Liella! 4th LoveLive! Tour ~brand new Sparkle~ 東京公演<5yncri5e! edition> の備忘録
はじめに
お疲れ様です。温州みかんです。
4thライブツアーのファイナルとなる東京公演。とても思い出に残るライブでした。今回も備忘録として記事を残そうと思います。
ツアー全体を振り返った内容については、また改めて別の記事を書こうと思います。
今更言うまでもないかもしれませんが、一応ネタバレ前提となりますので、NGの方はお気を付けください。
ライブの感想
セトリ自体に大きな変化はありませんでしたので、東京公演で特に印象に残った楽曲について触れていこうと思います。触れていない楽曲も勿論大好きなので悪しからず。
・「Blooming Dance! Dance!」
今回のライブツアーで特に輝いていたと感じるのが2期生の4人です。苦しい時期を経験してきたであろう2期生が、全力の笑顔で4人だけのステージを舞う姿が見られたことにとても感動しました。振り落とされないよう必死で食らいついていた3rdライブツアーとは違い、明らかに引っ張っていく側へと成長しています。
・「Butterfly Wing」
ソロ曲としては唯一、3rdライブツアーから披露されている楽曲です。それ故に、"新鮮さ"という意味では他の楽曲ほどのインパクトはなかったかもしれません。しかし、今回の完成度はこれまでの比ではないほど高かったと私は感じています。特に、3rdライブツアーでは少し苦手(?)にしているようにも見受けられたサビの高音が、完璧に決まっていました。完成度はまるで音源そのもの。しかし溢れる熱量が、これは音源ではなく生の歌声なのだと分からせてくれます。結那自身もそう感じていたでしょうか。表情も自信に満ちており、まるでマルガレーテちゃんがパフォーマンスしていると錯覚するレベルでした。
・「ビギナーズRock!!」&「ミッドナイトラプソディ」
東京公演限定の演出として、のんちゃんとなぎちゃんがバトンタッチする演出がありました。私はLiella!内での組み合わせとして、きな子ちゃんと恋ちゃんのペアが特に好きなので、目の前でこの演出を見られたことが一生の宝物です。
"ビギナーズRock!!"は、ツアー初日の千葉公演と比べて遥かにレベルアップしていましたね。4thライブツアー内での成長度で言えば、のんちゃんは圧倒的だったと思います。
"ミッドナイトラプソディ"は、今回はトロッコに乗ってのパフォーマンスでした。ダンスが少ない分、間奏でゲームをする振りを入れたりと、なぎちゃんの遊び心が感じられる内容だったと思います。
・「星屑クルージング」&「Starry Prayer」
今回の"星屑クルージング"は、かなり笑顔が多かった印象です。しかし、所々どことなく寂しげに笑う姿には、大人へと向かっていく彼女たちの成長を感じずにはいられません。最後にテディベアを置くシーンでは、愛知公演の物憂げな表情とは違い、満面の笑みを浮かべていました。解釈の余地がありそうです。
"Starry Prayer"は、感情の乗り方が最高でした。さながら、1期10話・2期9話でのすみれちゃんを思わせる歌唱でした。個人的な解釈ですが、大人へと向かう可可ちゃんとは対照的に、この曲は、大人への階段を上っているすみれちゃんの最後のわがままなのかなと思っています。幼くして芸能界に入り、大人にならざるを得なかったすみれちゃん。そんな彼女がやっと見つけた、自分を素直に表現できる居場所。終わりたくない、壊したくないと思うのは、きっと普通のことなのだと思います。
・「Eyeをちょうだい」
特に今回は歌い方にかなりアレンジが加わっており、ソロ曲の中では最も盛り上がった楽曲でした。私はDay2には参加できていないので、"ちょうだい"コールが出来なかったのはとても残念です。普段のパフォーマンスでは、えもりんは真剣な表情を見せることが多い印象なのですが、この楽曲では、えもりんの持つ可愛らしさが全面に押し出されていたと思います。
・「茜心」&「ガラスボールリジェクション」
今回の"茜心"は、愛知公演Day2でのやぶちゃんの進化をひしひしと感じるパフォーマンスでした。これまでのライブでは、やぶちゃん自身の可愛らしさが目立つ歌声だったと思いますが、愛知公演で、CatChu!としての力強さを身につけたことにより、メイちゃんの熱い情熱やカッコよさが、より鮮明に表現されたパフォーマンスへと進化を遂げていました。魅せてくれたな、薮島朱音!
"ガラスボールリジェクション"は、やはりダンスに魅了されます。身体の使い方がとにかく上手い。余す所なく全身を使って踊るくまちゃんに目が離せませんでした。更に今回は、歌声にも力強さが乗っていたと思います。やぶちゃん・メイちゃんのパフォーマンスに引っ張られたのでしょうか。より激しさを増した、素晴らしいパフォーマンスでした。
・「君を想う花になる」&「Free Flight」
これまで、Liella!としてはダンスで活躍することが多かったなこちゃんですが、今回のソロ曲では歌うことに徹する演出となっていました。個人的な解釈ですが、かのんちゃんの横に並ぶために始めたダンスがなくとも、今の私は胸を張って歌えるよ、という千砂都ちゃんの強い意志が込められているように思います。そして、最後はさゆりんの背中をそっと押して、歌唱を終えました。
なこちゃんに背中を押されながら、"Free Flight"のスタート。背中を見届けるなこちゃんに対して、さゆりんが振り返ることはありません。あの日、青空を待っていた彼女は、ついに青空へと飛び立っていったのです。Liella!の象徴と言えば"星"ですが、この楽曲の歌詞には、"消えてく星達"というフレーズがあります。Liella!としての"夢"を追うのか、澁谷かのんとしての"夢"を追うのか。その問いに対する解が、まさにこのフレーズなのだと思います。
これまでもずっとLiella!を引っ張ってきた、さゆりんとかのんちゃん。今の2人なら、必ずどこへだって飛んでいけます。
・5yncri5e!パート
東京公演の目玉、5yncri5e!の出番です。正直に言うと、東京公演が始まるまでは、この5人がユニットとしてパフォーマンスをする姿が上手く想像できていませんでした。KALEIDOSCORE・CatChu!は、比較的コンセプトをイメージしやすかったのですが、5yncri5e!はその2ユニットに比べると共通点が少しだけ見つけにくいですよね(私だけかもしれませんが)。今はとてもしっくり来ていますが、理由は上手く言い表せません。ただ、MCのテンポ感がとても好きでした。他のユニットに比べ、衣装もメンバー毎に特徴のある作りになっていて、非常に可愛かったです。ちなみにギャルピで私は一度絶命しました。
パフォーマンスに関しては、ダンスユニットと公言されていた通りの内容でした。特にダンスの得意ななこちゃん・くまちゃんが引っ張る形ではありつつも、他3人もそれに追随し、非常にレベルの高いものになっていたと思います。各ユニットのパフォーマンスの中で、私は5yncri5e!が一番好きだったかもしれません。…いや、全部好きだな。
・「Hoshizora Monologue」
なんだかんだ、この5人でのパフォーマンスは安心感がありますね。Liella!としての"夢"が生まれた、あの日を思い出す楽曲です。"負けたことがある"5人だからこそ、ここまで来られたのだろうなと思います。
余談ですが、それで言うとマルガレーテちゃんもまた、負けた側の人間です。逆に2期生の4人は、今の所負けを知りませんよね。このあたりが何かしらストーリーに加わってきても面白いな、と思いました。
最後に2期生の4人が加わり、5色から9色となって終わります。9人のLiella!、その始まりを表していると感じます。
・「Including You」
東京公演で、ついにサニパへの思いを込めた曲だと明言されましたね。これは私が考えたのではなく見かけただけなのですが、特殊イントロのノイズはサニパの敗北を意味し、空のセンターステージへと差すスポットライトはそこに立っていたかもしれないサニパに対するものでは、という考察を見てすごく納得できました。
ちなみに、東京公演のみスポットライトはセンターステージを越えた客席に向かっていたそうです。そして、東京公演では、サニパを演じたゆななとちはちゃんも応援に来ていたそうですよ。
少し泣く。
・「未来の音が聴こえる」
この楽曲を聴くと、3rdライブツアーを思い出します。9人での初めてのライブツアーは、7都市14公演と非常にハードなものだったと思います。しかし、それを走り抜いた9人、特に2期生4人の成長は、確実に4thライブツアーにも繋がっていましたね。
セットリストの構成としても、"Hoshizora Monologue"からこの楽曲までの流れが非常に美しいです。これまでの軌跡を思い出し、自然と涙が溢れていました。
・「UNIVERSE!!」
4thライブツアーのために作られたと言っても過言ではないと思います。それほど、各公演の締めとして相応しい楽曲でした。Day2では、その日だけの特別な演出もあり、感動は一入でしたね。帰路の空港で配信を見ていましたが、自然と涙ぐんでしまいました。観客がいない、声が出せない、そんなところから始まったLiella!が歌うからこそ、この楽曲は心に強く響きます。
"心を結ぶ"。
あの瞬間、Liella!、現地や配信で参加しているファン、全ての心は、間違いなく一つに結ばれました。
おわりに
3都市6公演と駆け抜けた4thライブツアーもとうとう終わりました。各メンバーの新たな一面や成長を見ることができる、最高の時間でした。人数も11人に増え、これまで以上に大変なツアーだったとは思いますが、誰一人欠けることなくツアーを終えられたことが、とにかく嬉しいです。3期生も加わり、ついに完成形となったLiella!の、これからの旅路がますます楽しみです。
"ねえ 果てしなく広がる空 どこまで続いていくの
だって 旅は始まったばかりさ"
4thライブツアー、お疲れ様でした!
Liella!の皆さん、スタッフの方々、そしてファンの皆さん、関わった全ての方に感謝を。
本当にありがとうございました!
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