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第二種衛生管理者試験合格始末

先日受験した第二種衛生管理者試験に合格したので覚書のようなもの。


受験理由

勤めている会社の従業員数が来年度の新卒が入ると50名を越えそうなので、上司から取得するように言われたから。従業員数が50名以上になると衛生管理者を1名任命しないといけないのです。業種によっては第一種衛生管理者でないといけないのですが、私の場合は第二種衛生管理者で問題なかったです。

1回目

5月20日に応募書類をもらいに行きました(その帰りに東京ドームに寄っている)。5月20日は平日なのになぜ取りに行けたかというと、本来の予定では18日と19日は神戸にいて20日に東京に帰る予定で休みを取っていたからです。ちなみに神戸には行ってません。

受験のためには諸々書類を揃えなければなりません。事業者証明書は簡単に書いてもらったのですが、大学の卒業証明書なども必要になりますので久しぶりに大学に行ったりなどしました。

なお受験会場は関東安全衛生技術センター東京試験場。2024年1月に開設されたのですが、それまでは千葉県市原市にある関東安全衛生技術センターに行くか、年1回開催されている出張試験(東京もここに含まれる)に行くしかなかったので便利になりました。

8月23日に受験をしたのですが、結果は不合格。5年前にITパスポートと情報セキュリティマネジメント試験を受けて一発合格したので今回も行けるかと思いましたが、甘くなかったですね。

原因を考える

不合格通知には各項目の点数が記載されています。1回目の受検結果はこんな感じでした。

法令  :50点(100点中)
労働衛生:50点(100点中)
労働生理:60点(100点中)
合計  :160点(300点中)

合格基準が「科目ごと(第一種衛生管理者試験の科目のうち範囲が分かれているものについては範囲ごと)の得点が40%以上で、かつ、その合計が60%以上であること。」とあります。つまり各科目で40点以上取り、合計が180点以上でないといけないわけです。私の場合、各科目は基準を超えていたのですが、合計が20点足りなかったため不合格となってしまいました。

原因を考えましたが過去問をやってなかったからかと思いました。第二種衛生管理者試験は年に1~2回ではなく、毎月6~7回くらい行っているので過去に出された問題がそのまま出るケースの方が多いのです。ただ私の場合参考書を読んで勉強していたのですが、過去問を解き始めたのが受験2週間くらい前だったので、そういう意味で準備不足だったのかなと。

2回目

落ちたものは仕方ないので即書類を取りに行って申し込みをしました。ちなみに再試験用の書類は受験会場にあるので、持って帰ればまた取りに行く必要はないです。あと再受験の場合は申込用紙に1回目の受験票もしくは結果通知を添付すれば卒業証明書や事業者証明書が不要なので、1回目よりも申し込みは楽です。

2回目に向けての勉強は参考書はほどほどにしてひたすら過去問を解いていました。通勤・帰宅時には過去問.comで数年分の過去問を解き、休みの日に家で過去問題集や参考書についている予想問題を解いていました。おおよそ270点くらいは取れていたので、前回よりは自信がついたかなと思います。ちなみに1回目の受験勉強時に過去問を解いた時は180~200点くらいでした。

試験会場は前回と同じ関東安全衛生技術センター東京試験場。10月23日に受験して結果は合格。ところで合格の場合は各科目での点数はおろか何点取ったかも分からないのですね。

よく使った参考書やサイト

まとめ

5年ぶりに資格試験をしたので思ったこと。

参考書を読んでも頭に残りにくい

書いてある通りなのですが参考書を読んでも頭に残らないと思ったので、参考書を一通り読んだら過去問を解いてアウトプットした方がいいと思いました。

脳科学では歳を取ったら若い時みたいに参考書を読んで付箋を貼ったりマーカーでラインを引いても定着しないという説もあるそうです。どこまで本当かは分かりませんが。

参考書は新しいものを選ぶこと

法改正があるのでそれに対応したものを選びましょう。例えば雇入れ時の教育は2024年6月1日から省略規定が廃止になっているのですが、古い参考書だと対応してなかったりします。

最近だとストレスチェックの実施義務が従業員50名以上から全事業所に拡大するというニュースもありました。今年や来年の受験には影響はないかと思いますが、受験時期によっては拡大している可能性もあるため注意して対応しているものを選びましょう。

厚労省が出している公表問題は過去問とイコールではない

先ほどから過去問を解くように書いていますが、この過去問というのは安全衛生技術試験協会が出している公表問題のことです。だから公表問題と同じ問題が出ることもあるのですが、そのままではなくひねった文章で出てくることもあります。だから過去問を解いて安心せずにちゃんと覚えることが大事だと思いました。

こちらからは以上です。

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