
首都圏・障害者求人数、12月は回復するのか?
ハローワークインターネットサービスに登録される首都圏の障害者求人・11月の月間合計数は1,879件で、前月・10月の2,745件から866件の大幅減少となりましたが、12月は回復するのか?先週のコラムでは12月・月初のデータが集計できなかったので推測ができませんとお伝えしました。そして、改めて12月の1週目のデータを集計した結果は下記のグラフになります。


12月・月初の突出件数は、東京だけでみると195件なので、11月:165件からV字回復をしており、コロナ禍以降で月間求人数が最大となった10月の月初・突出件数:199件とほぼ同じなので、このデータだけで考えると12月の月間求人数は最大値だった10月と近い数字になるのか?と思ってしまいます。
しかし、首都圏の合計=1都3県の12月・月初突出件数をみると384件です。コロナ禍の最中だった2022年の12月・月初突出件数が480件で、昨年・2023年の12月・月初突出件数が361件だったので、神奈川・埼玉・千葉の3県は月初の求人が少ない(東京だけ増えている)状況です。
首都圏=1都3県の求人全体の40%~50%が東京(神奈川・埼玉・千葉の3県合計は50%~60%)なので、12月・月初の数値が東京だけでもV字回復しているならば、首都圏全体の12月・月間合計数も11月よりは回復する見込みが高いと思います。
ただ、いつもお伝えしていますが求人数が増えても、その求人の中身が「最低賃金、短時間、簡単な仕事」で人件費をギリギリまで削ったような障害者求人が増えるのであれば、しっかり働いて相応の給与を貰いたい障害者は、自分に合う求人を探すことが大変になります。アンプティパは、たくさんの求人がある訳でなはいけれど、一人ひとりのご希望・条件に合う求人を、顕在化している求人だけでなく潜在的な採用ニーズまで、ご本人と一緒に探します。有名・大企業などのブランド?に惑わされることなく、本当に自分に合う仕事・職場・会社を探しましょう!

