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【ゲーム攻略&創作日記】「なないろリンカネーション」「雨恋」_感想_非実在女子大生の美少女ゲーム攻略&創作日記Vol.0032

それぞれ短文感想、ネタバレあり。今回も素敵な作品たちに出会えましたす。

「なないろリンカネーション」
シルキーズプラス WASABIさんから発売された、かずきふみ先生がライターを務めた作品。
プレイ済の「きまぐれテンプテーション」と世界観が共通していることは知っていたので期待値が高かったのですが、それを上回る面白い作品でした。

「霊視」や「鬼」という非日常的な単語が登場する世界でありながら、普通の人間としての営みも丁寧に描かれていて、私たちが暮らすこの世界にも、彼ら彼女らはいるんじゃないかと思わせる、温かみのある作品だったなと感じます。

私はやっぱり琴莉ルートが好きですね。
ゆっくり、着実に終わりへと向かっていく遊園地での一連のやり取りは、胸が温かくなるやら締め付けられるやらで、情緒が大変でした。
ラスト、メリーゴーランドのシーンは涙が零れ出ること必至です。

こちらも世界観を同じくする「あけいろ怪奇譚」もプレイしたいし、きまテン2もまだプレイ出来てないし……、まだまだ楽しみがたくさんです。

「雨恋」
珈琲貴族先生のパッケージが印象的な作品。
メインヒロインは瑞希の一人のみで、CVは小倉結衣さん。
実は今まで小倉さんメインの作品のプレイ歴が多くなかったのですが、今回の雨恋で大好きな声優さんのお一人になりました。
声質が好きというのもありますし、演技も凄く好みでした。
瑞希のちょっと子供っぽいところ、逆に大人びているところ、甘え慣れていないところ、甘やかしてくれるところ……、そういった対となるようなキャラクターの構成要素を、繊細な演技で表現されているように感じました。
ちょっと伸ばして発音してみたり、セリフの一部だけ少し早口で言ってみたり、そういう細かな部分でその子らしさって出るんだなあ……。改めて声優さんって凄いなあって思います。

もちろんストーリーもイラストも音楽も、どれも大変良かったです。
抽象的な感想になってしまいますが「夏の田舎の雰囲気」と言うのが感じられて、なんだか懐かしい気持ちになりました。
じめっとしたイヤな感じではなく、しっとりとした丁度良い湿度が保たれているように思います。

静かなトーンで、でも芯のある本作。
プレイしていて気持ちの良い作品でもありました。
また夏になったら再プレイしようかなあ。

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