
学マス・第3の新規楽曲について考察
※学園アイドルマスターをプレイしている方向けの考察となります。
⚠️本記事は各キャラ親愛度1~20の大きなネタバレを含みます。
本投稿では、1stライブ「初」にて披露された、完全新規曲である、花海 咲季の『EGO』や、藤田 ことねの『ふわふわ』などの立ち位置について考察をしていく。
1.『第3楽曲』とは?
これは私が個人的に定義している物であり普遍的な言葉では無い為、事前にその定義に着いて解説しよう。
『第3楽曲』とは、先程も提示した通りに「初」にて初披露され、学マス年末特番(1:13:42〜)にて全貌が明かされた楽曲達の事を指す。
花海 咲季の『EGO』を始めとした完全新規曲であり、各キャラの2ndシングルアルバムに各楽曲が乗せられる事になった。
何故、『第3楽曲』と呼ぶのか、数え方として直近で誕生日を迎えた篠澤 広の楽曲で例えてみよう。
1.光景←第1楽曲
2.コントラスト←第2楽曲
誕生日.メクルメ
3.コンテンポラリのダンス←第3楽曲
という数え方だ。
誕生日の楽曲は、学マス内にてキャラ実装されない可能性が高く、楽曲のみの存在となっている為別枠としてカウントしている。
つまり、ソロ楽曲かつ実装の可能性が高い楽曲。
それを私は第3楽曲として定義した。
2.立ち位置とは?
今回考察する、『立ち位置』についても説明しておこう。
第1楽曲、そして第2楽曲ではそれぞれアプリ内やカンファレンスにて各楽曲は立ち位置…いわゆる、どう言ったコンセプトかが名言されており
第1楽曲「そのキャラの象徴(アイドルとしてのオリジン)」
第2楽曲「親愛度10の向こう側(設定では主人公が歌詞執筆)」
という形で設定されており、主に第2楽曲に関しては公式から明言されている。
つまるところ、個人の実装楽曲には明確な時系列が設定されており、親愛度コミュの間を埋めるような話として整形されているのだ。
では、第3楽曲たる立ち位置は何か…という話になるのだが、これも公式からの言葉があった。
年末特番 1:49:50からの話である。
あのですね、『Choo Choo Chooo』ですね、今回ご紹介した、この『EGO』とかと同じ立ち位置とかに…ポジションとしては…
『Choo Choo Choo』とは、十王 星南の実装前pvにて披露された楽曲であり、音声すらもゲーム内実装されていない。
現在視聴するのは、YouTubeでのみ可能となっている。
この事から、幾つか想像が着くため考察してみよう。
3.第3楽曲、HIF優勝説
上記の情報を整理してみよう。
端的に言えば、第2楽曲まで共通している事がある。それは、明確に『NIA以前の出来事である』と定義されている事だ。
時系列を整理すると、キャラによってブレは存在するが
親愛度8~9(〜キャラによっては10)
第1楽曲
(〜キャラによっては10)第2楽曲
NIA編
となっている。
では、第3楽曲がどの立ち位置になるか?という話になる。
ここでキーとなってくるのは、先程の年末番組での話だ。
あのですね、『Choo Choo Chooo』ですね、今回ご紹介した、この『EGO』とかと同じ立ち位置とかに…ポジションとしては…
細かいことは語れない、という事も明言しており、楽曲についてコンセプト以外に言及する事そのものが今後のネタバレになるのではなかろうか。
そも、『Choo Choo Choo』がゲーム内で聞けないのも違和感が強い。
秦谷 美鈴や花海 佑芽もリリース後実装組だが、現時点で楽曲pvが公開されていない。
つまり、ゲーム内実装されない楽曲を引下げて実装されたこのキャラは異質といえるだろう。
だが、十王 星南とその他キャラには絶対的な違いがある。
それは、十王星南はゲーム開始時点で『一番星(プリマステラ)』だという事だ。
これは大きな違いだ。
そして、初星学園の生徒は生徒である以前に『100プロのアイドル』としての契約を結んでいる。
100プロアイドル、その卵の頂点。それが決まった時に会社はどうするか?
答えは単純。売り出すのだ。
この動画のサムネイルを見て欲しい。
「SENA JUO promotion video」
これは我々の現実世界に向けられたものではなく、あの世界で未だ十王 星南を知らないものに向けられたpvであると考えた方が納得がいかないだろうか?
もし仮にプレイヤー向けに制作されたpvだと言うのなら、ゲーム内実装されてないのは違和感が強い。
さらに言うのなら、プレイヤー向けに制作されたMVは「pv」という言葉が使われていない。
(プレイヤー向けの場合は「初星学園」という明記がされている)
「Choo Choo Choo」も、実装pvというよりMVという言葉を使った方が自然ではなかろうか。
それに、もしMVを制作するのなら実装が確約されたSSRの『小さな野望』を見せるのがプレイヤー向けだろう。
つまり、このpvは学マス世界内にて実際にリリースされた、「十王 星南のプロモーション」であると予想できる。
その上で、彼女はHIF後に自身の能力が成長限界を迎えた事を理解し、プロデューサーへの転向を視野に入れている。
つまり、ゲーム開始時点で十王星南がpvなどを制作するタイミングなど存在しないのだ。
しかし、現にpvは存在している。
プレイヤー向けでもなく、ゲーム内に存在していないのに、pvとして作られた。
であれば、コレは『一番星のマーケティング』として作られたpvだと予想するのが妥当ではないだろうか?
最もな理由として、概要欄を開くと「学マス公式サイト」ではなく「十王 星南オフィシャルサイト」が出てくるのが最たる例だ。

時期的にも、自身のポテンシャルを無理やり伸ばそうと、アイドルとして大成しようとしていた時期の作品と考慮すれば納得がいく。

時系列も
優勝→奮闘→『choo choo choo』→挫折→プロデューサー転向検討→本編
というふうに筋も通る。
本人がこの楽曲を歌おうとしないのも、恐らくこの楽曲で『一番星』を取ったからという理由を仮定すれば封印していた理由も着く。

彼女にとって、「もう成長できない」という事は忌避感を覚えることになるだろう。
「完璧な十王 星南」の象徴であった、『choo choo choo』。
HIFではコレの封印を紐解いていくようなストーリーになるのではなかろうか…という話は置いておいて、少なくともこの楽曲が十王 星南の一番星たる象徴というのはご理解いただけただろうか。
結論として、NIAにおける「campus mode!!!」のようなクリア後にライブ(もしくはpv ver)を見れる…として実装されるのがこの第3楽曲なのではないか?という話である。
十王 星南の楽曲実装順も、
第3楽曲(HIF優勝)
第1楽曲(主人公会合)
誕生日楽曲
というふうになっているならば、一番星となっている彼女の設定と時系列にも該当する。
そして、それらと同ポジションに該当する『EGO』やその他楽曲はそれに位置するのでは…という考察だ。
4.「コンテンポラリのダンス」問題
この考察をする時、最大の障壁となって立ちはだかるのが篠澤 広の第3楽曲、『コンテンポラリのダンス』である。
この曲、特段問題があるわけではない。
ある訳では無い…のだが、あまりに曲調が緩すぎる。NHKで流れていても違和感が無いほどに、ほのぼのとした空気感の曲なのだ。
これをpvにするのは、余りにも度胸がありすぎる。
日本で売り出したいkpopアイドルが、童謡のような曲を歌うpvを出してきたら私は広報をまっさきに疑ってしまう。
そのレベルなのだ。
しかし、私はこの1件に関してひとつの答えを見つけたのだ。
それが、コレである。


いわゆる、ファンの暴走。
篠澤広のファンの中で神格化された篠澤広は、もはや宗教のような扱いである。
この1件は13話で主人公が解決する、と言って触れられる事が無くなるが、お出しされた理由があるようにしか思えない。
ここから20まで触れられなくなるが、HIFにて制御が効かなくなるほど派閥論争が起きるのではなかろうか?
事実、篠澤広は『16世紀の出来事かな?』というコメントを残している。
ギャグのように見えるが、これはかなり深刻な問題だ。現代で言う逆カプ論争とか同担拒否とかそういったものに近い。
解釈で派閥が別れると戦争が起きやすくなる。かつ、篠澤広は今回の場合神格化されてしまっているため、本当に宗教改革で派閥が乱立していた16世紀の出来事みたいになっている。
この後想定できるのは、派閥同士での争いだ。
学マスPはこれの打開策として、神格化の破壊を目論むのでは無いだろうか?
大暴れしたファンを抑え込むために、現在は小さな策で住んでいるが、今後NIAの様な対戦型イベントに出る度に、狂信者達は数を増やして苛烈性を増していく。
ラーメン二郎なんかを見ているとわかりやすいだろう。
客が勝手にルールを作って、マナーを作って、本店の制御出来ない所まで普及してしまった結果、それが1部スタンダードになってしまう。
そんなローカルルールを守れない人間に対して攻撃的な店員も出てくるし、理解を示せない人間に攻撃的な客も出てくる。
そのような状況に1度陥ると、回復はかなり難しい。現に、「ラーメン二郎行ってみたいけど、変なルール多くて行きづらいなぁ…」と感じている人が多いのではなかろうか。
故に、篠澤広のHIFではファンの民度がテーマになるのではなかろうかと予想した。
今はまだ、デビューしたてで実績も少ない。
だが、NIAを優勝したとなれば話は変わってくる。
ファンの数が増えて、既存ファンと敵対したような新たな分派も増えるだろう。
1周年で実装されるだろうHIF編では、「HIFをどう優勝するか?」という篠澤の軸と、「ファンをどう制御するか」というプロデューサー軸の話が同時進行で走り、コンテンポラリのダンスへと繋がるのではと予想できる。
学マスPの手を離れて暴走し始めたファン達を統制する為に、彼らの最たる象徴の破壊をして「一番星の篠澤 広」として売り出すのではなかろうか。
神格化された事自体、本人や主人公にとっても完全に想定外の為、統制の為なら壊すだろうという納得感もある。
「コンテンポラリのダンス」は、そういった既存性を打ち壊す一手なのではないだろうか。
4.最後に
花海 佑芽の2曲目が実装されていないことがずっと疑問だったが、本件を考察するにあたって思い至った節がある。
それは、親愛度1~10が本人がどうやってアイドルと向き合うか?というストーリーに重きが置かれているという点だ。
つまり親愛度1~10の総決算であり、これからの自分の象徴が、第2楽曲である…という事だ。
しかし、花海 佑芽は親愛度1~10で致命的な欠点を抱えている。
それは、花海 佑芽はアイドルに向き合って居ないという事だ。


第2楽曲の象徴は、自身のアイドル像と向き合った新たな自分の象徴。
しかし、現時点では花海 佑芽は「姉に勝つこと」に執着しており、姉に勝ったあと…つまり、トップアイドルとして大成した自分が、想定として存在してない。
コレは第2楽曲の前提条件を満たして居ない。故に、第2楽曲がリリースされて居ないのではなかろうか。
しかし、現時点。
親愛度20になる事で、ようやく彼女は自分がアイドルになりたいという目標を持ち、アイドルとして大成した自分が想定に入った。
この事から恐らく、リーリヤの第2楽曲『極光』がリリースされた後、数ヶ月経ってHIF後期頃に実装されるのではなかろうか。
親愛度の総決算。それが、第2楽曲というのならば、恐らく花海 佑芽のソレは第3楽曲も兼ねる事になる可能性が高い。
以上を持って、第3楽曲に対する考察を終了とさせて頂く。
ここまで読んで下さった貴方に、深い感謝を。