天音かなた【公式】MMDモデルver1.0顔中央に表示される線を修正する方法
ニコニ立体にアップされている「天音かなた【公式】」MMDモデルのver1.0pmxファイルについてです。
このpmxファイルをMMDやPmxEditorで読み込んだ際、モデルを後方に一定距離移動すると、顔中央部分に黒い線が出てしまう問題が発生します。
カメラをアップにするとこの線は表示されなくなるのですが、モーションの都合上距離を遠ざけるシーンは多々あるため修正が必須です。
残念ながらこの公式モデルは、2021年にver1.0が公開・配布されて以後、アップデートがされていません。そのため、自力で修正する必要があります。
少し調べてみたところ手元で修正手順が確立できたので、へい民MMDer向けの知見共有として書き残しておきます。
PmxEditorのUVエディタプラグインを導入
PmxEditorとUVエディタプラグインを使用します。PmxEditor未導入の方は、開発者様のサイトからダウンロード&インストールしましょう。
続いてプラグインの追加です。「どるる式UVエディタ(UVEditor)」をダウンロードし、dllファイル(プラグイン)をPmxEditorのプラグインUserフォルダに配置します。
PMDEditorとPMXEditor用がありますが、ここではPMXEditor向けの「UVEditor0_219_13_2.dll」を使用します。
UVの修正
PmxEditorを開き、メニューの [編集] -> [プラグイン] -> [User] - [UVエディタ0_219_13_2] を選択。
UVエディタのウィンドウが開いたら「材質」をクリック。
「2: MAT_PPT_Face2」を選択します。
ウィンドウに顔部分のテクスチャとUVが表示されます。
「Ctrl + A」キーを押して、UVの頂点を全選択(赤が選択状態)します。
いずれかの頂点を選択し、右方向へ少しずらします。
「本体へモデル送信」をクリックするとモデルへ反映されます。
PmxEditor上で黒い線が表示されなくなったことを確認したら、pmxファイルを保存します。念の為、元のpmxファイルと別名で保存するのが安全です。
追記:全選択移動で見た目がおかしくなってしまう場合は、顔中心部分の縦列のみをShiftキー押しながらドラッグ選択でずらしてみると良いかもです(あずきさん、ありがとうございます)
修正後のpmxファイルをMMDへ取り込みましょう。カメラから距離を離しても、顔中央の黒い線が出なくなっているはずです。
やったぜ。