2024年8月11日 秋近し、未来は今ここにしかない
気づけば、朝夕がぐっと涼しくなってきました。
昼の暑さはひどいものの、夜の闇が深まってくると、風が吹くようになりましたし、その風も以前よりひんやりしています。
外気の温度が下がったからか、エアコンの効きもよくなってきた気がします。
朝、家庭菜園の植物に水をやる時も、涼しい風が吹いてきています。
台風が近づいているからなのかもしれませんが、
何よりも、夏は終わりに近づいてきているのです。
空の色や光も少しずつ、秋の色、黄金色に近づいてきているようです。
それに加えて、今日はお盆休みに入っているからか、街中は人影が少なく、不思議な雰囲気でした。
ゲームの中の、夏休みのような、ノスタルジックで、少し前の思い出のような質感です。
ボール紙に描いた絵のような、
そこにある電柱の向こうに、虫取り網をもったクラスメートがいそうな、
夜祭に行く前のような、
絵日記を書くのを忘れた頃のような
そんな雰囲気です。
大きな地震が来てしまうと、この雰囲気も一瞬にして消えてしまうのでしょう。
しかし、考えてみれば、これまで、生きてきて、大きな災害の直接の被災者にならずにきたということが、とても幸運だったのです。
人によっては地震でなくとも、大雨や台風で被災者になっていますし、
何だか転居して、その都度、何らかの被害に遭っている方もいるはずです。
日常を送っていると、「自らの幸運なんて大したものではない。幸運な人はいいな」と思いがちですが、
実はすでに自分もずいぶん幸運だったわけです。
「大地震が来るかもしれない」と思わないと、思い当たらないことでした。
さて、買い物に出かけたところ、
うちの近所のスーパーは品薄ということはありませんでした。
水のペットボトルやパン、レトルトの白米、缶詰など、十分にありました。
買い溜めに走ったひとがさほど多くなかったようです。
ほっとしました。
ただ、手回しラジオは、見本しかなく、購入ができませんでした。
ラジオは電器店に行くかAmazonで購入した方が良さそうです。
現在、防災ラジオ、一体、どれがいいのだろう…と悩んでいます。
電池以外でも動き、なおかつスマホを充電できるものが良いのだろうか…とあたりはつけているのですが…決め手がありません。
価格帯に幅があり、本当に良いものがどれなのか、わかりにくいのです。
安ければ良い、というものでもなさそうなのですよね…。
ネットとテレビでの情報収集が難しくなった場合は、ラジオが頼みの綱でしょうから
購入はしようと決めているのですが、なかなか購入に至る決め手がないのです。
地震で、電気が途絶えることも不安ですが、水道管が壊れることも考えておかねばなりません。
ポリタンクを買うべきなのか?というのも現在の検討事項です。
家にあっても、かさばるし、かなり邪魔になりそうなのですが、
断水の際にはあった方が良いだろうなぁ…と思います。
大体において、防災グッズや備蓄というものは、日常を圧迫するサイズなのです。
狭い住居だとまず、しまう場所を考える必要があるのです。
皆さん、どこにしまっているものなのでしょう。
こういうことを楽観的な友達に言うと、「まあ大丈夫じゃない?」と言われてしまうのですが、
私は、最悪の事態を想定しておくと
冷静になれるタイプなのです。
自分の脳内に、最悪の予想があれば、
「まあ、予想よりは悪くなかった」と思えます。
それに、準備をすることは気持ちを和らげます。
何もせずに後で、ああすればよかった、こうすればよかったと思わずに済みます。
いや、そういう後悔はどれだけ準備をしても残るものでしょうが、
それでも「やるべきことはやったから」と諦められる気がします。
本格的に秋になる頃に、様々な状況はどうなっているのでしょう。
オリンピックも終わり、
芸能人の不祥事やトラブル、
不穏な事件や事故も減っているでしょうか。
地震は来ずに済んでいるでしょうか。
明日のことはわからない、
わからない中を生きていくのだ、と最近よく思います。
どこにも、書かれていない未来、
誰も体験していない未来を今、生きていく時代なのだと。
心配ばかりしても仕方ないので、
程よく準備をしつつも、結局は、飛び込んでいくしかなさそうです。
残り少ない夏を思い切り、楽しんで過ごしましょう。
未来は先ではなく、今、ここにしかないのですから。