漫才「家」

何ヶ月か前に書いたネタです。

ボ]ツ]どうもー
ツ]どうも(コンビ名)です。お願いします
ボ]いやー最悪だよ
ツ]どうしたんだよ
ボ]今の家に引っ越して2週間くらいなんだけどさ
ツ]あーそうなんだ
ボ]その家に昨日の夜、和田アキ子がいたんだよ
ツ]和田アキ子？！え？あの？
ボ]そう、あの和田アキ子。マジで最悪だよ
ツ]いや待てよ！お前和田アキ子と家で会えたらさ、嬉しいだろ。
ボ]は？嬉しい？なんで？
ツ]だってめちゃくちゃ有名だし
ボ]いやお前さ、有名ならなんでも良いの？いくら有名でも家に和田アキ子いたら嫌だろ
ツ]そうかなあ？
ボ]だってお前さ、家で和田アキ子を1人見たら、その家には和田アキ子が100人は潜んでるんだぞ
ツ]ひゃ、100人も？！そんなに？いや流石に嘘だろ
ボ]いやこれマジなんだって。和田アキ子って繁殖力めちゃくちゃ強いからさ
ツ]だとしても、100人もいたら流石に気づくだろ！
ボ]いやあいつらは隠れるのが上手いから俺らには普段は気づかれないんだよ。お前想像してみろよ
ツ]何をだよ
ボ]自分の家の自分の見えてない所に100人もの和田アキ子が蠢いてるところ
ツ]うわ、怖っ！
ボ]だろ？
ツ]だな、、、
ボ]しかも更に最悪なのがさ
ツ]うん
ボ]和田アキ子が家に出てすぐ退治しようとしたんだけどやっぱアイツ、中々強いのよ
ツ]うん、だろうな
ボ]だから全然仕留められなくて。で、なんとか弱らせてトドメ刺そうとした時に逃げられたんだよ
ツ]いやいいじゃん。弱らせるとこまでは出来たんだから、そのまま勝手に死ぬから良いんじゃないの？
ボ]実はな、和田アキ子って命の危険を感じると子孫を残そうとして卵を産むんだよ
ツ]卵？！和田アキ子哺乳類じゃないんだ
ボ]驚くとこそこじゃないだろ
ツ]え？
ボ]もっと増えるんだよ！ただでさえ100人もいるのに！さらに増えちまうんだよ最悪だよ！
ツ]ああ、確かに！
ボ]死にかけの和田アキ子が卵産むときどんな風に産むか知ってるか？
ツ]し、知らないけど
ボ]めちゃくちゃ怖いぞ
ツ]ええ
ボ]「あの頃は、ハッ！」の「ハッ！」で産むんだって
ツ]おいおい怖すぎんだろ
ボ]マジで最悪だよ。俺さ、前住んでた家でも和田アキ子大量発生してたんだよ
ツ]前の家でも？!それまじかよ
ボ]その時なんてな、まだ子供の和田アキ子から大人の和田アキ子まで、大中小様々な和田アキ子が家中ウヨウヨしてたのよ
ツ]そんなの夜も眠れないな
ボ]特に記憶に残ってることがあってさ
ツ]うん
ボ]ある日キッチンの電気つけたら雄の和田アキ子と雌の和田アキ子が交尾してたんだよ
ツ]和田アキ子って雄雌あったんだ
ボ]だから驚くとこそこじゃないって！和田アキ子が交尾してたんだぞ！てことはまた卵産まれるってことだからな！
ツ]ああそっか！うわやべぇな！
ボ]和田アキ子の雄と雌が体を重ねて、あの鐘を鳴らし合ってたんだよ
ツ]なんだその表現
ボ]もうほんと最悪だよ
ツ]まあでも前向きにも考えようよ。和田アキ子がいるメリットとかはないの？
ボ]そうだなぁ。あ、和田アキ子を主食にしてるトカゲがいるって見たことあるわ。
ツ]マジ？何で見たの？
ボ]Yahoo知恵袋で見た
ツ]なら信憑性あるな。Yahoo知恵袋は信憑性あるもんな
ボ]だからそういうトカゲ飼ったらエサ代は浮くからいいよな。
ツ]そうだな。そのトカゲは和田アキ子しか食べれないんだ？
ボ]うん。和田アキ子しか食べないらしいね。そこはアッコにおまかせって感じなんだろうな
ツ]なるほどな
ボ]ん？あ、ごめん！
ツ]え？
ボ]ご、ごめん、ゴキブリだったわ！
ツ]え？
ボ]なんかずっとゴキブリと和田アキ子のことごっちゃになってたわ！
ツ]おいマジかよ！やべえだろ！めちゃくちゃ失礼じゃねえか！
ボ]流石にやばいよな
ツ]いいよ今度一緒に謝りにいこ。気づけなかった俺も悪いから
ボ]まじ？ありがとな。
ツ]全然いいよ
ボ]じゃあ今度、俺ん家来て2人でゴキブリに土下座しよう。
ツ]いやそっちかよ。
ボ]ツ]どうも、ありがとうございましたー