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車イスとまち歩きから感じたこと
「HELPUSH」
〜車イス押してくれませんかか?〜
のまち歩き編に参加してきました。
先天性の脳性まひにより、
生まれた時から足の障害を持たれ、
車イスでの生活を送られている
寺田ユースケさんによる解説とともに、
後楽園からシンフォニーホールまで
車イスに乗ったり押したりなどしながら歩くというイベントでした。
(https://yusuke-terada.com/about/
寺田さんの紹介になります。)
歩いて行く中で、
寺田さんから 一番言われていた言葉が
コミュニケーション
基本だったり、マニュアルはあくまでも原則であってこの通りやればいいものではない。
基本を踏まえた上で、車イス生活者100人に対し、100通りのやり方がある。
進むスピードの速さも人それぞれ。
坂道でも、後ろ向きで降りる事で落ち着ける人、反対に、前向きの方が落ち着く人。
また、段差にしても何段、何センチなどと具体的に知らせその段差に対してどう対応するか?これもその人その人の技能によって対処がかわります。
それらを探るにはお互いしっかりとコミュニケーションをとる事が大切と言われていました。
「こうさえすればいい」という思い込みにハマりやすい自分にとって、こうしたことに限らず、色々と自分の常識の型にハメすぎて、視野を狭めてしまい、解決に向かえていない経験を思い出しました。 こうしなければという思い込みを少しでも取り除けたら・・・ 当事者からの体験から感じるお話は、 普段気づかないことに気づかせていただける貴重な財産です。
道中に話を戻しますと、 普段歩く生活だと、ちょっとした段差や、凸凹は気にならないところですが、車イスだとリアルに振動となって伝わったり、つますいて進めなくなったり、ナカナカ厳しい環境です。
バリアフリー社会の実現の難しさを改めて感じました。
それでも、寺田さんの 車イス押してくれませんか? に込められた想い。
ちょっぴり勇気が必要なことですが、
気軽にまわりに助けてを言えて、
それを受け止めて助け合うことにより、
気軽にコミュニケーションをとれる社会が実現できれば、 ちょっぴり楽しい社会に繋がっていくのかな? と思うひと時でした。