やばいって言葉やばい
やばいってさあめっちゃ多義語やおもうねんけど、みんなもやばい思わへん?
とにかくこのやばいくらい魅力的な言葉やばいについてしっかり理解しないとやばいなと思ったんで色々調べてみました。
やばいくらい複雑怪奇なやばい
や ばい [1][0] 【野梅】
野に咲く梅。野生の梅。 [季] 春。
ほんまやばいよな、唱えるだけで春を感じれるマジックワードやん。使えば使うほど暖かくて幸せな気持ちになっていくなーって思ってたから、これやばいくらいわかる。みんなどんどん使ってやばいの季節感じてこ。
やば・い [2]
( 形 )
〔「やば」の形容詞化。もと、盗人・香具師(やし)などの隠語〕
① 身に危険が迫るさま。あぶない。 「 - ・いぞ、逃げろ」
② 不都合が予想される。 「この成績では-・いな」
③ 若者言葉で、すごい。自身の心情が、ひどく揺さぶられている様子についていう。 「この曲、-・いよ」 〔若者言葉では「格好良い」を意味する肯定的な文脈から、「困った」を意味する否定的文脈まで、広く感動詞的に用いられる〕
やばいって言葉には①②の否定的な意味と③の肯定的な意味が共存している。だから文脈によって都度解釈していかなきゃだめな言葉。使う側からするとやばいぐらいいつでも使ってもいいってこと。やばいぐらいハイコンテクストな世界がこのやばいって言葉の中に包含されているのまじやばない!?やばいってもう無敵やん。
けどこんなやばい意見もあった。
しかし、歴史があるといえども、「やばい」「まじ」などの言葉はあくまで仲間内で用いられるべきことばであり、文書や目上の人と話すような場面にはあまりふさわしいとは言えません。「やばい」は元の意味とは逆の意味でも用いられるようになったためか、どんな場面でも「やばい」のひと言で片付けてしまう若者も増えているそうですが、できれば「やばい」に代わる表現に触れて、そのときの心境に見合った言葉を使えるようになりたいですね。
目上・目下、若者・大人、そんなもの取っ払ってもっとやばいって言ってこうよ。やばいに代わる表現をしていこうとか、こういうのまじやばいくらい萎える。
やばいって言葉は、対立する概念を包含する、仏教で言う「空」に近い言葉なんだよ。陰と陽の統合、まさに次元の上昇を体現し、春の匂いすらも感じさせるという離れ業。日本語の原野を切り開かんと頑張ってるやばいの気持ち考えたってほしい。だからみんなもっと春の訪れ感じてみんなでやばいねー、やばいなーのラリー続けてこ。ほんまこういうこというやつやばいよな。
やばいの本来の意味
語源には諸説あるようですが、「やば」という隠語(いんご:仲間内でしか使わない言葉)がもとにある可能性が高いとされています。意味としては「看守」や「牢屋」などを指すような言葉と考えられています。
これはおおよそ、江戸時代後期ごろに使われていたようです。
さらにもとをたどれば「いやあぶない」(とても危険)が語源と言う説もあります。
この「やば」が変化して、「やばなり」という形容動詞になり、それが「やばい」という形容詞としても使われるようになったようです。
この経緯から「やばい」は「非常に都合が悪い」「危険な状況」といった意味を持っています。
へー
ふーん
キムタクとやばい
自分の記憶ではじめてやばいの深淵に触れたのは、キムタクがなんか美味そうなもん食べた後のコメントが「やばい」だったこと。今でも鮮明に覚えてる。それが私の中でのやばいの奥深さ初体験。
当時、そのやばいに強烈な違和感を覚えたし、学校でもキムタクのやばいコメントが話題になってたような記憶がある。それくらい日本語の歴史におけるターニングポイント、エポックメイキングなキムタクのやばい発言。新しい意味での「やばい」がこの世に誕生した瞬間。
陰と陽の統合、まさに「空」をやばいという言葉の中に見出したのがキムタク であるということに確信を得たく、キムタク やばいで検索してみたものの、「キムタクの現在がやばい」とか「キムタクより松潤がやばい理由」とかばかりで、やばいの起源に関する記述は見つけられず。大切な歴史は隠されていくことをやばいほど実感したよ。
おわりに
やりすぎコージーで野爆の話になったとき、今田さんが「ドラゴンアッシュのKjが「野爆がやばいよ」って言ってるくらい今来てる芸人」って言ってたことを思い出した。さすがKj、韻を踏みながらやばい芸人野爆の深淵さをやばいという素晴らしい言葉で表現していたんだね。なかなか売れなかった野爆も、いまや大ブレイクし芸人としての春を迎えている。あなやばし春の訪れかな。
それでは