【アニメ日記】「サノバビッチだぜ!」
日本のアニメは近年、海外で人気だから、それで日本語をかじる外国人も増えてる。
彼ら彼女らは、日本の声優の演技を好んで、英語吹き替えを選ばず、字幕版で視聴するマニアも少なくないという。
日本語が例え話せなくとも、耳が慣れると、少しずつ、断片的にでも日本語が聴き取れたりするものだ。
そうなると日本語の中に紛れてる外来語(英語とか)の単語も、そのカタカナアクセントまで含めて、妙にウケたりして。「エレガント」とか「マイブラザー」とか。
リンクの海外リアクターさんも、日本語耳が大分できてて、ダンダダン第4話のラスト、「サヨナラはちょっとlongtimeだし…」「ここは『また明日』だよ」、って言い当ててた。
4話のクライマックス辺りで、ターボ婆が「日本語喋れ」「やだやだ、英語なんて」と言った後、「そういう胡散臭いガキはよぉ、サノバビッチだぜ!」と英語スラングで張り合って見せたセリフも、ウケてた。
「サノバビッチ」(Son of a bitch)は英語圏じゃ、大分ポピュラーな悪口、悪態だものな。サノバビッチは直訳すると、「売女の子」。この悪口は酷いよね。目の前の相手にダメージを負わせたくて、相手の母親を、侮辱して見せる訳だから。
「お前の母ちゃん出べそ」をウンと辛辣にした感じ?
言ったら、「ホントの父ちゃん、誰だろな?」と暗に言ってるような、ニュアンスもちょっと含むよな-。
それくらい汚い悪口だから、英語圏でも行儀のいい人や、上品な場では、不似合いだよね。