つらくてどうしようもなく悲しい日ってあるよね #168
土曜日から日曜日にかけて、久しぶりに散々な日でした。
金曜日が飲み会だったので寝るのが深夜1時過ぎになり、土曜日はいつもより遅めの朝9時過ぎに目覚めた。睡眠時間としてはよく寝ているのに、どうにも頭が痛い。お酒も飲んでいないのに。
昼頃に夫は用事で出かけ、帰宅する頃に駅前で合流してそのままスーパーに行こうと話し、私はジムに行こうと着替えたんものの、なんだかだるい。気も乗らない。一旦昼寝しようとなり、気づくと夕方になっていた。夫からはLINEが。メッセージを見ると、「●分に駅に着くよ」と書かれた、その●分が数分後に迫っている。
「今起きました」とだけ返事し、起きあがろうとする。追加で寝たのに、やっぱり頭が重い。眠くてぼうっとして、それでも夫が買い物を始めているからスーパーに行かなきゃと思い、●分の10数分後後に「家出ました」と送る。いつもは全く使わない、泣いている白熊のスタンプもつけて。(このスタンプ初めて使ったと思う)。
なんとかエレベーターを降りてエントランスから10歩ほど歩いたところで、買い物袋を下げた夫と鉢合わせ。悲しくて、涙が出た。
なんで涙が出たのか。申し訳なさと体がだるいというのと約束を守れなかった悲しさとなんか色々。思い返してもよくわからない。ぐすんぐすんしながら家に戻る。夫は優しいので怒ったり責めたりはしない。けど、悲しい。
そんなダラダラした1日を取り戻そうと、夜20時ごろになって、ジムに歩きに行くことにした。えらい。YouTubeを見ながらのウォーキングを終えて、さあ帰ろうとした時、大雨が降っていることに気づく。
とりあえず夫に「雨降ってる」と送るも、雨雲レーダーを元に「一瞬止むみたいだよ」と言われ、待つことにした。それでも雨はやまない。「走って帰る🥺」と言い残し、ゲリラ豪雨の中走った。ジムから自宅は5分程度の場所だけど、靴はズブズブ、服はびしょ濡れになって、携帯も雨で効かないのでびしょびしょの服の裏側に包んで、とにかく走った。
そこで気づいた。自宅の鍵がないことに。私って物をなくすことが一番つらいんですよ。ジムに置いた覚えはないし(いつもバッグの中に入れている)、その瞬間に、走っている時にバッグから飛び出して落としたんだってすぐ分かった。雨に濡れながら、「ヤバい鍵なくした」と送り、インターホンで自宅に入り、びしょびしょなのですぐにシャワーに駆け込んだ。
「どうしよう、一回ジム戻って探さなきゃ。でも道端で落としたかもしれない。どうしよう」と喚いていると、夫が「俺行こうか」と見に行ってくれた。私はひとまずびしょ濡れなのでお風呂に入ったが、そこで気づいた。髪を乾かして追っかけようと思ったけど、鍵がないから自宅の鍵が閉められないじゃん。夫が土砂降りの中鍵を探しに行っている中、いつものようにまったり風呂に入ってYouTubeを見るのもなと迷い、とりあえず静かに風呂に浸かり続けました。(この時どうするのが正解だったのか知りたい)。
戻ってきた夫は「なかった」と一言。その後、「落としたとしても絶対道端だ」と思い、自分でもう1回見に行くことに。夫もついてきてくれて、土砂降りの中、二人でジムと自宅の間の道路を見回した。あまりの雨量で道路に水が溜まり、車が通ると水はねで左半身がずぶ濡れになった。つらい。鍵はない。ありそうなのに。なんで?暗いからしょうがないので、往復して家に帰った。夫は風呂に入った後だったので、もう一度シャワーを浴びた。感謝を述べた。私も頭を洗い直した。シャワーを浴びると、白い床に黒いゴミがたくさん散らばっていた。これが車にかけられた水によるものだと思うと憎い。
検索すると、警視庁にネットで遺失物届を出せるようで、それも出してみた。できることはすぐにやる点は偉い。
今日はとにかく寝て、明日スペアキーを作って、ジムにも電話してみようと話して、布団に入る。悲しくて涙が出る。夫の優しさもつらい。「ジム用バッグ、ちゃんと口が閉まる物を買おうね。買ってあげるから」と言われる。「バッグのせいじゃない!」って思ったけど、買ってもらえるならいいか。ちょっとバッグを検索する。
あと、鍵につけていたお揃いのキーホルダーも買い直さなきゃいけない。結構高かったよ。というか、私の鍵はタッチキーなのに、どうやって再発行するのかわからない。管理組合細則を見たけど書いていない。管理会社にも月曜日に連絡しないといけない。面倒。鍵がないってどうやって生活するの?出社しなきゃいけないのに。とにかく悲しい。昔ウミネコちゃんが鍵なし生活をしていたって言ってた気がする。一体どうやっていたんだろう。
そうしてスマホを触っていると、スマホもおかしい。スマホの下の方が反応悪く、文字を打とうとするとすんなり打てないのだ。終わった。スマホまで壊れた。Pixel6って防水じゃないの?辛すぎ。出費多すぎ。すごく辛いけど、疲れたから割とすぐ眠れた。
そうして迎えた日曜日。スマホはいかれているので、PCにて修理の手配をする。鍵は諦めきれず、もう一度ジムまでの道のりを辿り、ジムでスペアキー(ジムの入室キーもつけていたのだ!)の手配をし、鍵屋に行き、という順で考えていた。
そうしてジムまでの横断歩道を渡った瞬間、雑居ビルのポストの上にあったんです。鍵が!私の鍵が!!!!!きらめく太陽の元、銀色のポストの上にありました。光って見えました。光が差していたかもしれない。
誰が拾ってくれたんだろう。昨日は暗くて気づかなかったけど、いつからここに? 雑居ビルのテナントの人とも限らないから、誰にお礼を言っていいのかわからないけど、「日本最高!」という気持ちになる。そしてすぐに「日頃の行いがいいからだなぁ」と思う。あんだけゲンナリして、涙したのに、どうでも良くなった。有頂天になるってこういうことで、思わず小躍りした。だって管理会社に連絡しなくてもいいし、ジムの再発行もいらないでしょう? 夫も「よかったね^^」とあたたかい眼差しで言っている。
ちなみに携帯も紆余曲折あり、修理に出しながら、新しい機種をゲットすることになった。よかったね。念の為スペアキーも作ったよ。
もう物は無くしたくない!
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