですよー。うふふー。
それでは!!
tori
※ここに書かれたスタジアム・施設などの情報は、2017年当時のものです。現在は変わっている可能性があります。
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