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先日、課税証明書が必要となった。
マイナンバーカードがあるので、コンビニで発行できると思っていたら、どうやら役所に行かないと発行できないらしい。
先日、選挙が行われたが、投票するには投票所へ行かなければならないそうだ。
菅政権が発足してデジタル庁に期待をしていたタッピーとしては、デジタル化が進んでないではないかと憤っていた。
その数日後、デジタル庁が2021年9月から発足するというニュースを見た。
そう。タッピーは勘違いしていた。
菅政権が発足=デジタル庁が発足
と勘違いしていた。(菅総理、すいませんでした。)
バスには大きく2種類ある。
オートマ車とマニュアル車だ。
オートマ車はアクセルとブレーキがあり、ギアのチェンジは自動で行われる。例えるならアクセルが1、ブレーキが0で、運転士は0と1のみ使う。そう、デジタルに似ている。
マニュアル車はアクセルとブレーキの他にクラッチがある。ギアのチェンジは運転士が行う。例えるならアクセルが1、ブレーキが0だが、クラッチの操作とギアの選択で、0と1の間に無数の選択肢が存在する。そう、アナログに似ている。
一般的にオートマ車の方が操作が少なく楽に思われるかもしれないが、バスの運転では一概には言えない。
渋滞などで低速走行するとき、オートマ車の場合アクセルとブレーキを繰り返す操作となり、どうしてもお客さんに衝撃が伝わりやすい。
一方マニュアル車はギアを運転士が選択できる。低いギアの使用すれば、アクセルもブレーキも使わずに低速で維持しやすく、お客さんへの衝撃も伝わりにくい。
上り坂を走行すとき、オートマ車の場合アクセルを踏み込むと自動でギアが上がってしまい、パワー不足になりやすい。
一方マニュアル車は低いギアを選択して一気に踏み込めば、上り坂でもパワー不足になる心配はない。
坂道発進をする場合、オートマ車の場合0か1しかないので、止まっているときはブレーキを踏み、発進する時にアクセルを素早く踏みかえる。勾配がきつい場合はパーキングブレーキをかけないと一瞬後ろに下がってしまう。
一方マニュアル車は半クラッチ(エンジンの動力がタイヤに伝わりかけた状態)を維持すればブレーキを踏む必要がなく、一瞬後ろに下がってしまう心配がない。
デジタルは決まっている事をするのに向いている。
課税証明書を発行したり、投票したりするにはデジタルで事足りる。
アナログは決まっていない事をするのに向いている。
バスに乗車しているのは人間だ。道路上に走行している車を運転しているのも人間だ。歩行者や自転車に乗っているのも人間だ。
だから、バスの運転はいつ、どこで、何が起きるか分からない。
決まっていない事の多いバスの運転を、そのままデジタルに置き換えるのは相当難しいと思う。