癌日記⑤

⚠︎ここからは現在進行で話しています。

治療が終わって無事寛解を言い渡され、目標としていた子供の学校行事に行くことができて、社会復帰もして、順調に回復していました。

2024年の4月。
寛解から半年経つため、画像でも評価しようとCTを撮りました。すると主治医から「再発の兆候がありと出てしまいまして...…」と言われました。
約10万人に1人の病気になった時点でさまざまな覚悟は済ませて来ましたが、流石に「いい加減にしてくれる⁉️」と思いました。腫瘍マーカーは陰性でした。MRIの予約をしてその日は帰りました。

後日、MRIの結果も「残した右卵巣に境界悪性以上の腫瘍が認められる」というものでした。検査項目を足して行った腫瘍マーカーは変わらず陰性。

ここで「再発なのか、新しい腫瘍ができたのかも分からない」「このまま放置は良くないが、うちでは全摘することしかできない。ただ、それが最適な治療なのかは分からない」と言われてしまいました。私が今珍しい状況に置かれていて、決して小さくはない病院でもどうしたら良いか分かっていない状況ということはわかりました。
次週の診察までに、こちらで手術するかセカンドオピニオンをするか聞かせてくださいと言われて帰宅。

ここから夫とたくさん話し合いました。
子宮と残した卵巣を取ると言うことは、子供が産めなくなるということは勿論。私の場合はこの時20代なので、20代に閉経をするということは、平均的な閉経の年齢まで約20年以上更年期症状や諸々のリスクと付き合って行かなければいけないということ。ホットフラッシュ等の諸症状含め、場合によってはホルモン療法が必要だったり、骨粗鬆症のリスクが高まるため定期的な骨密度を測ったり長期的なフォローが必要になります。

そして私の状況は「腫瘍がある」ということが分かっているだけで、全摘する必要があるのかということは分かっていなかったため、まだ抗う余地と時間はあるなという結論になりセカンドオピニオンをすることになりました。

セカンドオピニオン先の病院は、家からでもギリ通える中で一番大きい病院にしました。セカンドオピニオンの意向を病院に伝え、予約を取ってもらい行ってきました。

セカンドオピニオン当日、もうこれで全摘って言われたら諦めよう!と決意して行きました。
結果として「この画像からして顔つきがとても悪い訳じゃない。良性の可能性も否定できない」と言っていただき、現在の病院では全摘しかできないと言われて...…と相談したら「じゃあうちで見ましょうか」とあっさり転院が決まりました。(セカンドオピニオンでは通常、転院等の手続きは行えないようなので本当だったらもっと時間がかかっていたかもしれません。)

現在は、転院先の病院でもMRIを撮って腫瘍が造影されたのを確認して腫瘍マーカーが相変わらず陰性だったため、7月に腫瘍を生検するために腹腔鏡手術をする予定です。今後のことはその生検の結果次第となるので随時更新していきます。入院生活の様子はInstagramでアップできたらしようと思っています。

治療に迷ったらセカンドオピニオン、検討してみてください。自由診療なので全額負担ですが、私は全摘が免れるかもしれない状況になったので後悔していません。

さて、生きるわよ〜‼️

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