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私のブレイクスルーポイントはリップの色だった

いよいよ試着旅🐦‍⬛へ

なりたい=かっこいい=モード系か?と判明し、改善点も分かってきた。
妄想クローゼットの画像集めは続けつつ、行動もする。
リップを見て(可能なら買って)、バレエシューズの試着をするのだ。

余談だけれど、PDCAのDOが本当に本当に本当に苦手。
ほっとくとなんもしないで、P(妄想の方)ばっかりしてしまう。今回出かけるのだって、不安だー、面倒だーと思う自分を叱咤激励して重い腰をあげた。
すぐDOできる人、尊敬する。

とりあえず、前回の試行錯誤でそこそこよかったコーディネート(ネイビー花柄スカート、ネイビーシャツ、靴はローファー)に薄手の黒っぽいコートを羽織った。
耳と指にはpatterie。あぁ、これを身につけていればがんばれる。ありがとう。
(patterieさんとの出会いは別記事に書きたい→書きました)
たかが試着にビビりすぎと思われそうだけど、ビビりなんだから仕方ない。
行けばなんとかなるさ、と出かける。


NARSに行った

まずはリップだ!赤い色をつけたら、少し自信を持って試着に向かえる気がする。

伊勢丹について、化粧品売り場の階をぐるっとひと回りしてみた。
行く前からなんとなくNARSにしようと思っていて(行ったこともないくせに)、遠目からNARSを偵察する。店員さんが数人、タッチアップしている人もいるけど、手は空いていそう。
しかし、手近にいる店員さんがかっこよすぎて怖い。無理無理無理…と一旦離れて靴売り場に向かう。

ズラッと並んだハイブランドのお靴たち。
わーお!とちょっとテンションが上がる。
下調べしてきたバレエシューズをいくつか試着してみたいけど、なんとなく気分が落ち着かない。2周くらい回って観念した。

先にリップを買わないと、きっとどこも入れない。

もう一度、NARSに向かう。
お客さんはまばら。
ちょうどリップのところにさっきのかっこいい店員さんがいた。
ひー!!
と思う心と裏腹に、気づけば声をかけていた。
ちょっと待って!よりによって彼女なの!?と心が叫んだけどもう遅い。

お姉さんはクールな対応で、あんたの来るとこじゃないよと思われてるー!?と被害妄想を抱きながら、赤いリップが欲しいこと、どんな色が似合いそうかみてほしい旨を伝えた。

たくさんあるリップの中から一つを選んでくれて、タッチアップに向かう。

タッチアップなんて10年ぶりな気がする。
ついてるんだかついてないんだかわからない自分のリップを綺麗に取ってもらい、いざ赤を乗せる。

わー赤いー。雰囲気変わるー。
真っ赤っかじゃないからか、顔から変に浮いてもいないし、赤いリップ悪くないんだな。(そういえば七五三でつけられた真っ赤な口紅は、幼心にもなんか変だったのを思い出した)

ただ、いい感じなんだけど、なんか今までの自分の延長線上にまだいる。劇変はしていない。
もうちょっとこう、かっこいい感じにしたい(語彙よ)。

ここまできて遠慮しても仕方ないので、クールなお姉さんに素直に伝えることにした。

「お姉さん、すごくかっこいいです。私はそういうタイプじゃないのはわかっているけど、お姉さんみたいな雰囲気になりたい」的なことを言った。

我ながら5歳児かっていうアホ発言だったが、お姉さんは理解してくれた。
お客様はマットなタイプより、ツヤ感が大事だと思います。と言い添えて、もう一つ色を選んでくれた。

クルクルと繰り出されたそれは、なんと茶色🤎

わぁ、ちゃいろーい
これ大丈夫か?私の顔??

不安をよそに、お姉さんは新たなその茶色を丁寧に唇に乗せてくれる。


!!!!!

え!!?かっこいい!!!

リップは茶色にしか見えないのに、自分の唇に乗せたはそれは何故か深い赤に発色して、見たことのない私を鏡に映し出している。

え、まって!!
これはなんかこう、モードっぽいって言っても差し支えない感じなのでは!?
濃いネイビーに顔が負けてない…かっこよくなってる…(自分比)

えええーすごい😭
リップってこんなに人を変えるのか…


信じられない気持ちで、お姉さんに

こっちがいいです…

と購入を伝えた。

それから、アイシャドウやチークも合わせてアドバイスしてもらい、無事に目的を達成。

途中でお姉さんが、さっき、かっこいいって言ってもらえて嬉しかったです、と相変わらずクールに胸の内を明かしてくれて、素直に話してよかったなぁ、あんな風にかっこいい人でも褒められると嬉しいんだなぁ、、と勝手にほっこりした。


いざ、試着へ

お姉さんにお礼を言って、買ったものを受け取り、いそいそと靴売り場に戻る。
さっきまで、なんだかソワソワして、落ち着かなくて、わたしこの格好でここにいて大丈夫でしょうか???という気分だったのに、今は違う。

リップの色ひとつで、堂々と歩ける。
すごい効果だ。身体の中の、ほんの少しの面積なのに。


試着した靴
(画像は全て公式サイトなどからお借りしています)

◎ジミーチュウ メリージェーン


シルバーがなかったので、ゴールド。
私が履くと足先が詰まった感じに小さく見える。もっと縦に長いスクエアトゥが良さそう。


◎ジルサンダー バレリーナ


有力候補の一つ。
皮が柔らかくて気持ちいい。幅が少しタイトに感じるけれど、伸びて馴染んでくれそうな感じ。ただ、伸びると形が変わる気がする。履きやすさと引き換えに、綺麗なシルエットが崩れるのは好きじゃない。


◎ジルサンダー バレリーナ


これも有力候補。バックルが取りはずせるから、普段は付けずサッと脱ぎ履きできるのが良い。バッテンの縫い目が可愛いんだけど、どうしてもFFTのキュクレインのお腹を連想してしまう。まぁいいか、連想したところで好きなのは変わらない。
横幅はピッタリ。全然痛くない!馴染んでも型崩れせずに済みそうだし、ボリューム感もあってとても良い。
でもなぜか、ああぁぁあ!これ!とはならなかった。


バッグも少し試着したけれど、時間がなかったので、ほぼこれでおしまい。

お姉さんに感謝

これまでの人生で、自分の何かがブレイクスルーしたな、と感じたのは初めてだ。
このリップで行ったことのない境地に辿り着けるかもしれない。嬉しい。
リップの色が変われば、何かが変わるかも!という直感も当たっていた。嬉しい。

そして、ビビりながらもちゃんとコスメカウンターに行った自分、えらい。(自画自賛)

そして、あの数多あるリップの中から、的確にこれを選んでくれたお姉さん、すごい。感謝です。

服は練習、メイクも練習。
毎日付けて自分に馴染ませていきたい。




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