今しかない瞬間を抱きしめながら〜異次元フェスを振り返る 後編〜
お疲れ様です。温州みかんです。
えー、サボりすぎました。
今更な感じですが、今回は異次元フェスにおけるアイドルマスター側の曲について触れていきます。ざっくりメモを残しておいてよかった…
前回同様、各プロダクション毎に、特に印象に残った曲と共に、感じたことや印象的な点を書き残していきます。
ラブライブ!側については、前回の記事にて。
シンデレラガールズ/『さよならアンドロメダ』
歌唱を担当したのはシンデレラガールズのメンバーではなく、ミリオンライブとAqoursのコラボ曲でしたが、それでもこの曲を挙げさせてください。
多分、2日間通して1番好きだった曲がこの曲です。俺はこの曲を知らぬまま生きていたのか…
恥ずかしながら、今回聴いて初めてこの曲を知りました。なにせ2016年ごろで僕のデレマスの知識は止まっているので…
全編通してあれだけ高まったライブの中で、おそらく1番静かだった曲でしょう。だけどそれが心地いい。僕は聴いていて開いた口が塞がりませんでした。
まるで、本当に銀河の海にいるような。スクリーンに映し出された映像と、我々が持つペンライトが織りなす幻想的な光景。そして、その海を漂うはAqours。別れを唄う曲を、Aqoursに任せる采配はお見事。
それはきっと、それほどまでにこの歌声が僕の胸に沁み渡るから。
それはきっと、生きてこの奇跡を目の当たりにしているから。
それはきっと、きっと──。
ちなみに、あれから音源を買ってひたすらリピートしています。本当にずっと。
この曲と巡り合わせてくれて、本当にありがとう。
ミリオンライブ/『アライブファクター』
ミリオンライブは、異次元フェスへの参加が決まって初めて触れた作品になるので、本当に全く知識の足りない状態でした。(765ASはまだ少しは分かりますが…)
慌ててアニメを視聴したので、『Rat A Tat!!!』や『Thank you!』あたりはギリギリ分かりましたが、他は全然ダメでしたね。あ、『FaityTaleじゃいられない』と『ハーモニクス』は、"初めての『アイドルマスター ミリオンライブ!』"というApple Musicのプレイリストを一通り聴いて耳に残っていたので、これも分かりましたね。でもそのくらいです。
個性的な曲が多かったですよね。色々な意味で。(ウンババってなんだよ)
さて、そんな状態で触れたミリオンの曲で特に印象に残ったのは『アライブファクター』。
原曲は静香と千早の2人が歌っているんですね。そりゃ最高にカッコいいわけだ。今回歌唱を担当したのも、どうやら各グループの中で特に歌唱力に秀でている方々らしいですね。(富田美憂さんは、いち声優さんとして歌唱力が高い方だということは存じていました)
それは、ラブライブ!側のキャストを見てもよく理解できます。あいきゃん、結那、なっすちゃんの3人。まあ、文句のつけようがないよね。
何気にこの3人が担当するキャラクターは全員1年生なんだな〜と、今ふと思いました。それで言うと、同じ1年生なのに、よし…ヨハネの貫禄が凄いな…
ヨハネ、マルガレーテ、さやか。自己のアイデンティティについて、とりわけ思い悩んだ経験のある3人という印象です。(まあ他の子たちも、彼女らと同様に思い悩む乙女なわけですが)
そんな彼女たちは三者三様、それぞれの答えを見つけ出し、それを貫きながらスクールアイドルとして輝いています。
歌唱による激しいぶつかり合い、最高でした。
シャイニーカラーズ/『Dye the sky.』
シャニマスの曲は友人の影響で少し履修していたので、アイマスシリーズの中ではなんとなく知ってる!という曲の割合が多かったです。そんな中で特に印象に残っているのが『Dye the sky.』です。(このタイトルで『今しかない瞬間を』じゃないんかい)『シャイノグラフィ』も印象に残っていますが、あちらはなんとなく、『ビタミンSUMMER!!』との"ヒゲドライバー歌合戦"の様相でしたので、今回は曲単体でより印象に残った『Dye the sky.』で。
この曲、好きですね(ポケモンクラブ会長)。いや、本当に。背景をそこまで詳しくは知らない僕には、歌詞の解釈までは難しいですが、かなり強めの言葉を叩きつけてくる歌詞がとても印象的です。
特に"輝き"という言葉が心に残ります。またラブライブ!の話か…という感じですが、この言葉はラブライブ!シリーズにおいても重要な立ち位置にある言葉なんですよね。
要するに、「本気出せよ」というメッセージが込められた曲なのかな、と勝手に解釈しています。同じようなメッセージ性の曲はラブライブ!シリーズにもあると思いますが、アプローチの仕方はアイマスらしいのかな~と思いました。
こういう力強い言葉って、あまりラブライブ!では使われないと思っていて。それは、まあスクールアイドルってどこまで行っても、あくまで部活動に取り組む女子高生なわけだから、むしろ当然のことだと思うんです。一方、アイマスにおけるアイドルは所謂"職業アイドル"なので、懸ける想いの重さは少し違ってくるのかなあ、という感じです。
品のない言い方をすれば、彼女たちの立ち居振る舞いにもおそらく安くないお金がかかっているわけですよね。同じプロダクションの仲間だとしても、お互いぶつかり合うライバルでもあるわけで、そういう環境にいる彼女たちだからこそ吐き出すことの出来る本音を唄った曲なのだろうか、と考えてしまいました。
おまけ/応援のぼり
ある意味今回の目玉の一つでもあったのぼりです。元々270本ということでしたが、応募多数につき300本に増えたらしいです。凄い。
どれも愛に溢れていて見ごたえがありました。
ゼノグラシアのぼりを撮り損ねたことが最大の後悔です…
特に上手いな~と思ったのがこちら。
存じ上げている方の作品だから、というバイアスを抜きにして、純粋にアイデアに感心しました。300本あったのぼりの中で、我々が干渉可能なデザインはこの1本だけだったように思います。違ったらごめんなさい。
僕らが干渉することによって初めて完成する、というコンセプトが"みんなで叶える物語"を彷彿とさせている気がします。
凄く好きでした。
総括
結論から言うと、心の底から行ってよかったと思えるライブでした。
両シリーズの歴史の重みを肌で感じた瞬間でしたね。
一応、程度はどうあれ10年近くは触れてきた作品ですので、余計に感動しました。オタク続けててよかった~~~…
間違いなく歴史的瞬間だったわけですが、Day2ラストのMCで大西亜玖璃さんが仰っていた通り、人生においてもう二度と訪れない瞬間かもしれないんですよね、これ。
そう考えると、"今"という瞬間が本当に大切で尊いものに思えてきます。
これ、少し前から本当に身をもって味わっている感覚で。
そもそもスクールアイドル自体が"限られた時間の中で、精一杯輝こうとする"存在なんですが、とりわけ蓮ノ空を応援することで痛感するんですよね。
ここで深くは語りませんが。
当たり前のようで当たり前じゃないことって実はたくさんあるはずで、少しでもそれらに気づいてあげられるように、今という瞬間を大事に抱きしめながら生きていきたいところです。
何にせよ、本当に貴重な経験を与えてくれたことに心から感謝しています。
というところで異次元フェスの振り返りはいったん終わります。
全曲について触れるのは無理でした。BDは買うつもりですので、もしかしたら発売後に書くかも?いや、多分書かないだろうな…
僕にとっては2023年最後のライブでしたが、締めくくりに最も相応しいライブだったと思います。
2024年も、自分のペースでオタクライフを楽しむぞ~!
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