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応募しても無駄な求人=自分が対象外の求人には、応募しない!

先月からお仕事をさせて頂いている帝京大学 霞ヶ関キャンパスでのハロートレーニングの3月の講義が先日ありました。20名の受講生のうち1名は就職決定し受講終了とのことで19名の就職活動中の方々が受講されました。

講義のメインテーマは「リアルな求人票を見て、この会社が採用したい人を想像しよう!」です。講義中にネット接続した画面で、リクナビネクストやdoda、en転職、マイナビなど人材大手の転職サイトで、「職種:経理会計」、「勤務地:東京23区内」などと検索して出てきた求人の中からサンプルとして一つの求人を詳しくみて、この求人は男性・女性のどっちを希望しているか?年齢は何歳ぐらいまでOKか?皆さんと一緒に考えました

民間の人材大手の転職サイトに掲載されている求人は、「20代・女性が活躍中!」などと分かり易い言葉が出ていることが多く、法律で求人票に男女の性別や年齢を指定することが出来ない代わりに、このように社内や職場の説明をしている体裁で、「20代の女性を採用したいです」と言っているので想像する必要もないのですが、受講生から「この20代・女性が活躍中!」の求人に20代・男性が応募した場合は、どのくらいの確率で面接に進むと思いますか?との質問があり、「この求人に掲載されている写真が5枚あるけど、全部女性しか写ってないから男性が選考を進む可能性は0%じゃないか?」とか「いや、根拠はないけど20%は無理でも、5%ぐらいは可能性があるのでは?」などと盛り上がる場面がありました。

一方、ハローワークインターネットサービスでも同様に「職種:事務・経理会計」、「就業場所:東京」と検索して出てきた求人より、一つ二つ詳しく内容を見てこの会社が採用しようとしている人財の性別や年齢層を、皆さんでアレコレ想像しながら意見を出してもらい、正社員で給与が低めの求人は若年層の採用イメージとか、女性を採用したいパターンはこれだ!など、幾つかのパターン・イメージがハローワークの求人でも見えてくることを皆さんと共有できました。

そして最終的には、年代を横軸・年収(スキル)を縦軸とした図を見て、まず自分がどのポジションに位置するのか?確認してもらいました。次に求人企業がどの年齢層でどの程度の給与(年収)を出すつもりなのか?を図の上で確認し、自分と企業が同じゾーンにあれば採用選考が進む可能性が高いけれど、自分と企業のポジションが違う場合は、応募しても不合格になる可能性が高いことが図面上であれば理解し易いことが読み取れます。求人票からその会社がどんな年齢層を採用したいと考えているか?想像・仮説を立てることの重要性をお話ししました。

選考でNGとなる可能性が高い求人に僅かな望み・期待をかけて、多数応募すれば一つぐらいは合格するかも?という活動の結果、多数の「お見送り」連絡を頂いて気持ちが凹むぐらいなら、無駄な応募は極力減らして、合格する可能性の高い求人=自分を評価してくれそうな会社を探して応募する方がモチベーションを維持できると思います。

ついでのお話しで、アレもコレも多数の求人票を出して「全部応募しましょう!」とか言ってくるエージェントの言いなりになってはダメです!「練習だと思ってこの企業にも応募しましょう!」という言葉は要注意なぜならば…と大手エージェントの悪い点となぜそんな無駄なことをさせるのか?理由も説明していたら、受講生の方々から「今、エージェントからこんな求人を紹介されていて、自分の希望とは違うのでどう対応したらよいのか…」、「内定が出ている会社があるけど、第一希望ではないし、あまり入社したいと思えないけどエージェントの担当者が辞退するのはもったいないと何度も連絡が来るので悩んでます」などの質問というか相談が幾つもありました。

KPIがスピードとボリューム=早く、多くの求人に応募させるエージェントが相変わらず多いのは仕方ないけど、それに疑問や不満を感じる人が多くなっていることも感じる講義となり、私もとても勉強になりました。

アンプティパは、一つ一つ丁寧に頑張ります!

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