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テレンス・マリック監督作『天国の日々 4K』4月4日(金)公開決定

“最も美しい映画の一つ”が4Kレストア化
47年の時を経て、本来の姿で蘇る

20世紀初頭のテキサスの壮大な農場を舞台に、人間の弱さともろさを美しい映像で描く。第32回カンヌ国際映画祭で監督賞、さらに第51回アカデミー賞🄬では撮影賞を受賞するなど、公開当初から世界中で高く評価され続けている珠玉の名作。日本では、約5年後の1983年に劇場公開された。このたび本作は、テレンス・マリック監督監修のもと4Kレストア化。
『天国の日々 4K』が4月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開となる。

監督は、『バッドランズ(地獄の逃避行)』(73)で初メガホンをとり、『シン・レッド・ライン』(98)や『ツリー・オブ・ライフ』(11)などで数々の賞を受賞し続けているテレンス・マリック監督。この作品に全てを注いだマリック監督は、次回作の『シン・レッド・ライン』までの20年間、1本も映画を撮らなかったことは、長年にわたり映画界の伝説として語られている。

本編の夕暮れ時のシーンは全て、“マジック・アワー”と呼ばれる、1日にわずか20分しかない日没間近の柔らかい光の中で撮られ、本編のほとんどをこの時間に費やすという極めて異例の方法で撮影された。手がけたのはエリック・ロメール監督作品に多数参画し、フランソワ・トリュフォーらヌーヴェル・ヴァーグの作品でも撮影監督をつとめたネストール・アルメンドロス。

この2人の狙い通り、絵画のような非常に美しい画作りに成功したが、その極度なこだわりのため、スケジュールや予算は大幅に超過。プロデューサーのバート・シュナイダーは自宅を抵当に入れたという。アルメンドロスは、次回作が控えていたため、ハスケル・ウェクスラーに撮影監督を引き継ぎ完成させた執念の一作となった。

【𝐒𝐓𝐎𝐑𝐘】
20世紀初頭のテキサス。シカゴを追われた青年ビリー(リチャード・ギア)と妹のリンダ(リンダ・マンズ)、ビリーの恋人アビー(ブルック・アダムス)が流れ着いた。裕福な地主(サム・シェパード)のために麦刈りの仕事をすることになるが、病に侵された地主がアビーを見初めたことからビリーらの関係は思わぬ展開を迎え……。

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